『近親交配』
「さあ、皆さん!“百人斬り”エレノアの登場です!」
おおおおおおぉぉぉっ!
けたたましい歓声とファンファーレに迎えられ、闘技場に出てきたのは筋骨隆々とした女戦士だ。
ブロンドの髪を短く刈上げ、精悍な容貌は凛々しく、なかなか美しい。
彼女はトップ・レスで紐のような皮製のショーツ以外身に付けずほとんど裸の状態で胸を張り、剣を片手に登場した。
胸筋の上に乗った小さな乳房がぷるぷると歩くたびに微かに揺れる。
この闘技場随一の女戦士は中央まで歩み寄ると歓声に応えるように見事に筋肉の盛り上がった片腕を高々と上げた。
「今回の彼女の相手は南部随一の暴れ者…シンディだぁ!」
おおおおおぉぉぉっ…
対面から登場したのはエレノアよりも小柄だが、しなやかな筋肉を有した年若い黒人の少女だった。
彼女はショーツすら身に付けずその筋肉で締まった肢体全てを衆目に晒し平然と歩み寄る。そして、エレノアの前に来ると白い歯を剥いて獰猛に笑い、開始の合図も聞かずに蛮刀振り上げて襲い掛かった。
ガッ!
「くっ!」
寸でのところで受け止めるもその斬激の凄まじさから体勢を崩すエレノア。
相手は若さに任せて強引に打ち込んでくる。
(私も…若い頃はこうだった…)
瞳をギラつかせ、ただ生き残りたいが為だけにガムシャラに相手へと挑んでいった。だが、彼女ももう28になる。
女闘士としては引退を考える時期だ。
彼女は体勢を崩しながらもその円熟した技量で相手の力を利用し、蛮刀を跳ね上げた。
若い黒人娘の手から蛮刀の柄が離れ、彼方へと飛んでいく。
エレノアは立ち上がると彼女に向けて剣を突きつけた。
「ぐるる…」
黒人娘は獣のような咆哮を上げると剣に怯まず組み付こうとする。
エレノアは冷静に剣を振り、横殴りに彼女の首を…
ぼとん。
…落とした。
うおおおおおおぉぉぉっ!
勝利で大歓声が起こる中、彼女は血刀を掲げて観衆に応えた。勝利の喜びは無い。足元に転がる少女の首を見るとむなしさだけが彼女の胸を締め付ける。
慣れることは無い。彼女の手はいつも血まみれだ。
「…よくやった」
「うん」
控え室に戻ると奴隷である彼女の飼い主が待っていた。今度の闘技で大分儲けたのか幾分口元を笑いで歪めて彼女を迎える。エレノアが短く応えると…
「あっ…」
背後から男に抱すくめられた。
「嫌っ…またアンタ…」
「いつもの事だろう…いい加減慣れろよ」
彼女の飼い主は彼女が闘いから戻るといつも彼女を抱くのだ。
「俺はお前の戦った後の匂いが好きだ。汗の匂いも、滴るお前の血も、斬り殺した相手の返り血の臭いも…興奮する」
男は彼女の乳房に手を這わし皮製のショーツを引き千切る。
そして、彼女の引き締まった太股に勃起したペニスを何度も擦り付けた。
「う、うう…」
エレノアは何度男に抱かれても慣れることはなかった。本気で掛かれば、こんな優男など一捻りに出来る。だが、奴隷が飼い主に牙を剥く事は死に繋がる。彼女は悔し涙を浮べ、そのまま男に貫かれた。
「ヒィッ…うっ…アッ、アッ…アン」
性交を嫌がり、犯されながらも彼女の声に甘い物が混じる。
闘技後の彼女は過度の興奮状態にあり、男を教え込まれた熟れた肉体はその快楽から逃れる事は出来なかった。
「アン、アン、あふ…アァン!」
「お前はいつもそうだ。セックスを嫌がりながら…俺を拒みながらこうして犯ってやると受け入れちまう尻軽だぁっ!」
「違う…ちがぁう…アぁン」
拒みながらもエレノアの喘ぎは止まらず徐々に大きくなっていく。既に足に力が入らず男の支えなくしては立つ事もままならない。
しととに溢れ出した愛液で股間を濡らし、その鍛えられた下半身は男に喰い締めて離さず、悦ばせる。
「お前を初めて女にしてやった時もそうだったよなぁ?最初は痛がってたが終いにはヒィヒィ善がり狂って俺にしがみ付いていた」
「やめて…言わないで…」
初めて彼女が闘技に参加したのは十二の時だった。
手傷を負い、必死で勝利を手にして帰った彼女を待っていたのはこの飼い主の手によるおぞましい破瓜の儀式だった。
泣き叫びながら犯され続け、夜が明ける頃には男が言ったように悦びの声を上げて性交を『もっと、もっと…』と強請った。そして、その時飼い主の精液を無防備に膣奥で受け取った彼女は…
「今日はもう一人お前の相手を連れてきているんだ。エルン出ておいで」
「は、はい…お父様…」
扉の影から出てきたのはふわふわした金の髪をを持つまるで女の子のような色白の少年だった。今まで彼らの行為を見ていたのか、頬を紅潮させ息遣いも荒く、鼻から熱い息を吐く。
「え、えるん。まさか…」
「そうだ…お前が二番目に産んだ。俺との間に出来た初めての男の子だ」
「イヤァッ…」
処女を失った性交で彼女は妊娠した。
男はいつも避妊をしない為、彼女は既に3人もの子供を出産してるのだ。
この男は息子をこの場に呼んで実の母親である彼女に何をさせようというのか…
「お前はもうこの試合で引退だ…お前は俺の妻になり、そして新たな女闘士を産み続けるんだ!」
「イヤッ、そんなのいやぁぁぁっ!」
彼女はこの飼い主が嫌いではなかった。待遇は最初から並みの奴隷に比べて格段に良かったし、初めて女の悦びを教え込まれた相手だ。だが、これ以上自身の死を伴うやも知れぬ出産の痛苦に耐え、子供を生むことなど考えられなかった。
男は泣き叫びながら拒否の声を上げるエレノアに更に非情な言葉を投げ掛ける。
「エルン…こっちへ来い。エレノアお母さんがお前に女の味を教えてくれるぞ。お前の子供を生んでくれる」
「な、なんてひどい事を…あ、あんたは鬼よぉっ!」
男はエレノアとその子供を近親相姦させて新たな子供を生ませようというのだ。
エレノアは男の神も恐れぬ悪しき行為に怒りの目を向ける。
「駄目なんだ…俺の種じゃあ。どうしても弱くなってしまう。もう俺達の子を…エレンのような目には遭わせたくないんだ」
初戦の相手が強敵に当たってしまった所為で既に長女エレンは闘技で死んでいる。
“百人斬り”エレノアの娘というレッテルはどうしても強い敵を呼び込んでしまうのだ。
エレノアが傷ついて帰っても平然としていた男は娘の死に直面し、その亡骸を抱き締めて号泣した。
『すまない、エレン…すまない…』と…
「他の男にお前を触らせるなんて考えただけでも気が狂う!ならば…ならばどうすればいいのか…か、考えたんだ。血を…血を戻せばいい!も、戻せば…お、お前のように強い女の子が…」
男の様子は常軌を逸していた。滝のような汗を拭き零し、目は彷徨い、唇はわなわなと震えている。男は最後に一際強くエレノアの膣奥にペニスを叩き付けると彼女の体を床に投げ出してそれを一気に抜き放った。
ビュッ、ビュビュッ、ビシャッ、バシャバシャッ…
「あ…ああ…」
息荒く床に横たわるエレノアの秀麗な顔にペニスから吐き出されたスペルマが落ちる。
硬い床に投げ出された痛みでのたうつ彼女に男は非情にも命じた。
「何時まで寝ている!早くエルンのち●ぽをしゃぶって大きくしろぉっ!」
まるで癇癪を起こした子供のような男の声にエレノアはのろのろとスペルマに塗れた体を起し、初めて見た性交の衝撃で呆然と立ち竦む我が子へと近付いていく。
「ま、ママぁ…」
「恐がらないで…きっと気持ち良くなるから…」
エレノアはそう優しく言うとまだ幼い我が子の半ズボンを中のブリーフ・パンツと共にゆっくりと脱がしていく。
「ああ…大きくなったわね。エルン…」
其処に現れたのはまだ大半は包皮に包まれているものの、ピンクの亀頭部を僅かに覗かせた無毛のペニスがしっかりと勃起していた。
エルンとはまだ小さい時に引き離されてから祭りの時にすら会うことはなくなっていた。
小さい頃オネショの世話などで見た小さな突起はもう大人の物に成長していた。
エレノアは時の流れの速さと、腹を痛めた我が子の成長に胸が熱くなる。
彼女は躊躇いも無く少年のペニスの包皮を舌で剥き、口中に飲み込んだ。
じゅ、じゅぷ…
「んっ、んっ…」
「あっ!ママ…あぁん!」
エレノアが首を前後左右に激しく振り、男に教え込まれたフェラチオを愛しい我が子に施すと、少年はあまりの快楽に棒立ちになり、時折快楽に押されて海老反った。
「ママァアッ!ぼ、ぼく出る!出ちゃう!」
「あん!」
ぶびゅっぼびゅびゅびゅ…
エルンは瞬く間に達し、黄色味を帯びた濃厚な精液を噴出してしまう。
突然のことに驚き、思わず口を離してその勢いを頬に受けたエレノアであったが、直ぐに気を取り直し精液噴出す幼いペニスを咥え込み喉を鳴らして我が子が吐き出す青臭い雄汁を喉を鳴らしての飲み下した。
ごく、ごきゅ、ごきゅん!
「はぁ、はぁ…はぁ〜」
エレノアはその喉に絡まるほど濃厚な精液の味に陶然となってしまう。
暫し愉悦を味わう彼女の耳に届いたのは我が子の悲しげな嗚咽であった。
「うっ…ぐしゅ、ぐしゅ…」
「ど、どうしたの?ママのお口…気持ち良くなかった?」
「ひん…ひん…」
エルンは涙を手の甲で拭き伸ばしながら頭をブンブンと横に振るばかりで答えない。
「ふぅ〜…」
エレノアは一つ短い溜息を吐くと立ち上がると彼の頭を胸に抱き、髪を櫛付けるように撫で上げた。
「初めてだったんでしょう?仕方ないわ。恥ずかしい事じゃないの…」
「ぐしゅ…ほんと?」
「ほんとよ。まだ出来るでしょう?今度はママの中に入れて…」
エレノアはそう言うと床に横たわり愛しい息子の前で股を大きく開いた。
其処は金色の強い陰毛が生い茂り、先に男のペニスで穿たれたヴァギナは陰唇を食み出して淫らな蜜を垂らしている。
「早く出したのが悔しかったんでしょう?今度はしっかり我慢してママを悦ばせて…」
「ままぁ〜っ!」
エルンはその淫らな母の姿に興奮し、堪らずその頑健で筋肉質な肉体にむしゃぶりついた。
「あん!」
乳首を吸われると母乳を与えていた幼い頃を思い出し、逃れる事の出来ない母子相姦につい心が躍ってしまう。
エレノアはヴァギナを濡らして息子の勃起を受け入れた。
にゅぷん!
「ああっ…エルンのがアタシの…中に…」
「まま…ままぁっ、きもちいい…きもちいいよおぉっ!」
遂に禁忌を破ってしまったエレノアは興奮で一瞬気をやってしまう。少年は初めて体験する女壷の感触に感動を覚え、童貞を捧げた母親の膣奥へ向けて腰を揺り動かす。
それはまるで盛りのついた犬のようだ。
「二人だけで盛り上がっているんじゃない。俺も混ぜろよ…」
今まで自分の奴隷母子の近親相姦を嘲笑しながら見ていた男であったが、その淫靡な興奮が高まるにつれ我慢が出来なくなったらしい。嬌声を上げ、享楽に耽る母子を無理矢理女性上位に変化させるとエレノアの引き締まった臀部をなで摩り、割り開く。
「ま、待ってヤメテ!そ、そこは嫌なの…嫌なのぉっ!?」
小さな窄まりにペニスを宛てられるとエレノアはよほど肛姦が嫌なのか狂ったように泣き叫んだ。
「何を言っている!お前は“ここ”が大好きだろうがぁっ!」
ずぶぅっ!
男は尻を振ってアナル・セックスを拒もうとする奴隷女に嘲笑を浴びせ掛けると、彼女の涙乍らの懇願を無視して挿入した。
「ふひぎうぅっ!ぎうぅ…」
肛門を押し広げられる衝撃にエレノアは目を見開き、滂沱の涙を流す。
白痴のように瞳は見る見る光を失い口元はだらしなく開き切り、下に居る少年の頬に唾液を垂れ流す。
「あーーーっ、あーーーっ」
前も後ろも串刺しにされたエレノアにはただ甘い声を上げて己が内に入った二本の異物を絞り上げる事しか出来ない。もはや彼女は“百人殺し”の猛者ではなく二穴攻めのセックスに蕩けたただの雌犬に成り下がっていた。
「綺麗だ、エレノア…君はまさに戦と美の女神だ。俺は…嬉しい。この何人にも屈せぬ肉体を何度も汚し、孕ませたのだから!」
「ち●ぽが…“御主人様”のおっきいち●ぽが、お、お尻に…あーーーっ、あーーーっ!?」
エレノアは飼い主の男に肛門を抉られる悦びに哭いた。
ちゅぱちゅぱ…
「ままぁ…ぼく…ぼく、また出ちゃう…」
彼女の下で乳房を吸い、ヴァギナで抉っていた少年は肛虐に蕩けた母親の痴態に興奮を高めていた。
「あーーーっ、あーーーっ」
しかし、我を失ったエレノアに我が子の声は届かない。彼女は膣奥を叩き付ける若々しい肉柱の感触に酔った。
「いいぞ!いっぱい出してママを孕ませるんだ!俺も一緒に出すぞ!ママの尻の中に!」
「イクゥッ、イクッ!アタシ、いちゃう!エルン!御主人様!ごしゅじんさまぁぁぁっ!」
「ママッ、ままぁぁぁっ!」
三人は各々腰を激しく揺り動かし一気に愉悦の頂きに上り詰める。男は愛しい奴隷女の直腸に向け、エルンは自分が生まれた胎内に向けて新たな子種を流し込み、エレノアは前後の穴に注がれるスペルマの熱さを感じてそれら全てを刹那的な快楽を得る為だけに吸い尽くした。
ぼびゅっ、ぼびゅびゅびゅびゅびゅびゅびゅびゅびゅぅぅぅぅぅぅっ…
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!」
前後の穴に注ぎ込まれたエレノアは絶頂した。
傍らに母の胎内に子種を出し尽くしたエルンがへたり込む。
男は精液に塗れ荒い息を吐く己が所有物たるエレノアの肉体に欲情していた。
そのペニスは既に二度の射精をしたにも拘らずなおもそそり立ち、彼女に挑みかかっていく。
「ああ…ごしゅじん…さまぁ…」
「愛してるぞエレノア。エレノア…俺の女神…」
愛の言葉を耳元で囁く男…エレノアは幸福感を感じていた。
彼女を物として買い、死地に送り出す酷い男…
彼女の初めてを嘲笑と共に奪い取り、子供まで産まされた。
だが…それでも彼女は嫌いではないのだ。この男を…
いや、長く共に暮らす内、幾度も抱かれる内に何時しか彼女は心の奥底で男を愛してしまっていたのだ。
嫌な男だと思わないと犬の様に尻を振って擦り寄りかねなかった。
自我を強く持たなければ肉体ばかりか心までも服従してしまう恐怖があった。
そして、それは男が望む物ではない筈だ。
彼女は男が望むように肉体を鍛え上げ、強く気高くあり続け、その肉体を屈辱と共に穢され続けなければならないのだ。
この全てを捨てて男に甘えられる一時はけして長くない。
「ごしゅじん…さま…」
彼女は愉悦に揺られ、そのまま昏倒する。
この時、我が子に植え付けられた呪われた種は子宮の奥へと辿り着き“百人斬り”のエレノアを懐胎させた。
(終)