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過去ログ [1]  2002〜5年分(計460冊)

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2002〜5年分ワード検索:条件: 表示:

◆2005/12/19(Mon) ブラック・ウォーター T・ジェファーソン・パーカー [No.448]

横山啓明訳 2003/02 早川書房 ☆☆☆

警察官アーチは妻を殺され、自らも頭部に銃弾を受けた。
その後遺症で感情を伴うことのできない記憶を保つことができい。
 消え行く運命の記憶。
 思い出すたびにやがて消えていく悲しい記憶。
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相変わらず心理描写が巧みです。
このシリーズ3作目ですが
 マーシ サモーラ 二人の今後も気になるところ。

◆2005/12/19(Mon) 百番目の男 ジャック・カーリイ [No.447]

三角和代訳 2005/04 文芸春秋 ☆☆☆

連続放火殺人犯を特定した報奨で刑事に昇進した異常犯罪担当刑事カーソン。
だが事件解決のためには◇連続殺人犯で医療施設に収容中の兄の協力という大きな代償があった。

 
百番目の男、それは常に暗闇で手探りする男。
相棒のジョークの中にカーソンという刑事の本質が語られている。
異常犯罪を犯す人間の心の闇の中に、ひとり踏み込むことの恐ろしさがひしひしと感じられる作品です。

◆2005/12/19(Mon) カインの檻 ハーブ・チャップマン [No.446]

石田善彦訳 2005/06 文芸春秋 ☆☆☆

死体を入念に洗浄するなど計画的で大胆かつ緻密な犯罪者ドラム。
死刑から逃れるためにFBI主任プロファイラー・キーナンに、新たな少年を狙った連続殺人犯の正体を明かすと取引を持ちかける。


自分の判断ミスで若いウィルを重責の任務につかせてしまったと思い悩むキーナン、
利用される小心な牧師、
そして・・・ドラムの最後の罠、それは悲しすぎる彼のプライド。

◆2005/12/19(Mon) サイレント・ジョー T・ジェファーソン・パーカー [No.445]

七搦理美子訳 2005/09 早川書房


幸せは自分のところには留まらない。
始まりに終わりを予見すると言うか、覚悟するジョーが哀しい。

決してわからない何か・・・
母親とジェーンが持っている、男を愛に導くのと同じくらい恥辱に導くもの。
わかるような・・・でも・・・やっぱり違うかなぁ。

◆2005/12/19(Mon) ラッシュライフ 伊坂幸太郎 [No.444]

2002/07 新潮社 ☆☆☆

ラッシュライフ、それは芳醇な人生 酔っ払いの人生。

老犬がキイになってます。
宮部みゆきにもお財布がキイになったこの手の作品あったなぁ。

◆2005/12/19(Mon) 嵐の予感 ヘザー・ローウェル [No.443]

仁木めぐみ訳 2005/11 ランダムハウス講談社 ☆☆

クレアは結婚相談所の帰りに殺人を目撃し、犯人から逃げる途中に頭を打って事件の前後の記憶があいまいになってしまった。
ただ犯人の顔を何かの写真で見たという記憶だけが強く残っていた。
事件を担当するワシントン市警殺人課刑事・ショーンと犯人を追い詰めていく。


新人作家さんのわりにプロットに新鮮味は全く無し。ただめちゃくちゃヒロインがタフなのは好み。

◆2005/12/19(Mon) 影の中の恋人 シャノン・マッケナ [No.442]

中西和美訳 2005/08 二見文庫 ☆☆

前作の悪役ノヴァクがなんと脱走。
元FBI捜査官コナーはエリンを守るために、熱い思いを隠し彼女の元に。


ラブシーンが熱〜い。
プロットがしっかりしているのでサスペンス度も及第点。
コナーって前作読んだ時は、もっとオッサンのイメージだったなぁ。

◆2005/12/19(Mon) 追憶のフィナーレ キャンディス・キャンプ [No.441]

細郷妙子訳 2005/11 MIRA文庫 ☆☆

三部作の最終完結話。
ヒロインヒーロは予想通りのコリンと盗賊ジャックでしたが
この二人の過去の因縁が予想以上のラブストーリー。

◆2005/12/19(Mon) 血のキスをあなたに ステラ・キャメロン [No.440]

大蔦双恵 005/01 二見文庫 ☆

隠された遺産が引き起こす殺人事件。
過去の犯罪者がまた手を汚し始める。


謎解き、etc、ポイントが絞れない。  まぁ・・・別にどうでもよいかぁ。

◆2005/12/19(Mon) 心ふるえる夜に タミー・ホウグ [No.439]

木下淳子訳2005/08二見文庫☆☆

祖父の承認を得ず農園を売ろうと画策する双子の姉。
その裏には大企業の工場建設や夫の上院選出馬の狙いがあった。


サスペンス度も多少あり。

◆2005/12/19(Mon) カリブより愛をこめて キャサリン・コールター [No.438]

林啓恵訳 2005/02 二見文庫 ☆

交通事故で意識不明の重態の母の隠された日記によって知った実父の正体は武器商人。

その父ドミニクはかなり徹底的に冷酷な悪人に描かれています。
でもそのわりには主要人物があっさり殺されない。
主人公たちも絵画盗難の公表や本名を名乗るなどかなりお間抜け??

◆2005/12/19(Mon) 霧に消えた約束 ジュゼッペ・ペデリアーリ [No.437]

関口英子訳 2005/04 二見文庫 ☆

イタリア北部のモデナでおこる連続殺人事件。
被害者は良家の子女だが娼婦や薬中のコスプレが施されていた。


展開はかなりミエミエで予想しやすい。
ラストの乱暴さには唖然。警察官がそれでいいんかい(^。^)

◆2005/12/19(Mon) レディ・エマの微笑み スーザン・エリザベス・フィリップス [No.436]

宮崎槇訳 2005/03 二見書房 ☆☆

脅迫に近い望まぬ結婚を逃れるためアメリカでのスキャンダルを画策するエマ。
不祥事を起こし出場停止処分中のプロゴルファー・ケニー。
この二人のラブ・ストーリー。

ちょっと訳に違和感がある。 

◆2005/12/19(Mon) 凍える瞳 クリスティ・ティレリー・フレンチ [No.435]

中西和美訳 2005/03 二見書房 ☆

犯罪組織のボスの妻という立場から逃亡してきた美女と過去の事件の傷を負う元警官とのラブ>サス。
ボスの悪辣さがこれでもかと言う感じで凄い。

◆2005/12/19(Mon) 追いつめられて ジル・マリー・ランディス [No.434]

橋本夕子訳 2005/04 二見書房 ☆

亡くなった夫の両親から子供の親権を取り上げられそうになって逃亡中のカーリー。
探偵社を経営する亡き夫の親友が彼女の行方をついに探し出す。


周りの人が良い人ばかり、姑にもそれなりの秘密があるらしい。

◆2005/12/19(Mon) ガラスのかけらたち ジェイン・アン・クレンツ [No.433]

中西和美訳 2004/12 二見書房 ☆☆

ディアトレッタと呼ばれるガラス工芸品(2世紀末〜4世紀)ハデスの杯を巡っておこる殺人事件。

ヒーロー・サイラスはアロハシャツがとっても似合う?セキュリティ会社経営者+探偵。
ヒロイン・ユージニアはグルメなガラス博物館館長。
事故死したコレクターの遺産が博物館に寄贈されたことからこの事件に巻き込まれていく。

◆2005/12/19(Mon) 月明かりのキリング・フィールド カレン・ロバーズ [No.432]

高田恵子訳 2004/11 ソニー・マガジンズ ☆

ジュリーは富豪の夫の浮気を疑って、深夜に夫を尾行中、女装のマック(探偵)に窮地を救われる。
ジュリーの命を狙う殺し屋は誰の命令で動いているのか。


ジュリーの父親から渡されたテディベアに隠された品物が悪者どもの狙い。
わんこ・ジョセフィーンの活躍で沼地からのお見事な生還。


◆2005/12/19(Mon) ラスト・ラヴァー ローラ・V・ウォーマー [No.431]

小林浩子訳 2004/05 集英社 ☆☆

地元記者兼TVレポーター・サリーのシリーズ2作目。
前作の恋人スペンサーとは冷え切った関係になっていて、どうやら彼には他に思う人あり?

今回は失踪した女優の行方を追ううちにハリウッド映画界とマフィアの関係に行き着くのだが、
プライベートビデオ(Hなの)を故郷の町中に配られるなど◇最悪の展開に。

悪いやつらがまだまだそれなりの罰を受けていなので、このシリーズ当分続くようだ。

◆2005/12/19(Mon) 神秘の森の恋人 ノーラ・ロバーツ [No.430]

清水はるか訳 2004/11 扶桑社 ☆

アイルランド アヴォンデール・フォレスト
深い森の中、500年の眠りの中で運命の女を待つ魔法使い。
自己を捨てた愛こそが本物!!というファンタジー。

◆2005/11/13(Sun) 遠い夏の英雄 スーザン・ブロックマン [No.429]

山田久美子訳 2003/12 ソニーマガジンズ ☆☆

米海軍特殊部隊SEALのトムは休暇で故郷を久しぶりに訪ねる。そこで昔馴染みのケリー再会しY
そんなある日、トムは死んだはずのテロリストの姿を目撃した。


トムのおじとケリーの父の二人の過去も並行して語られていきます。
このシリーズを読むのは二冊目ですが、可も無し不可も無しというところ( ;^^)ヘ..

◆2005/11/13(Sun) リスタデール卿の謎 アガサ・クリスティー [No.428]

田村隆一訳 2003/12 早川書房 ☆☆

図書館の棚で見て題名に馴染みが無いので借りてみました。
内容は全て再読のノン・シリーズもののクリスティーの短編集。
「エドワード・ロビンソンは男なのだ」が昔読んだ時と題名が違う感じがし、調べてみたら「エドワード・ロビンソンは男でござる」になってましたぁ。微妙〜な違い(^O^)

◆2005/11/13(Sun) ノー・セカンドチャンス(上下) ハーラン・コーベン [No.427]

山本やよい訳 2005/09 講談社 ☆☆☆

何者かに家に侵入され重傷を負ったマークは、病院のベットで妻が殺され生後六ヶ月の娘が誘拐されたことを知らされる。
そして義父に届いた身代金の要求の手紙。
犯人からのメッセージ、それは「ノー・セカンドチャンス」。


マークのシニカルなものの見方や、上下巻ともに展開の緊迫感とスピード感がよいわぁ。
ただ◇ 勧善懲悪 ◇といかない所が読後にむず痒さを残します。

◆2005/11/13(Sun) ラストチャンス・カフェ リンダ・ラエル・ミラー [No.426]

高田恵子訳 2004/04 ソニーマガジンズ ☆☆

離婚後双子を育てながらレストランを経営していたハリーの継父が殺される。警察官だった彼が捜査中の事件の資料を手に入れたハリーは身の危険を感じ着の身着のままで逃亡する。そしてたどり着いたのはラスト・チャンス・カフェ。

どこにも引っかかることなく(^ ^)サクサクっと読めました。
そのぶん・・・内容をすぐに忘れそう。

◆2005/11/13(Sun) 愛の輪舞 ベニー・ジョーダン [No.425]

小林町子訳 2004/04 MIRA文庫 ☆

ちょっと読むのが恥ずかしいハーレクインでもインターネットで予約できるので図書館から借りてみました。
かなり評判の高い作品だったので期待していたのですが・・・。
解説にバージニア・ウルフの「意識の流れ」を思わされる手法と書いてありますが、そこまでの高度さや難解さはありません。
4組の男女の恋、忌まわしい過去と驚きの真実ってとこでしょか。

◆2005/11/13(Sun) 訴追 D・W・バッファ [No.424]

二宮磬訳 2001/07 文春文庫 ☆☆

一年の長い隠遁生活を送っていたアントネッリは、妻殺しを依頼したとして起訴された検事の裁判の、特別検察官を引き受ける。
そして続いて引き受けざる得なかったもう一つの裁判の悲しい結末。


いまひとつ◇ 共犯者の現在の妻 ◇の行動に納得がいかなかったぁ。頭のいい人のはずなのにアントネッリにぺらぺらしゃべる内容の意図がねぇ。


◆2005/11/13(Sun) しっかりものの老女の死 ジェイニー・ボライソー [No.423]

安野玲訳 2005/04 創元文庫 ☆☆

友人のドロシー(老女)の死に疑問を持ったローズはその真相を探り始める。
彼女の死は遺産めあての犯罪なのか、それとも・・・。


夫の死から立ち直り始めたローズ、女性との友情は大事にしているが男性との関係はさして重要ではないようでして。

◆2005/11/13(Sun) 消えたニック・スペンサー メアリ・H・クラーク [No.422]

宇佐川晶子訳 2005/05 新潮社 ☆☆

消えた実業家ニックは人類の救世主か、それとも稀代のペテン師か。

抗癌ワクチン開発に絡む陰謀と言う大掛かりな題材のわりに、展開のスケールが小さいような気が・・・。

◆2005/11/13(Sun) 秘めやかな約束 ローリー・フォスター [No.421]

石崎美奈子訳 2004/04 ソニーマガジンズ ☆☆

ちょい太目のグレイス25歳が、三年越しの片想いの相手で危険な雰囲気をまとったヒーローと、ついにラブラブな関係になるというお話。
こういう単純なロマンス小説は、ヒロインに好感をもてるかどうかがブタさん的ポイントで、真っ正直なグレイスは〜合格でした♪

◆2005/11/13(Sun) 夜明けのメイジー ジャクリーン・ウィンスピア [No.420]

長野きよみ訳 2005/03 早川書房 ☆☆☆

20世紀初頭のイギリスが舞台。
ミステリー色は薄く、貧しい生まれのメイジーが学問に目覚めひとり立ちするまでの物語。
大戦に引き裂かれた悲しい恋や、戦争負傷者のためのコミュニティに暗くさす影など、戦争によって狂わされた人生の顛末が悲しい。

◆2005/10/10(Mon) 悲劇はクリスマスのあとに(上下) ノーラ・ロバーツ [No.419]

中谷ハルナ訳 1997/12 角川書店 ☆

アンティークショップ経営のドーラがオークションで商品を購入した直後から、彼女の周囲で不振な事件が続いて起こる。
間借り人の元警部ジェドとともに捜査に乗り出すが・・。


この元警部さん現役時代の出来事が原因でかなり病んでる。
付き合うのにはかなりの母性愛が必要かも。

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