ランディ「おはようございます、オリヴィエ様！　今日もいい天気ですね！」
オリヴィエ「おはよ、ランディ。──今日も元気だねぇ……（笑）」
ランディ「はいっ！オリヴィエ様はどこかへ行く途中ですか？」
オリヴィエ「私？　私はねぇ、・・・あんたんトコに行こうと思ってたんだよ☆　なんて、ネ☆」
ランディ「えっ！？/////」
マルセル「（あーあ、ランディ、固まっちゃたよ…）おはようございます、オリヴィエ様。僕たちリュミエール様のところへお茶を頂に行くところなんですけど、ご一緒にいかがですか？」
オリヴィエ「リュミちゃんトコ？　──ん〜、そうだね……。よし、私も行こうかな」
（ナレーション）「一同リュミエールの館へ向かうその道ばたにひっそりと咲いている小さな花を見つけた。」
マルセル「あっ！すごくかわいいお花が咲いてる！」
オリヴィエ「え？どれどれ・・ああ、これはねー春に咲く花だね〜。そうか、こんな常春の聖地でも微々たる春の訪れを感じて咲いてるんだね〜・・ね？ランディ？」
ルヴァ「おやあ〜？　皆さんおそろいで、どうかしたんですか？」
オリヴィエ「今からリュミちゃんトコにね、みんなでお茶しに行くトコなの。アンタもどう？」
マルセル「おはようございます、ルヴァ様。めずらしいお茶を手に入れたそうなんです、ルヴァ様もご一緒しませんか？」
ルヴァ「リュミエールのところへ、ですか。それは楽しそうですねー。ご一緒させていただきましょうかねー。」
ランディ「おいっ、マルセル！そんなに声をかけて大丈夫なのか？だって、ほら、俺たちは…」
ゼフェル「おっ？何だ何だ？ぞろそろと。何かあったのか！？」
ランディ「（げっ！また増えた！？）」
オリヴィエ「『俺たちは』なんなのさ、ランディ」
ランディ「えっ！？いえっ！何でもないですっ。隠し事なんか何もないですよっ！！」
マルセル「ランディ！！」
オリヴィエ「しっかり『ある』って顔してるし、たった今あんたも白状したよね。『隠し事』してるんじゃないのさ」
ゼフェル「（…………コイツに隠し事なんて、どー考えてもムリだろ……）」
マルセル「あ〜もうっ！ランディ、どうするの〜？このままじゃバレちゃうよ〜」
ゼフェル「ていうかムリだろ、ムリ。諦めてバラしとけよ、マルセル（って、何隠してんだか知らねーケドよ）」
マルセル「（ボソ。）ぼ、別に僕はいいんだけど……。ランディがね……。」
ランディ「マルセル！早く行こうっ！すみませんっ。誘っておいて申し訳ないんですけど、俺たち急ぐんで、失礼しますっ！！」
マルセル「あっ！ランディ、待ってよー！あの・・・、ごめんなさいっ！失礼します。」
オリヴィエ「まーったく、バレバレの嘘ついて何が楽しいんだろうねー。まぁ、後で言わせるけどね」