(有)享楽商会@肉体接待
そこは極ありふれた喫茶店だった。
客は一組しかおらず、唯一の店員のマスターも厨房の奥に隠れてしまっている。
その寂れた喫茶店の奥まった席に唯一の客の一組の男女が座っている。
男は…いや少年はこの近くの公立中学の制服を着たまだあどけない、ちょっとのんびりした雰囲気を漂わせていた。
女性の方は年のころ30代ぐらいだろうか、なかなか美人のいかにもキャリアウーマンっと言った感じだった。
ビジネススーツをそつなく着こなし、熱心に少年に話し掛けている。
もっとも誰も二人が恋人同士だと思わないだろう。
おそらく、世話好きの美人な姉と、ちょっとのんびり屋のかわいい弟といった感じに見えることだろう。
しかし、話している内容はそんな想像とはまったく異なっていた。
「ですから、わが社としましては、是非とも高杉さんと専属契約を結びたく思っていまして」
「……はぁ」
少年、高杉良一は、ぼーーと熱心に動く真っ赤な唇を眺めていた。
先ほどから,スーツの美女は熱心に良一を勧誘していた。
キリッとしたビジネススーツを着こなし、きびきびと良一に判り易いように話を進めている。
まあ、勧誘といっても英会話のキッドなんかの、キャッチセールスの類でもない。
何故なら目前の女の人は良一を指名して、わざわざ学校帰りを捕まえてきたのだ。
「あの〜井上 涼子さんですよね、MATYAMA電気って会社の……それなら昨日来た男の人にお断りしたと思いますけど…」
良一は先ほど渡された名刺を見ながら、ドキドキして話し掛ける。
MATYAMA電気といえば業界3位の超大手家電メーカーだ。
名刺から会社の名前と彼女の名前はなんとか読めたが、肩書きだろう部分は、ゴテゴテとたくさんならび、良一には良く意味がわからなかった。
まあ、目の前の女性が相当高い位置にいる事はなんとなく分かる。
すると、突然目の前の女人がぐっと机をのりだし、良一のそばに顔を寄せてくる。
(うわ、すごいドキドキする)
良一はスーツの胸元から見え隠れする女の人の肌と立ちのぼる甘い香りにくらくらしていた。
「はい、先日の男は私の部下です、ご無礼を承知で再度訪ねて参った次第で……我が社としましてはあなたのような大変有用な人材に是非お力をお貸しして頂きたいのです」
井上涼子が机に深々と頭を下げる。
うわ、胸の谷間が見えそうだよ。
(良一君は女の子みたいだから、他の男子みたいにHじゃなくていいわよね)ってクラスの女の子の間で高感度一番の彼だったが、中学生らしい思春期の性欲だってあった。
どちらかというと、良一はクラスの同学年の女の子より、保健室の岡山先生(35歳人妻 ただいま教頭と不倫中)の色気たっぷりの美貌と抜群のスタイルのほうが気になっていた。
(親友の菅谷君は胸がないほうがいいっていうけど、僕はなぁ……)
「あの高杉さん?高杉さん?」
突然ドアップで目の前にスーツに包まれた重量感たっぷりのバストが、どんっと迫ってくる。
「はひぃ!……あ、その」
良一は冷汗を流しながらあたふたと椅子の上であとずさる。
「どうなさいました?」
「いえ……その胸が…いや…なんでも」
良一はあわてて目の前にあるレモネードをゴクゴクのむ。
「……ふふ……お話続けてもよろしいかしら、先日、私の部下では説明不足でしたようですので、私が出向いてきたのです、もちろん、お察しの通り高杉さんの貴重な技術特許についてです」
良一の貴重な特許。
それが、毎日のように彼のもとに日参してくる幾つもの企業の狙いであった。
もともと、良一の父、真作は無類の発明好きで、よくくだらない物を発明しては悦に浸るタイプだった。
ヘルメットに傘の突いた「カサイラーズ」、軍手に雑巾をつけた「どこでもサッサッ」、自転車の回転で洗濯機を回す……まあどれもこれも商品としての価値は皆無だった。
地元のテレビで発明王として取り上げられ笑い物にされるのが落ちだった。
しかし、その息子の良一は、父の唯一の成功品だった。
美人で聡明な母美鈴の血が濃く流れたおかげで、好感のもてる中性的な顔とおだやかな性格、そしてたぐいまれな閃きの能力をもっていたのだ。
さらに、父の影響ではじめた発明を、父真作は喜んでどんどん特許申請をおこなっていった……幼い良一の名前で。
そんなわけで現在、良一の発明した特許は莫大な物になり、そのどれもが確実に大金を稼ぐ打出の小槌となっていた。
もっとも、良一にくわしい化学や物理の知識があるわけがなく、その発明はどれもトイレの芳香剤置き、抜きやすい画鋲の刺しピン、台所の生ゴミを分別するゴミバケツの蓋、掃除機のノズルのアタッチメントだったりと、生活に密着したおもしろアイデアといった物がほとんどだった。
しかし、そのどれもが秀逸なアイデアで様々な企業の家電製品や生活商品に必ず取り入れられるユーザビリティにはかかせないベース技術として使われだしていたのだ。
その申請数、ざっと数百……一つ一つは小さい利益でも、全体としてその価値は天文学的なものになっていた。
「弊社としましては、良一さんにぜひライセンスの専属契約を結んで頂き、弊社の主力商品にそのノウハウを組み込んでいきたいと思っております、わが社のシェアはお手元のグラフを見ていただければお分かりになる通り、東南アジアの子会社通じて……」
セミロングの髪をさらっと流して涼子は立て板に水のように話し掛けてくる。
「はぁ」
だが、こまったなぁというのが良一の本音だった。
まだ中学生の良一に、こんな商談の話は事実よくわからなかったのだ。
父の真作と母美鈴がそろって仕事の関係で南米にいってしまったのが、先週の話。
いままではこういった勧誘は全て父が門前払いしていたが、『これを機会にお前も自分のことは自分で決めろ』と突き放されてしまったのだ。
それと同時に訪れたのが有名大手企業から新手のベンチャーまで多種多様な会社からの勧誘ラッシュだった。
国内外といわず無数の企業が良一の特許とインスピレーションを欲しがって、次々と名うてのエージェントや、幹部達を送り込んできていたのだ。
だが良一にとって契約はなんて実はどうでもよかったはずなのだが……
いつもなら、宗教の勧誘よりもすばやく断るのだが、今回に限りこの魅惑的なこのキャリアウーマンの笑顔にフラフラつらてしまったのだ。
大人の色香に負けてしまう中学生の悲しい性。
だが、そろそろ限界みたいだ。
渡された資料の分厚さと今日の数学の宿題が、美しい涼子の顔を見る欲望に勝りだす。
「あの……その話でしたら,お断りしてますんで…そのもう昔から取引してる会社がありまして…」
良一は目の前の女性が不快な思いをするのは承知で口をはさむ。
「あら……もしかして京洛商会のことですね」
「はい」
「でしたら、問題ありません、当方の知的財産担当の弁護士にも確認させましたが、高杉さんと京洛商会さんとで専属契約は結んでおられませんよね」
「……そこは僕はよくわからないので……ぜんぶ美由紀叔母さん…いえ、柚木社長におまかせしてるから……」
「京洛商会の社長さんですね、お若いのになかなかやり手と聞いてます…しかし、高杉さんには少し難しいかもしれませんが、いまの社会は合理化された契約社会なんですよ……お言葉ですが京洛商会さんは高杉さんの貴重な知的財産を無駄につかっていると思います」
にっこり笑いながらこちらもやり手の美人キャリアウーマンは辛らつな発言をする。
京洛商会……
そこが今唯一良一の特許を使いそのパテントの回収等の、特許の管理を行っている会社だった。
会社といっても社員は5人の小さな事務所だったが、その利益は一般の会社とは比べもにならないほどだった。
その女社長、柚木 美由紀は良一の叔母、母の妹にあたる人物だった。
母以上の美貌の美由紀はモデルとして活躍したが、その事務所が多額の借金で倒産、お世話になった経営者の老夫婦を助けたいと、必死に金策にまわる美由紀を見て、幼い良一が自分の特許を数点わたしたのだ。
美由紀も最初は冗談だと思っていたが、それが莫大な金を生み出すと、良一と父の真作の許可をとってモデル時代の仲間達とで会社を起こしたのだ。
それが京洛商会だった。
それ以来、暗黙の了解で良一は新しくとった特許の使用権を美由紀に任せていた。
美由紀叔母さん……。
良一はぼんやりと美由紀のことを考えていた。
今は27歳だが、モデルをやっていたころとプロモーションはまったくかわっていない。
いやそれどころか、さらに磨きがかかっている。
独身で子供のいない美由紀は良一のことを我が子のように大切にしてくれていた。
いつも父と一緒に仕事でいない母に代わり、良一の母親がわりを昔から勤めていた程だ。
良一にとっては、美由紀は母親であり、年の離れた姉であり、先生であり…そして…密かな憧れの女性でもあった。
(僕が年上の人に憧れるのは美由紀叔母さんのせいかもしれないなぁ)
っと、良一はぼんやり物思いにふけってしまう。
「高杉さん?どうしました?」
「え?いやなんでもないです」
あわてて頭の中の妄想を追い払うと良一はレモネードをまた口に含む。
「もしかして…また私の胸をみてたんですか?」
「ぶぶぶぶっ」
おもわず吐いたレモネードが机にこぼれる。
「きゃぁ」
涼子の白いスーツの胸元にレモネードの飛沫が飛んでいた。
「あぁ、ごめんさい、すぐに拭かないと」
「いえ大丈夫ですわ…………いえ、そうね、やっぱり拭いてもらいましょうか」
涼子は微かに思案するとすぐに笑顔になっていた。
「え?」
「ほら、そこのお絞りもってこっちにきなさい」
涼子は白いタイトスカートに包まれたお尻をずらすと、ソファーの自分の横をあける。
口調もいままでの丁寧な物とことなり、なんだが命令調だ。
「……あ…でも」
あまり気が強いほうでない良一はもう萎縮してしまっていた。
小さいころから美由紀叔母さんによく叱れていたので、年上の綺麗なお姉さんに命令されるとついつい従ってしまう悲しい習性が身についていたのだ。
「ふふふ……さあ、はやく」
涼子はまるで猫のように笑いながら、自分のとなりをポンポンと叩く。
「で、でも」
しぶる良一に涼子の目がすっと細まり、笑みが消える。
「はやくいらっしゃい、良一クン」
「はっはい」
突然妖艶な美女に下の名前を呼ばれて、良一は分けもわからず布巾をもって立ち上がる。
「ここに座るのよ」
「……はい」
良一は美女のすぐそばに座らされる。
良一が自分の言う通りに動いたのに満足したのか、涼子は笑みまたうかべていた。
タイトスカートから伸びた太腿がぴったりと密着し、甘い息が耳元にかかる。
「さあ、拭いてくれる?」
「……でも」
「でもじゃないわ、お拭きなさい」
突然、命令口調になる涼子に良一は逆らえない。
良一は震える手でスーツの胸元に布巾をそっとあてる。
「それはなに? 拭いてるつもり?」
「でっでも井上さん」
おずおずとする良一は、何故か厳しい目線をむける美女に気がつく。
だが、良一はその瞳の奥が、悪戯好きな猫のように輝いていることに気がついてなかった。
良一にはただ、目の前の美女が怒っているように見えたのだ。
「涼子さん、よ」
「え?」
「涼子さんって呼びなさい、良一クン」
「はっはい……涼子さん」
途端に、涼子に唇に笑顔が浮かぶと良一の頭をなでなでする。
「いい子ね」
「ちょ…僕はもう中学…」
「なに?良一クン」
すっとまた美女の瞳が冷たくなる。
「なんでもないです」
良一はおずおずとまた、スーツについたレモネードを拭きにかかる。
「ほら、もっと上よ、そう,胸の辺り」
「ここは…その……」
「ふふふ……強く拭くのよ」
突然、涼子の白い手が、良一の布巾を持つ手を掴むと、ぐいっとそのスーツを押し上げる巨乳に押しあてる。
「あっ」
「だめよ! 力をいれなさい」
涼子は強い口調で良一にそう命じる。
「僕……あの……」
「いいのよ、お姉さんがいい言っていってるのだから」
涼子は、震える良一の手を、ゆっくりスーツのボタンの間に差し込んでいく。
もうその手には布巾なんて掴まれていない。
「りょ涼子さん……」
「ん……ふふふ……良一クン…いいのよ、好きにして」
涼子は大人の女の余裕を見せ微笑んでみせた。
「僕…僕……」
その途端、いままでおずおずとスーツの中に入れられていた良一の手がグワシっとその巨乳を鷲づかみにする。
「ふふふ、気持ちいい?」
「……涼子さん」
驚いた手が離れようとするのを涼子はひきとめ、さらにもう一つの手をその豊かな胸に誘う。
「ほら、ここから手をいれて、あん、いいわよ,ブラウスのボタンはずしなさい」
「え、ああ……うん」
良一は言われるがまま、スーツの隙間から手を入れ、手首が入るぐらいブラウスのボタンを開ける。
もう何がなんだかわからなかった。
さっきまで知的に話していた大企業の女性幹部が、いきなり命令口調になったかと思うと、なんとその大きな胸を触らしてくれているのだ。
良一の手がブラウスの壁を越え、更に数枚の絹のような手触りの布をたくしあげると、突然指先に生暖かく柔らかい感触をかんじていた。
「……!!」
「そうよ、それがお姉さんのおっぱい」
涼子がやさしく笑いながら、甘い吐息とともに耳元に囁く。
「もっと触りたい?」
「……………………はい」
良一は真っ赤になって下をむく。
「ふふふふ、いいわ、あなただけ特別よ」
そう言いながら、美貌のキャリアウーマンは自分の背中に手をのばし、服越しに何かをつまむとパチッと小さな音がする。
その途端、良一の手のひらと、魅惑の肉乳を妨げていた最後の障害だったブラがゆるく隙間を開ける。
「さあ、いいわよ、良一クン」
涼子は大きな胸を下から揉みあげるようにして、良一の手に押し付ける。
「涼子さんっ!!」
「あん」
良一はもう無我夢中で手のひらに触る美乳に指をめり込ませていた。
ぐいぐいっひっぱり、力一杯こねあげると肉が指の間から溢れでる。
「あん、だめ、痛い、もっとや優しく、ね、ああぁん」
「はぁはぁ……すごいです……すごく柔らかくてあったかい」
良一の手の勢いは多少緩やかになりながらも、大きな胸をぐにぐにと飽きることなく撫で、揉みまくる。
更に我慢できなくなったのか、その胸の谷間に顔を埋めて、スーツの胸元からこぼれる肉のふくらみにキスをする。
「あんっ、あぁ、くすぐったい…んっいいわ……んんん」
やがて、良一はコツを掴んできたのか、ゆっくりと円をかくように巨乳を揺らし、ぺろぺろと舐めしゃぶる。
「はぁはぁはぁ」
「あん…いいわよ…もっと大きく手をこねて…そうよ…ふふふ」
良一が色気に狂っているのを見ながら、涼子はくすっとやさしげに笑っていた。
「ああぁん」
稚拙な肉欲だけの荒らしい胸のもみ方、だがそれが良一だと思うと、涼子はかわいらしく思いおもわずまた頭を撫でてしまう。
「あん、そうよ、それを……指の間に…ああ」
教えたとおり、良一は指先で涼子の乳首が摘み上げ、ペロペロと嘗め回す。
「あぁん、いい子ね」
すりすりとその頭に頬を摺り寄せてしまう涼子。
(あぁ、どうして私ったら…仕事相手の…それも中学生におっぱい揉ませてるのよ!)
涼子は残った理性でここに至った経緯を思い出していた。
事実、最初はこの少年相手に商談をする気はまったくなかった。
涼子はMATYAMA電気の事業開拓部門のチーフマネージャーを務める切れ者として、業界でも自他共に認める逸材だった。
まだ30才の若さでも異例の抜擢だったが、だれも文句はなく、老獪でしられる重役連も彼女が同席に並ぶことに異論はなかった。
いや言わせはしない自信と実績があった。
それ程までに、彼女のキャリアと実績はすばらしかったのだ。
もともと涼子はこの特許のことは担当ではなく、同僚から資料をもらっただけだった。
たいして興味なくシュレッダーに放り込もうとした……その時、涼子のデスクに写真が一枚滑り落ちた。
それが高杉良一だった。
この少年に何か魅せられる物を感じ、彼女はすぐ資料を洗い直していた。
すばらしかった。
天文学的どころではない、彼がいればもはや業界を手にしたも同じだろう。
この契約をとれれば、次期副社長も……いや独立して本社以上の利益をすぐあげられる。
彼女にとって、おそらく一生に一度のチャンスだった。
そして、調べれば調べるほど良一のすごさに驚かされていった。
自費で数社の探偵を雇い良一について逐一調べさせ、同僚から急いで良一勧誘の仕事を譲り受けると、さっそく会いに来たのだ。
申請された特許の権利だけを獲得するなら、金銭と法的な様々手段を用いて享楽商会から取り上げる事とも,彼女の頭脳と手腕をもってすればたやすいことのように思えた。
少年と密接な関係にある享楽商会は、たしかに女社長はやり手だが、やはり経営の素人、いくつか穴が見え隠れしている。
涼子にとって相手はたぐいまれな仕事のネタにすぎない存在だったのだ……
(それがいつのまにか肉体をつかって篭絡しようとしているなんて……このあたしが!)
今までのキャリアで女の武器をつかって出世や仕事をした事がないのが誇りでもあった涼子は、自分の行動に自分でもとまどいながら、少年に豊かな胸を与えていた。
「あん、そうよ、あん」
「涼子さん……」
目線を下げると、うるうると子犬のような瞳が胸の谷間から彼女をのぞいている。
(そうよ、この瞳をみて、ちょっと困らせてやろうと思って、それで、隣に座らせて、それで……だめ、私深みにはまってる、やめないと)
「どうしたの良一クン」
涼子の口は心とは裏腹にやさしげな声をだす。
「僕……僕……」
色気に狂った少年は、涼子の胸を揉みながらこちらをみあげている。
「なにして欲しいの?」
(だめよ,私、相手は中学生なのよ)
良一はゆっくり顔をよせてくる。
「うふふふ、せっかちさんね」
(ああっ、あたし……もう)
涼子の顔が、少年に合わせるように横に傾き、ゆっくり下降していく。
「キスしてあげる」
(キスしたい)
もう涼子をとめるモノはなかった。
涼子の大人の唇が少年のそれをやすやす奪う。
ちゅ
最初は大人しい唇だけのキス。
しかし、肉欲に狂った三十女がそれでとまる筈がなかった。
にゅる
「ん!」
良一が目を見開くのを、長いまつげを伏せながらやさしげに見ると、そっと逃げられないように体と頭を抱き締める。
一気に舌で歯をこじ開けると、少年の口腔内を犯す。
「あうううぅうっ」
「うむううっ、んんん、じゅるる、んんんっ」
卑猥な音が響き渡り、やがて良一も熟女の舌を快く受け入れだす。
数分にもわたる長い長いキス。
涼子は少年の歯の裏から,口蓋、歯茎、舌の裏まであらゆるところを嘗め尽くす。
ずずずずずずっ
音を立ててたっぷりたまった唾液を吸い取り、ゴクリと飲み込む。
「んはっ」
「……ああぁ、ぷはぁ」
二人の口が離れても、しばらく舌だけが空中で絡み合っていた。
「ふふふふ、おいしかったわよ、良一クン」
「ぼく……こんな……はじめてです」
涼子は愛しい少年のあごに垂れた唾液をなめとってやる。
「あら、じゃあ、ファーストキス?」
「はい」
「うれしい、私が良一クンのはじめてのキスの相手なのね」
涼子は心底喜びながら、もう一度少年を抱きしめる。
彼女の胸にむくむくとこの少年に対する独占欲がわいてきていた。
「ねぇ、じゃあお姉さんのはじめても貰ってくれる?」
「え?」
良一は何がなんだかわからなかった。
好みの年上美女の胸に触れた上に、凄いキスまで……
次はなにが……
「良一クン、貰いなさい」
涼子の目が細まり、例の命令口調がでる。
「うん」
だが、良一は今回は彼女の口調の裏に隠された、やさしい響きに気が付いていた。
しいていうなら、母親がじぶんの愛しい子供に注意するような、もっともそこには母性とともに性欲の響きがまじっていたが。
「んふ、素直な子は好きよ」
涼子は、辺りを見回す。
いまだに喫茶店の中は他に客がおらず、一番奥まったところにあるこの席は、どこからも見られることはない。
「ふふふ、さあ椅子にもたれなさい、そういいわ」
良一を背もたれにもたれかけさせると、おもむろに涼子はその股間に顔をよせる。
「え!」
ジイイイイイイ
チャックがはずされとのと同時に、ブリーフを割るように良一のペニスがいきりたつ。
「まあ、大きいのね、素敵よ」
ちゅ
亀頭の先に魅惑的なキスが飛ぶ。
「あうう」
ぐっとペニスの根元が握り締められる。
「それじゃ、お姉さんのはじめてのフェラ貰ってね」
「え?……ああああぁ」
ベロリ
良一のペニスが一気に舐め上げられる。
さらにちゅちゅちゅっとキスの嵐が亀頭に飛び、チロチロと舌がペニスをはう。
「あうううううう」
「ふふふ…ごめんね経験ないから…ちゅ」
涼子はセミロングの黒髪を耳の後ろにかきあげて、わざと良一から自分のペニスが涼子の舌に舐められている所みせてやる。
さらに、かぷっと亀頭の先を咥えてあげる。
良一にはたまらない光景だった。
誰もいない,夕方の喫茶店、はたから見れば少年が一人、奥まった席で座っている様に見えるだろう。
しかし、実際は隣に座るスーツ姿の大人の美女が、ソファーに横になってペニスにフェラチオしているのだ。
「あうううう、もうだめですぅう」
「え!」
ドピュドピュドピュウウウウウ
突然、良一のペニスの先が膨らんだかと思うと、涼子の口腔内に精液を迸らせる。
「んぐっ…うぐ…ごほっごほっぐぐう」
喉の奥に直撃を受けた彼女はたまらず、机の上にあったタオルで口元を覆っていた。
「涼子さん」
「ごほ、ごほ、ごほ…………」
しばらくして、せきが収まると、涼子は口元をタオルで抑えたまま、思案気に美しい眉をよせる。
「……涼子さん?」
覗き込むその目の前で、ゴクリ、涼子の喉が動いた。
(まさか……涼子さん…僕の飲んでる)
良一がまじまじと見守るなか、涼子の喉がまたゴクリと動く。
こくり こくり
その度に、何かを蓄えるように膨らんでいた頬が萎んでいく。
やがて……それは綺麗になくなっていた。
「ふふふふ……ごちそうさま」
「涼子さん!」
良一はたまらずその豊満な胸に飛び込んでいく。
「あん」
「エッチすぎるよぉおお、あんなのアダルトビデオだけかと…」
「あら、ふつーそうよ、わたし男の人の咥えたのだって今日がはじめてなんですから」
うふっ、と笑いながら涼子は愛しい少年の頭を抱き締め、胸におしつける。
(よかった、こんなに喜んでくれて、喉に詰ったときはどうしようかと思ったけど)
椅子に座ったまま、二人はしばらくしっかりと抱き締めあっていた。
やがて……
「涼子さん」
「わかってるわ、お姉さんにまかせなさい」
太腿に先走りを滴らせる男根がこすりつけらていた。
「行くわよ、立ちなさい良一クン」
「でも……」
涼子は有無をいわせず、強引に良一の腕をとり、立ち上がらせる。
もちろんペニスは学生スボンのチャックからでたままだ。
「涼子さん……!」
「いいから、くるのよ」
(あ〜ん、やっぱり良一クンの困った顔はかわいい)
涼子にとって、すでにこの少年は大事な商談相手であると同時に、かわいいペットでもあった。
甘やかす時はたっぷり甘やかしてやるが、たまには少し意地悪をして困った顔をみてみたい。
「さあ、トイレまで行くの」
「あううう」
良一は股間を手で隠そうとする。
「だめよ……そうね私が隠してあげる」
そう言うと、立ち上がった涼子は後ろから良一を抱き締め、股間で勃起する男根を両手で握り締める。
「あら、先っぽ、でちゃったわ」
クスクス笑いながら彼女は良一を押して通路に出る。
中学生の少年が顔を真っ赤にして、ペニスをだしている。
そして頭半分背の高い年上のスーツ姿の美女が後ろから少年に抱き付き、そのペニスをしっかり握り締めているのだ。
(通路で誰かにあったら……)
良一はそれを考えただけで萎えそうだったが、背中に押し当てれらる巨乳に、耳をしゃぶる甘い舌、なにより強制的に勃起させられる男根をつかむ白い指に気も狂いそうだった。
(ふふふふ、すごいペニスどくどくいってる)
涼子はふくみ笑いをしながら、少年と店の中を横切る。
すでに店内に人はいない事は、先ほど抱き合った時に確認済みだ。
店のマスターも厨房に入っているし、外の窓からもトイレまでの道のりは死角になっている。
もっともそのことを良一に伝える気はさらさらなかったが。
「さあ着いたわよ」
「こっちは女子トイレですよ」
「いやなら、もうなしね」
完璧に主導権をにぎる涼子がわざと冷たく言い放つ。
「そっそんな……はいります」
(あは、かわいい)
涼子は、ぎゅぎゅと勃起したペニスを握りながら女子トイレにはいると、そのまま和式の個室に誘導する。
バタン
後ろ手に扉を閉めた瞬間、どちららともなく抱き締めあい、また口を吸いあう。
「んんん……ちゅちゅちゅ」
「あはぁ……ちゅじゅるるるる」
歩く間さんざんじらされた二人の熱は、すでにオーバーヒート並に燃え上がっていた。
涼子はトイレをまたぎ扉に体をもたせかけ、それに良一が抱きついている。
「あん……じゅるる…ん……あん」
「ああ、涼子さん」
我慢できなくなった良一は涼子の胸に手をかけると、力まかせにボタンを引きちぎる。
「ふふふ、我慢できないのね……いいわよ…あん…ほら」
涼子も興奮で震えながら自分でブラウスのボタンを引きちぎるようにはずすと、すでにブラから飛び出ていた巨乳をばっ、とむき出しにする。
「ああぁ、涼子さんっんん」
良一の二つの手が、ぷるんとこぼれた美爆乳をわし掴みにし、もみもみっと強く揉み上げ、すでに勃起している乳首にむしゃぶりつく。
「うあはあぁぁぁ、そこいいぃ」
「ちゅちゅちゅちゅるるるる」
良一は欲望のままに交互に吸ったり揉んだり、両方の乳首をあわせて噛んだりと涼子のスーツからこぼれるおっぱいにやりたい限りをつくす。
「あう、ああぁぁ、あうんんんんっ」
涼子は顎をあげ白い喉を振るわせるだけだった。
すでに、涼子の絹のように白かった巨乳は見る影もなく陵辱されつくしていた。
大きなおっぱいのいたる所には、噛跡や手形が残り、全体にまんべんなく良一の唾液が塗りこまれていた。
「ああ、涼子さんのでっかいおっぱい最高だよ」
それでもまだ、ちゅうちゅうと勃起した乳首を吸う良一。
「あは、お姉さんのおっぱい、良一クンにむちゃくちゃにされちゃったわ」
嬉しそうに涼子は少年の頭を撫でる。
「ちゅるる、ねぇ涼子さん、僕もう.僕」
「うん、わたしも、まって……あん、パンティ邪魔よ」
涼子は良一に胸を与えたまま、タイトスカートの中に手を入れ、もぞもぞやっている。
「なに?」
涼子は足を少しあげ、狭いトイレの個室の中でうごめくと、はらっと良一に薄いピンク色の丸まったパンティが渡される。
「うふ、お土産、いる?」
そこから匂う女の色香。
「涼子さんんんんんっ」
良一は絶叫しながら、腰を沈めると、目の前にある邪魔なタイトスカートをまくしあげる。
「きゃあぁ」
そこには黒く茂った密林と色づく桃色の大人の女の花びらがあった。
「ああぁ、これが、これがそうなんだ」
良一は指を一本たてると、その肉のひだの中心にむかってズブリとつきたてる。
「あううううう」
もちろん、涼子は良一が触りやすいように、和式トイレをまたぎ足を開いて立っていた。
「あうううううう」
さらに、良一はどんどん指を追加していく、2本、3本。
「あうう…あ…あ…ズボズボしちゃだめぁ……ああ良一クンぅ」
「すごいよ、奥の方がぎゅぎゅって指がしめつけて、それにほらドロドロ……ちゅ」
「あひぃいいいいい」
良一は肉ひだに吸い付くようにキスをすると、涼子の股間を吸いながら,徐々にその中心に舌をのばす。
「あ、あ、あ、あ、あだめぇ、良一クン、そこは…あはぁ」
「ズズズズズズズズっ」
吸い付く良一の顎から伝わるように愛液が流れ落ちる。
「ぷはぁ……すごいね、ここ、こうなってるんだ」
「はぁはぁはぁは……ああ…もう…ね」
ぶるぶるとスーツから剥き出しの巨乳をふりながら、大人の美女は中学生にぺ二スをおねだりしだしていた。
(もうだめぇ、良一をもらわないと、あたし、ああああ)
良一は立ち上がるともう一度涼子を抱き締め、トイレの壁に押さえつける。
「じゃぁ、じゃぁ、涼子さん」
「いいわよ、良一の童貞貰ってあげるわ」
涼子は、自分のほうが頭半分高い上に、腰の位置が更に高いため、蟹股のような姿勢になりながら、膝を曲げるとゆっくり腰を合わせだしていた。
「あぁぁぁぁ」
(いよいよね、あん、うまくいかないわ……しかたない……恥ずかしいけど)
「ここに入れるのよ、いいわね」
「……あぁ…はい」
涼子は片手で自分のヴァギナを大きく開くと中指で、膣口をぐるぐるとかき回す。
さらにもう片方を良一のペニスの先端に添え、ゆっくり足を大きく肩幅以上に開いて狙いをさだめる、徐々に沈めだす。
「あぁぁぁぁぁ、はいってますぅっ」
「うぅ、あん、いま私の中に良一クンが……わかるいま童貞食べてるぅぅぅぅう」
中ほどまで入った所で、お互い抱き合い、見詰め合うと熱い接吻を交わす。
「さあ、後は良一クンが奥まで入れなさい」
「はい」
ぐっと良一の腰があがり、涼子の腰を突き上げる。
「うああぁぁ」
「あんっ、ああぁ、きてるわよ、奥に奥に、ううう、いいわ、あたって……ああっ」
パンパンパン、良一は我慢ができなくり狂ったように腰を振り出す。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ」
それはテクニックもなにもない、ただ目の前にある淫肉の窄まりの中に欲望をぶつける、肉の交わりだった。
「ひぃい、奥にガンガンきてっ、ああぁぁぁ」
美女の秘肉を貪る少年の腰の勢いはとどまるところを知らず、パンパンとお互いの下半身をぶつけ、立ったままの姿勢で交じり合う。
やがて肉をうつ音に、激しい粘液の音が加わり、あたりに愛液と汗を撒き散らす。
「あが、ひぃ、ひぃ、ああぁ、すごいわ、良一クン、素敵、私の中ぐちゃぐちゃになってるわ、ああっ」
「あ、あ、あ、あ、あ涼子さん、しまって、ああ、とっ溶けちゃうよぉ、僕…僕…」
しっかり抱きあう二人は舌を出しあい絡めあう。
その間も、お互い立ったまま腰の振りはとまらない。
がむしゃらな良一の突きを、涼子が腰をくねらせて受け止める、更に深く交わり欲望を高めていく。
二人の間で巨乳がぶるんぶるんと揺れ、汗をまきちらし、唾液の橋が滴り落ちる。
「あぁぁぁ、もうもう、子宮の奥までズンズンきてるぅううううっ、いいわ、すっすごいわよ良一クン、どっ童貞なのに……こっこんな激しくっ…あっ、いかされちゃいそう、あぁ、いいっ」
「あぁぁ涼子さん僕もう出るよぉおおおおお」
「え?…だっ駄目、中はだめよ……中にだしちゃ、んあっ、妊娠しちゃうぅうう」
「でも、でも、僕もう……もう……」
「え…ああぁぁぁっ!」
その瞬間、良一は喘ぐ美貌の涼子をだきしめ、その豊満なバストに顔を埋め、しっかりと腰を固定する。
そして、奥の奥、ペニスがコツンとあたる肉の突き当たりまで、腰をズンッと突き入れていた。
「駄目、中だしは、子供できちゃぅっ、あひぃいい」
「ああぁ出るうううううう」
ドクドピュドピュドピュ
良一の体がピクピクと痙攣し、涼子がアクメに達し口の端からよだれを垂れ流す。
ピュピュピュ
最後の最後、残りの一滴まで、二人は下半身を密着させ、少年は一回り年上のお姉さんの膣奥に自分の子種を注ぎ込んでいた。
「ふううううぅ」
「ああぁ……わたし中だし……されちゃった」
にゅぽっと半立ちのペニスが膣穴から引きぬかれると、ドロッと泡だった精液と愛液の混合液が流れ落ち、ぽちゃんと和式便器におちる。
「もう、涼子さん、すごいよかったです……はぁはぁはぁ」
良一は満足げな顔で目の前の大きな乳房にもたれかかる。
「こら!何がよかったよ!中にこんなにだしして、赤ちゃんできたら、どーするの」
「え!……でも気持ちよすぎて……それに涼子さんもはなしてくれなかったから」
「なっなによ、ほんとにもう……はぁ……まあ今日は童貞喪失記念で特別許してあげるわ、特別よ」
(ほんとにもう、私だって中だしされたの生まれてはじめてなんだから……でもすごい量、良一くんのザーメン子宮の中でちゃぷちゃぷいってるみたい……ふふふ、そうとう気持ちよかったのね、良一クン、童貞にこの刺激じゃ膣内射精する味覚え込んでやめられないかもね、これは……ふふふ、まぁわたしも同じだけど)
怒らなくちゃいけないはずなのに、涼子は顔がにやけてしまう。
「……ほんとにごめんなさい……なにか……そうだ僕の特許を」
「いらないわ」
「え?でも今日はその話で…」
涼子は人差し指で少年の唇を閉じる。
「今はその話はなし…そうねぇお詫びの品は……今からホテルに……いく?」
うふっと涼子は笑うと少年に口づける。
少年は返事の代わりに年上の女性に舌を与える。
『ちゅちゅるるじゅ、ちゅ』
「………ねぇ今日の間なら、中に出すの何回でもいいの?」
「こら!味を占めない…………ほんとにもう、今日だけだからね」
そう言ってにっこりと艶やかに微笑む美女は、自分より一回りも年下の少年を優しく抱きしめるのだった。
END
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