物語設定
【人物】 【国家、地方】 【モノ、産品】
【人物】
ハーシェ:(第1編登場)
小国古イシュティ王国の長女。隣国ヴァンマエイドに国を滅ぼされる。旅の賢者ヒサイエ卿に、身分を捨てヒサイエの娼妃として振舞えるならと助けられ、シェイドアルカンに伴われる。
ヒサイエが立身出世してもイシュティに対する治世に感謝し愛人メイドを続ける。イシュティ女学校のメイド教師に就任。成人の儀ですぐ女にされてしまう生徒を思って閨技を使いまくる。ほぐしておく、隠語。
閨技として神聖魔法を使えるようになる。ヒサイエが射精する以上に精嚢の能力を上げてしまったりする。公爵領時代になると領民に対する医療行為についても活躍。ヒーリング、リフレッシュなどを使う。
ヒサイエ:(第1編登場)
異世界に召喚された現代人。賢者にして剣士との評価がある。塔の住人であるので各国が召抱えたがっている。ヴァンマエイドのイシュティ侵攻に脅威を感じたシェイドアルカンにおいて王の懇願を受けて住人になる。
数年後、軍師としてヴァンマエイドを撃破しイシュティの領主となる。男は奴隷として連れていかれるか成人していない男の子は皆殺しにされている。成人女子に種付け命令が出される。
後に、女子教育に力が入る。綿花、養蚕織物など女向けの工場制手工業を導入。
さらに、メイドが誘惑したシェイドアルカンの黒姫を娶りイシュティ公爵の地位を得る。
法律的女権の確立。戸籍、財産法などを確立。ただし、成人女子とは13歳以上の男を迎えた事のある女性で戸籍に男性の成人証明があって認められる。近代的な結婚制度の精神は人口増に貢献する社会体制の保護が目的でありイシュティの現状に則した制度となった。成人時期は13歳以上なら女性側の意思しだいである。
チカ:(第2編登場)
シェイドの娼婦。孤児で盗賊団に育てられる。明るく元気。素ははすっぱで大雑把であった。
ハーシェの女同士を経験させるために選ばれるがめろめろにされる。以後、ハーシェの召使いになりたいと申し出る。盗賊剣、進入用体術を収め、情報収集役となる。1,2歳年下のハーシェを格違いの相手と認め、呼ぶときはお姉さまと読んでしまう。護衛メイド。ヒサイエの指導で正統な小剣も扱う。ヒサイエからランボーナイフを継承する。
サーラ・デュー・フォン・レッグフォレスト男爵未亡人(第2編登場)
ヒサイエの城館の家怜となる。領地を持たない男爵家(平騎士と変わらない)で子供を作れないまま未亡人となる。自暴自棄で男達に体を与えたこともあったが子供が作れない婦人と自分と周囲の評価に傷ついていた。大変な麗人で『月に映える銀の三麗人』と貴族社交界で呼ばれた。シェイドアルカンの三麗人。(王妃、スカーフェルド、レッグフォレスト)
ヒサイエの種で妊娠する。後に嬢子魔法兵団に参加。
アン・マクファニー:(第2編登場)
ヒサイエ卿をシェイドアルカンに止めおくよう王命を受けて世話を命じられる騎士階級の未亡人。ハーシェ以上の献身を求められることになる。簡単にイッテしまう体にされる。のしかかられれば濡れ、抱き締められればイク、代表例。
護身短刀を使う。
リリア・マクファニー:(第2編登場)
アンの娘。イシュティ女学校教官となる。イシュティ公爵家の騎士不足から発生した護衛メイド。閨技、メイド技にたけたエリート。ヒサイエ直伝の刀使い。瞬発力のある太刀筋。居あい抜きも得意。ハナルタハルの戦いでは敵将ハーマン・ラズと一騎打ちで打ち取る。剣豪。
アスミラ・フォン・スカーフェルド:(第3編登場)
『青いサファイヤ』魔術家系スカーフェルド伯爵家の息女。ある事件がきっかけでヒサイエに助けられる。女学校でメイド教育、特に閨技を魔法を使うために徹底的に仕込まれる。(仕上げはリリアに)アンの閨の生徒。のしかかられれば濡れ、抱き締められればイク、代表例。
ローザ・フォン・スカーフェルド:(第3編登場)
ある事件で夫一族皆殺し、薬でメス犬メス奴隷に洗脳され落とされる。
その後助けられ、『青いサファイヤ』魔術家系スカーフェルド伯爵家の女伯爵を継承する。生んだ娘は公爵家のメス奴隷にするとイシュティ公爵家の家臣として永遠の忠誠を誓い。貴族の子弟の童貞を食いまくる。娘製造マシーンと化する。
黒姫:
名称未定、シェイドアルカン王家名も未定。現国王名も未定。登場初期には幼いが非常に利発。王家の紋章は「黒地の双頭蛇竜」
アーレ・フォン・チェグウィデン伯爵:
ヴァンマエイドの宿将。経験を積んだ名将で常勝ヴァンマエイドの切り札。戦略眼に富み味方の逐次増援を撃破し続けるヒサイエ軍に対し後方集結で軍を再編した。ハナルタハルの戦いでは王命で正面戦闘を強いられる。
ハーマン・ラズ:
チェグウィデンの部下。小姓上がり。剣豪と言われ戦場での一騎打ちで最強といわれれたが嬢子軍との戦闘で敗れる。
グイド・マクファーネル:
チェグウィデンの参謀。
ポーラフ・マクファーネル:
テナス・フォン・ズリデリン大公:
ヴァンマエイド国王の叔父。シェイドアルカン戦争を起こした張本人。拡張欲にあふれた国内貴族を引き連れ軍を国境に進撃させるが逆攻撃で損害を出し国境での戦闘を長期化させた。初期には大量の傭兵と戦争奴隷、領主軍を引き連れたが補給を常に撃破され士気崩壊を起こす。ヒサイエの機動戦とシェイドアルカン軍の国境集結があまり迅速だったので国境を突破できなかった。シェイドアルカン軍に降伏するもヒサイエの意見で首をはねず、和平条約で返却される。
アーネン・パトウィナス:
アイデン・ファーン:
エリス・パトウィナス:
オットー・ファーン:
【国家、地方】
統一帝国崩壊後の長い小国分裂時代が大陸で終わりを告げようとするとき。我こそは列強たらんとする国家達は諸国をあらゆる手段で併合しようとしていた。
イシュティ(古イシュティ、ヴァンマエイド領イシュティ、イシュティ公爵領):
長い歴史を持つ小国。統一帝国時代から続き交易盛ん・・・だった。
ヴァンマエイドに占領され徹底的な搾取を受ける。古い伝統を徹底的に破壊するため領内の男は子供と老人は皆殺し、使える男は奴隷としてヴァンマエイド本国で使役した。
その後、シェイドアルカン領となるがヴァンマエイド軍を殲滅したヒサイエを公爵として配置し備えとする。
後年、アプテの樹液の一般利用により女児比率が高いまま推移する。
南方には諸侯国、アルマイア、シルマ公国、ルンデニウム都市連合などがひしめく。南方諸国は大国の軍事行動に恐怖感を持っておりヴァンマエイド、シェイドアルカンの消耗を画策した。
ヴァンマエイド:
武力拡張を続けた帝国。奴隷、戦争奴隷を使い。領土拡張欲が非常に強い。
だが小国とは言えないシェイドアルカン軍に数度の敗北を喫しハナルタハルの戦いで決定的な敗戦をする。
和平としてイシュティ領とその周辺部を保証占領される。この後、ヒサイエの策略で周辺国から侮られる。シェイドアルカンの国力差が付いてくると徐々に大人しくなる。
衆道は国の習い。帝国首都はグーデン。
シェイドアルカン:
山がちな中型国家だったがヒサイエを召集し軍制改革を行なう。兵の数より軍の質。
貴族達の反対を押し切り軍権の半分を王に一元化した。騎馬、槍、弓、をコンパクトな軍団にまとめる。馬車を大量使用した補給と兵員移動で大国ヴァンマエイドに打ち勝った。
消費を活発にさせ貨幣制度を発展させる。酪農の進展など同時に馬と農具を普及させ生産性を飛躍的に高め。馬車が高速移動できるよう主要街道を広く整備した。整備した中にはのろし台、駅馬車伝令制度も含まれる。
ヒサイエが導入した紙製造により羊皮紙文化から一歩先んずる文明国家となる。
ハナルタハルの戦いでは幼い黒姫を使い王族旗を掲げて戦った。王国首都はシェイド。
シェイドアルカン王立仕官学校:
国王直轄領において徒弟制郷土騎士制度を全廃し王国軍士官(騎士)となるためにここでの卒業を義務化した。従来は直轄騎士が王より土地を与えられ有事の際は家臣の兵を率いて参集ということだったがこれを代官とし税を納めるように変えた。後継者は士官学校か大学校の卒業を必要とするとされた。後にイシュティ女学校院大学校も加わる。
1万人1個師団、定数は12000人、1個小隊12人、単純に言って1個師団に1000人の士官、2000人の下士官、9000人の兵ということになる。端数2000は補給や補充部隊として維持に必要な兵数も換算している。一人一食300円と換算すると食費だけで年間予算は40億円、円装備が一人10万とすると初期装備に12億円という膨大な組織となる。税の徴収が高度化されていないため現金収入はギルド税と郷土騎士から上がるもので多く無い。常備軍が各国で維持できないのはこのためである。
シェイドアルカン軍のこれまでの臨時動員兵力を6万とすると今回の改革で貴族がこれまでどおり臨時で準備する兵数は1万5千ということになる。従来型兵数残の4万5千の5分の1が常備軍のコストとすると9000人が常備できることになる。首都シェイドの近衛、警備、城兵を通常から2000人養っていたと換算すれば11000人がシェイドアルカンの常備兵力になりうる。ただし最初からこれは無理だと思うので新規常備兵の初期部隊は実験舞台として1000というところか。教導大隊というところ。余った8000人分の予算は新設する兵学校や街道整備で使う予算とする。84人の士官、168人の下士官756人の兵ということ。
シェイドアルカン王立大学校:
農学院を中心にヒサイエの提唱で設立。最初の目的は動植物の博物学的収集だった。蚕の発見や農具の改良、紙の生産成功、染色植物増にも貢献する。お茶、芋の栽培など農業産業の多様化にも貢献する。イシュティでお茶文化の開花を促す。
嬢子魔法兵団:
対ヴァンマエイド戦争終盤で編成された。ヒサイエ城館嬢子を戦場へ連れて行くためスカーフェルド女伯爵軍、レッグフォレスト女男爵、マクファニー家などが引率していった。サーラはこの段階で男爵家を継いだ。有志の看護兵団。実戦にも参加。薙刀を使う。
イシュティ女学校:
イシュティ公爵の居城(旧イシュティ王国城)の東丸すべてを使って設立された。全寮制女児教育機関。孤児や経済上娘を一人で育てられない母親から理由を問わず女児を預かる。後年、ヒサイエが書き残した魔法構造学を元に医学魔法や音声工学魔法など例のない分野を発展させるがこれは別の話である。
良妻賢母の教育を基本にするがハーシェの好みで音楽や声楽などの情操教育が最初から系統的に行なわれる。春夏冬の休みがある。
百合な行為は暗黙の推奨。徒弟期間に入ると優秀なものは城メイドになる。この中から選抜されるのが護衛メイドになると一般には思われている。
学校の紋章は古イシュティの「水瓶を奉げる乙女」。
【モノ、産品】
アプテの樹液:
一定濃度以上で経口避妊、性病予防薬。濃ければ避妊、薄めれば男児が生まれにくくなる。発展した娼館では経験的に使われていた。膣液がさらさら、すっぱめになるため、病原菌や精子を殺す役割をすると思われる。薄めた場合の効果は女児精子のほうが耐性があるためと思われる。
【イシュティ領ヴァンマエイド占領時代】
過酷な搾取が行なわれた。ヴァンマエイドにとって統治しにくかったため、占領後数年で男狩りが行なわれた。女装した男も狩るため、検めるときは全員服を脱がし屈辱的な行為を行なった。アプテの樹液が普及した。
【イシュティ公爵領、詳細】
領臣としてスカーフェルド伯爵家。
初代領主ヒサイエ・コバヤシ。
公爵領成立時の人口比率により、則した制度で統治する。
母系財産法の確立。女性が働き育児を行なうため工場制手工業などを選択的に発展させる。織物産業が盛んになる。綿織物が活発になると海を求めて南の自由国境を飲み込み小さな港を手に入れる。大拡張して綿花を輸入し織物を輸出をするようになるが、まだ後の話。
父親が重なる場合があるため。近親性交のタブーはない。(禁止規定をあえてつくっていない)、近親出産の場合の可能性については教育される。
城の東丸はイシュティ女学院。護衛メイドという特異な人材により非常に高い治安維持能力を持つ。イシュティ公爵城は暗殺ギルド、盗賊ギルドにとって大陸でも5指に入るブラックリストの居城になるがこれも別の話し。(カリオストロ伯城などに並ぶとの評価)
イシュティの護衛メイドは「星追い狼」の紋章を付けることが許され。シェイドアルカン国内では騎士と同等の権利を有する。単なる召使ではなくイシュティ公爵の家臣として扱われる。