ぴちゃ ぴちゃ ぴちゃ ぴちゃ
世界最高難易度を誇るダンジョン「凶王の迷宮」の奥深く、最下層に程近い一室で、粘液を舐め広げる音が部屋中に響き渡っていた。
「うおっ…あぁぁっ…ううぅ…くっくそぉ…やっやめろ…」
必死に声をあげ抵抗する人間の少年。
「んっ…ちゅ…んふふふ…くちゅ…ちゅる…んんっ」
そして、まるで絡み合い蠢く肉塊のようにその少年に覆いかぶさる美しい半裸の女達。
その白くすべすべとした背中からは人間ではとうていありえない、黒い蝙蝠のような羽が生え、それ以上に人間とは思えないほど美しく完成された肢体が、少年の体の上を余すところなく這いまわっている。
部屋に美女達の白い肌から滲み出した甘い魔性の匂いが充満し、まるで空気自体が粘性をもつようにねっとりと淫らに淀んでいた。
そう今まさに、300年ぶりのサッキュバス達による濃厚で貪欲な飽きること無い食事がはじまろうとしていたのだ。
「あんっ…んんっ…さっ…最高…人間様のそれも王子様の肌っ…んふ」
次女のラフィーネはテーブルに乗せられた幼いながら天賦の才を持つルクス王子の右足に侍るようにその身をこすりつけていた。
彼女は紫色の瞳を恍惚とさせ、王子の脚にその柔らかく豊満なバストを擦りつけ、伸ばした舌先で、太腿をチロチロと舐めまわす。
「うおっ」
それだけでルクスの体は敏感に反応し、まるで劇薬を飲んだかのようにビクンビクンと痙攣する。
「はうぅ…人間様…舐めちゃったわ」
そして舐めたラフィーネも、その均整のとれた肢体をビクビクと震わせて軽い絶頂に達してしまう。
……あぁ、もう死んでもいい…
サッキュバスらしからぬ満足感にひたりながら、ラフィーネはもう一度そっと舌を伸ばし、汗臭いルクスの太腿から腰にかけて今度は丁寧にねっとりと舐め回す。
「美味しいっ…美味しいの…・こんな素敵なものがあるなんて…んんっ」
男を狂わす効果のある唾液をたっぷりと塗りつけながら、その肢体全体を使ってルクスの右足に抱きつき、吸い付くような感触が自慢のスイカほどある巨乳から、濡れそぼった秘密の茂みまでたっぷりと擦り付けていく。
「はぁぁ、いいですわぁ、この匂い、あぁ、人間様臭くって、んふ、んっ」
そんなラフィーネの横では、こちらも酔った様に瞳を蕩けさせた姉のレイラが、肉感的な抜群のスタイルを妹同様に人間の左足に絡みつかせて、鼻をならし、妖艶な美貌で頬をすり寄せていた。
真っ赤な肉厚の唇から、とろっと伸ばされた舌はくねくねと動きまわり、拘束されている王子の肌を満遍なく舐めしゃぶる。
男を狂わせるためだけに発達したスケベな形のバストは、重量感たっぷりにたぷんっと揺れ、微妙なタッチでその先端の突起を擦り付けルクスの脚を愛撫している。
「あふぅ…んんぅ…いいですわ、ルクス様ぁ」
艶っぽく喘ぐ声と共に溢れ出る唾液が、まるで高濃度の媚薬のようにルクスの肌に染み込み、ヒルのように動く赤い舌がべっとりと舐め広げていく。
「ふふふ、ルクス様のお肌まるで赤ちゃんみたいにスベスベでとって美味しいですわぁ…れろっ」
レイラは、レロレロと少年の肌を舐めながら、白い指先でまるで芸術品を愛でるかのように王子の肌を撫で回す。
「ああぁ…ううぁぁ」
その度に、少年のすらりと程よく鍛えられた体が痙攣をくりかえし、黒髪の美女の予想以上に素敵な反応を返してくれる。
「最高ですわ、あぁん…ルクス様の体中、オネーサンがペロペロしたげますわよ、ふふふ」
太腿から徐々にその範囲を腰へと広げていく欲望で歪んだレイラの目線の先には、いまだに何とか原型を留める下穿きに隠されたルクスの盛り上がった股間があった。
「はうっ」
それを目にしただけで、百戦錬磨と言われた「黒い翼」のレイラの顔がトロンっと緩み、むっちりと突き出されたお尻がびくんっと震えてしまう。
「はぁはぁ…わたしとしたことが…恥ずかしいですわ」
妖艶な美女は、不覚にもそれだけで軽くエクスタシーを感じてしまった自分をはじらうように、そっと頬を染める。
「ふふふ、それでは、じっ〜くり、たっ〜ぷり堪能させていただきますわ、ルクス様」
レイラはちらりと上目づかいで、歯を食いしばり無駄な抵抗をみせている可愛い人間をみつめながら、またゆっくりとネトネトと蠢く舌と絶妙の指先で、王子の脚から這い上がるように責めだすのであった。
一方、欲求不満が爆発している姉達に、ルクスの下半身を奪われた二人の妹はというと、それはそれでちゃっかりと上半身をゲットしていた。
「ルクス、大好きっ…んっ…あぁぁ」
ルクスをまるで昔からの恋人のように呼びながら、甘い声をだすレン。
その緑色のさらさらとした長髪をゆらし、若い王子の右腕を抱き抱え込んで四つん這いになると、可愛らしい美貌を寄せていく。
すでに彼女が先ほどまで着ていた若草色のワンピースは脱ぎ捨てられ、本当なら人間様の目を楽しませるためにと鬼女ダキーニから譲ってもらったスケスケの下着も興奮のあまり脱いでしまっていた。
「はぁ…あぁ…ルクスぅ…なっ舐めちゃうわよ…可愛いほっぺ…私の舌でペロペロしたげる」
「やっやめろぉ…ううっ…くぅ」
はぁはぁと荒い息の発情したレンは、ふるふると震える舌先を、苦悶の表情を浮かべ耐えているルクスの顔に寄せていく。
ぺちょ
ピンク色の舌の先端が、待ち望みすぎて彼女の中で英雄化してしまっている人間の頬に、控えめにふれた瞬間。
「ふぁぁんっ」
四つん這いの彼女の体がまるで電撃に触れたかのように震え、あっという間に気をやってしまっていた。
レンの自慢の程よく膨らんだバストの先がきゅうっと尖り、つんと突き出した魅惑的なヒップの間からは熱い液体がトロトロと滴り落ちて太腿を濡らしていく。
「はぁはぁはぁ…いっいっちゃった…なっ舐めただけのにぃ…もっ…もう…私…」
緑の髪を頬にはりつかせ、はぁはぁと荒い息をつくレンは、うっとりとした瞳で目の前の彼女の王子様の顔を見つめていた。
まがりなりにも、サッキュバスの自分が獲物である人間の頬にちょっと唇を寄せただけで絶頂に達してしまうなんて、あってはならないことだったが……
まわりを見れば姉や妹もたちも、黄色い声をあげているので同罪だろう。
「ふふふ、ルクスは本当に本当の人間様なんだね」
レンはこの300年、いや凶王の迷宮に召還されて以来の最高の蠱惑的な笑みをつくるとぺろっと自らの唇をなめとる。
それだけで先ほど舌先にふれた少年の味が口腔内に広がり、レンの飢えた心と体に染み入っていく。
「私と一緒にたっ〜ぷり楽しもうね、ルクスぅ」
そう囁くと、レンはにっこりと微笑みながら、サッキュバス姉妹達の猛攻に耐え歯をくいしばっているルクスに可憐な唇を寄せていた。
「んあっ…んっ…んんっ…あぁ、ミル、いいっ、いいのぉ」
そしてその左、テーブルに大の字で拘束されるルクスの左腕の上には、四姉妹の末っ子、まだ幼い少女の姿をしたミルがちょこんと座っていた。
その頬はリンゴのように真っ赤になり、小さな口は半開きになって、はふはふと喘ぎ声を上げている。
そのわけは、ルクスの腕の上にペタリと座りこんだ小さなお尻が、こすりつけられるように揺れているためだった。
姉のレンと同様に、既に着ていたピンクのキャミも下着も脱いだミルは、彼女にとっては残念なことにまだ毛のはえていない少女の割れ目を、ぴったりと吸盤のようにルクスの腕に貼り付け快感の波に囚われていたのだ。
「ふぁ…んっ…んんっ…きっ…きもちいぃ」
ピンクのツインテールがぴょこぴょこと揺れ、まだ成熟していない丸みをもった腰がぐいぐいっと押し付けられる。
その度に、ミルの太腿の間に挟まれたルクスの腕で、暖かく濡れた割れ目が擦れて、くちゅくちゅっとスケベな音をたてていた。
「ふぁぁん…ねぇ、ルクス様…ミルのお兄ちゃんになってぇ…そしていつも可愛がってほしいの…んんつ、ねぇルクスお兄ちゃん…ミル、ミル…いく、いっちゃうよぉ、ふぁぁん」
ミルは鼻にかかった甘い声でそう言うと、小さな背中をきゅっと曲げ、ふるふると体をふるわせ軽い絶頂感に瞳を潤ませる。
ピンク髪の少女は、まだ幼く一筋の切れ目のようにみえる割れ目から、快感の蜜があふれさせていた。
「ふぁぁぁ…気持ちよかった…えへぇ、ルクスお兄ちゃんのお腕、ミルのエッチなお汁でもっとびちゃびちゃにしてあげるね♪」
無邪気なミルは、サッキュバスらしく淫らに可愛い笑みを見せ、また貪欲にルクスの腕に腰をこすりつけるのを再開する。
そして、そんな四匹の飢えたサッキュバスに体中を蹂躙され、肌に吸い付くような淫蕩な肢体にからみつかれている若き王子ルクスは…
「ううぅ…くぅぅっ…やっ…やめぇ…ううぅ」
喉の奥から搾り出すような声をあげ、いまだに必死に抵抗していた。
もっとも抵抗しているのは言葉だけで、テーブルの上に大の字に寝転がった彼の肉体はとうに意思を離れ、この世のモノとは思えない最高の肌で纏わりつくサッキュバス達のされるがままになっている。
「くうぅぅ…くそぉぉ」
正直言えば、はっきりいって気持ちがいい。
…というか言葉では言えないほどの快楽だった。
ねっとりと脚や腕にからみつくサッキュバス達の女の肌は驚くほど柔らかく、弾む乳房のふくらみの感触といったら…
ルクスは短いこれまでの人生で経験したことの無い興奮を与えられていた。
そして何より、甘く脳までしびれるようなサッキュバス達の声。
耳から入るその言葉は、やすやすとルクスの鍛えられた精神を懐柔し、肌にこすり付けられる美女達の唾液や愛液以上に、まるで即効性の麻薬のように体を蝕んでいく。
唾液を引いて開けられる真っ赤な唇。
ねちゃねちゃと音をたて這い出す長い舌。
たぷんと重そうに淫らにゆれる柔らかそうな乳房。
食べごろの桃のように色気をたっぷりと含んで突き出されたお尻。
淫らな汗を滴らせる真っ白く吸い付く絶妙の肌。
卑猥なダンスを踊りながら抜群のスタイルを絡みつかせる最高の美女と美少女達。
あぁ…もう…このままで…気持ちいい女の肉の中に…
ルクスの最後の理性は、絡みつくサッキュバス達の中に沈みつつあった。
「…って、だめだぁああ…俺はっ…ユリアーナ姫っ」
しかし次の瞬間、ルクスははっと心の中に必ず助けると決めた囚われの姫の顔を思い出し、快楽の中に沈みかけた自分の理性をひっぱりあげる。
さすがは王国一のがんばり屋さん。
…そうだ、ユリアーナ姫。
…ここで俺がモンスターに殺されては…誰が姫をお救いするんだ。
ユリアーナ姫の故国ミスタラ公国では、火竜ザゴールに皇女が攫われたと知るや、伝説ともいえる火竜の恐ろしさに怯え捜索隊を引き上げてしまったと聞いている。
唯一姫を救えるのは隣国でも指折りの屈強な騎士と強力な魔術師達を率いるグレイホーク王国の若き王子、そうルクスしかいないと言われていた。
…そうだ…おっ…俺が…姫を助け…なくては…
ルクスは自分の中にある姫への心と英雄志願の願望を奮い立たせて、必死に体中を蝕む心地よさから逃れようと歯をくいしばる。
「ねぇ、ルクス、そんなに力まなくていいわよ、私、ルクスと気持ちよくなりたいだけなんだから、ね」
そんなルクスの視線の隅に、左腕にまたがるようにして四つん這いになった少女が顔を寄せ、愛しげに頬に舌を這わせてくる。
「やっやめろ、この…けっ汚らわしい…淫売のモンスターめ」
ルクスはきっとそのレンを睨みつけると、快楽に溺れる自分を律するためにも大声をだして相手を罵倒する。
すいません母上、汚い言葉を使ってしまいました。
罵倒するのと同時に、心の中で亡き母上に謝るねっからいい人のルクス。
「んふぅ、かわいいっ」
だがルクスの精一杯の嘲りの台詞も、レンはまったく堪えておらず、むしろ王子が自分から話しかけてくれたのが嬉しいらしく、にっこり微笑みを返されてしまう。
しかも今度はその微笑む可愛らしい顔をルクスに寄せ、恋人のようにすりすりと頬を擦りせてくる始末だった。
「ううぅ…」
…きっ気持ちいい…じゃない!…いやだ…やめて…やめてくれぇ
ルクスは、心の中で絶叫しながら、必死に敬愛するユリアーナ姫の顔を思い出そうとしていた。
だが、瞼をとじて歯をくいしばっても、先ほど見た緑の髪のサッキュバスの笑顔が忘れられない。
なにせ可愛すぎるのだ。
一国の王子であった自分には様々な国の美姫達と謁見する機会があったが、これほど嬉しそうにそして幸せそうに微笑む美しい女性を見たことはなかった。
そんな可愛らしい女の子が、いまそのたおやかな裸体を彼の腕に絡みつけ、あまつさせ柔らかな頬を摺り寄せて甘えてくれているのだ。
だめだ、これ以上このモンスターの顔を見ては…
「ルクスぅ、ねぇ目を開いて私を見てよ、ねぇ、ルクスってばぁ」
そういいながら、形良く膨らんだバストをぺとっとルクスの肩口におしつけ、ちゅちゅっと顎先から耳元までキスを満遍なく与えてくる。
「やっやだ…みっ見ないぞ、見ないからな…うぅ、母上ぇ」
思わず昔の頃のように母を呼んでしまいながら、目をぎゅっとつぶり続けるルクス。
「だぁ〜め、レンを見て…ね」
だが、レンの柔らかい唇が、ちゅっと軽くルクスの瞼に接吻をしただけで、若い戦士の意思を裏切り瞼はやすやすと開かれていってしまった。
「ふふふ、やっと私を見てくれた…嬉しい」
そこには、涼やかな森の奥のように澄んだ笑顔で待つ美少女の顔があった。
その深い緑色の瞳は真摯にルクスを見つめ、微笑をたたえる涼やかな顔はまるで木漏れ日があふれ出るように癒しの輝きをはなっている。
もしここが凶王の迷宮といわれる死のダンジョンでなく、彼女がそこの住人の黒い羽をもつモンスターでなければ、ルクスは一秒とまたず恋に落ちていただろう。
「えへ、そんなに見つめられたら照れちゃうよ、ルクスぅ」
ほんのりと桜色に頬を染めたレンは、その濡れた唇の間からペロッと舌をだす。
その笑顔と仕草にルクスは性欲とは違う部分をガツンと叩かれ、理性を失いそうになっていた。
……いっ…いかんっ!こっこいつは…モンス…モンスターなんだ!俺を殺そうとしてるんだぞ!
まるで自分に暗示をかけるかのように、必死に英雄となるべく自分に課せられた使命を思い出し耐えるルクス。
しかし、そんな彼にお構いなしに本当に嬉しそうな笑みをみせる緑の美少女は、またちゅちゅっとキスの雨をふらせてくる。
さらに指先にあたる彼女の…いやモンスターの股間の茂みと、そこから滴り落ちる愛液がさらに彼を誘惑し、ともすれば、すぐにでも可憐な美少女を抱き締めてしまいそうになる。
「あぁレンずっこぃ…ルクスお兄ちゃんっ…ミルもするのぉ」
しかも、レンの可愛さを前面におしだした攻撃にほとんど精神力を奪われていたルクスに、今度は反対側から左腕を抱き締めていたミルが参戦してくる。
くちゅ…にちゅ…くちゅ
ピンク色の髪に幼い姿の童女のような可愛らしい女の子は、その姿とは裏腹にルクスの耳をはむっと噛むと、レロレロと淫らに舌を動かし耳の穴を嘗め回してくる。
「うひぃ…そっそんなところぉ…ううぅ」
まるでヒルのように動く少女の舌は、丹念にそして執拗にルクスの耳を嘗め回していく。
「んふふふ、ルクスお兄ちゃん、とっても敏感なんだぁ、ミルの舌でもっときれいきれいしたげるね」
えへっと楽しそうに笑う少女は、ほんのりと甘いミルクのような香りを漂わせながら、ルクスの顔を小さな手で押さえると、さらに耳穴深く舌をもぐりこませてくる。
「うがっ…ああっ…ひぃぃ」
暖かい少女の体温と、ねぶるような舌の動きにルクスの体はビクンビクンと激しく反応する。
「むぅ…ルクスぅ、私の時はそんなに反応してくれなかったのにぃ」
ルクスの顎先にかぷっと甘く噛み付いていたレンは、わざとむくれた声をだしてルクスの注意をミルから取り戻そうとする。
「ねぇ、ルクス、レンのことを嫌い?」
そんな悲しげな声が耳に届くと、レンの可憐な笑顔に侵食されたルクスの心の一部が「そんなことないっ」と叫びそうになる。
「…ううぅ…おっお前らモンスターを…好きなものかっ」
だが、強靭なルクスの精神はなんとかその欲望をおさえつけ、戦士としての矜持を保つ言葉を口にすることができていた。
しかし、人間の欲望に忠実に反応するサッキュバスのレンにとってルクスの心の渇望など全てお見通しなわけで……
「そんなに私のこと気に入ってくれてるなんて、嬉しいっ、ふふふ、じゃあ、とっておきのお礼をあげるね」
ぱあっと笑みを浮かべると、しなやかな指先でルクスの頬をなぞり、艶やかな唇をルクスの口の側までゆっくりと近づける。
「ねぇルクス、キスしてあげる」
愛らしくそっと唇を差し出す緑の髪の少女。
たしかにその整った美貌には、可憐な笑みが浮かび、この上なく優しげに見える。
しかし、その緑の瞳の奥にはサッキュバス特有の男を誘惑する魔性の力が爛々と輝いていた。
…だっだめだ、またあんな口付けをされたら…
先ほどの黒髪の美女の魂までしゃぶりつくすようなディープキスを思い出したルクスは、必死で顔を背けようと努力する。
「どうしたのルクス、キスしたくないの?キスしてくれたら、私の舌をルクスにあげちゃうんだけどな」
恥ずかしそうに可愛らしく頬をそめ、レンは透明感のある唇から、ちろっとピンク色の舌を出して見せる。
「どう?私はルクスにもらって欲しいんだけどな……そしてたっぷり嘗め回して欲しいな、ルクスに私のお口の中」
綺麗な顔立ちの美少女はそういいながら、ギリギリまで少年の顔に唇を寄せると、甘い息をそっと吹きかける。
「ああっ…」
まじかに迫るレンの唇はとっても柔らかそうで、そしてその間からチラチラとみえる舌は唾液で艶やかに光り、思わずむしゃぶりつきたくなるほど美味しそうだった。
「……おっ俺は…」
……ひっ姫…ユリアーナ姫…もっ申し訳…体が言うことを…きかない…
心の中でそう侘びながら、ルクスの強靭な意思にできたほころびと同じくして口がゆっくりと開き、緑の髪の美少女を迎え入れていく。
「ふふふ、たっぷり味わってね、ルクス」
レンは男を蕩けさす天性の笑みをうかべながら、透明感のある唇をそっと開き、ルクスの口に覆いかぶさっていた。
ルクスがレンの可憐な女の子のお願い攻撃で口を奪われている頃。
下半身に絡み付いていたレイラとラフィーネの美女姉妹はというと、ねぶるようにゆっくりと這いあがり、ついに下穿きに押さえられビクビクと脈打つ股間の膨らみにまで到達していた。
「んふふふふ、ついにこの時がきたわぁ、あぁ、濃厚な殿方のいい匂いがしてますわ」
ぺろっと舌舐めずりをしたレイラが、小鼻をピクピクさせ目の前のこんもりとした盛り上がりを熱っぽい視線で見つめる。
「あん、姉さん、ほらまたピクってしてる、あぁ、あの布の下がもう凄いことになっているのは間違いないわね」
ラフィーネが瞳を潤ませ、はぁはぁと荒い息を吐きながら、紫色の髪の間から大好物の人間の欲望の高まりを見つめている。
「ルクス様〜、邪魔な下着脱がして差し上げてよろしいかしら〜?」
レイラはちらっと上目つかいに、ルクスの顔の方を見上げて声をかける。
しかし、そこでは…
ぐちゅっ じゅるるっ くちゅ
「んんっ…ううぅ…んぐ」
「はうぅ…ルクスっ…んんっ…んんっ…いいっ…上手だよ…んっ美味しいっ…好きっ…んぐんぐ」
レンがルクスの頬を両手でそっと包み込み、ぴったりと口をあわせ情熱的なディープキスに没頭していた。
長い睫をそっと下ろし、可憐な少女のようにキスをするレン。
その桜色に染まった頬がもごもごと動き、その度に白い喉がまるで何かを飲み込むようにコクコクと動いている。
おそらく獲物の少年の舌を啜りこんで嘗め回し、唾液を飲み込んでいるのだろう。
もっとも美味しそうに飲んでいるのは、交じり合った唾液だけでなく、口づける人間の精気も同時に味わっているのは明白だった。
そのせいか、末の妹のミルに耳を噛む様にペロペロと舐めしゃぶられている少年の瞳は、サッキュバスに誘惑され精気を吸われている人間独特の、夢見心地でトロンとした物になってる。
「あらあら、もう聞こえてないみたいね……ふふふ、それじゃわたし達もレンに負けずにご馳走になりましょうか?」
「ええ、姉さん、たっぷり吸い取っちゃいましょう」
にんまりと淫らな笑みを浮かべて頷きあう絶世の美貌の妖女達は、おもむろにその白い指でルクスの下着をはぎとってしまう。
その下から現れたのは、彼女達が待ちに待った人間の欲望のたっぷりつまった肉棒だった。
「まぁ……なんて素敵な」
「ごくっ…300年ぶりの…それもこんな色艶のいい物…」
思わず二人の美女が感嘆の声をあげるのも無理がないほど、少年のペニスはビクビクと脈うち天を突かんばかりに反り返っていた。
これほど淫らな技をもつサッキュバス達にさんざん弄ばれたのだから当然いえば当然の結果だったが、それでも幼い見た目からは想像できない逞しさだ。
「姉さん、みて、ほら半分皮を被って、ふふふ、ピクピクしててとっても立派、すぅ〜はぁ、それにとっても濃い匂いよ」
ラフィーネは自らの鼻先でビクビクと震える肉棒を、本当に心から嬉しそうに見つめて匂いをかぐと、うっとりとした声をだす。
「そうね、本当、こんな素敵な人間様がわたし達の元に来てくださるなんて…んっ!!ちょっとまって…この匂い…んんっ…まさか、この殿方、童貞!」
そう言うことにはめっぽう鼻が利くサッキュバスの長女の鼻腔が、眼前のご馳走から手付かずの匂いを感じ取る。
「ええ!本当? ああぁっ、しっ…信じられない…嬉しすぎいいっ」
ラフィーネはその凛々しい美貌をぱあっと薔薇色に染めて、もう邪神様ありがとうございますうっと感謝の祈りをささげながら目の前の肉棒に心を奪われる。
「くんくんっ…まっまちがいないわ…まだ、異性を知らないわよ…あぁ、こんな立派で逞しくて女を知らないなんて…こんなご馳走…生まれてはじめてですわ……ごくっ」
レイラもその妖艶な美貌をトロンとさせて生唾をごくんっと飲み込むと、頭の芯がクラクラするほどの興奮に包まれる。
「ねっ…姉さん…はやく…はやく…ねぇ」
「わっ…わかってるわ…おっ落ち着きなさい…どっ童貞なんだから…さっ…最初は大事なんだし…ここでうんと可愛がってあげれば、わたし達の思いのままに育てて差し上げれて…ああっもうどうしましょ」
レイラは信じられない幸運に、もう眩暈を起こしそうになりながら嬉し泣きの涙を零す。
300年待っていた人間様が来てくれただけでも嬉しいのに、それが元気で美味しい盛りの少年ともう感涙もので、それに加えて最高級の王族の血を引いてて、しかもまだ女を知らない童貞ときている。
もう300年待ったかいがあったという、サッキュバス史があれば記録に残るような伝説級のご馳走だった。
これで興奮するなという方が、彼女達にとっては酷なことだろう。
「姉さん、とっ、とりあえず、ねっ」
「ええ、わっ…わかってるわ」
しかし、いくら相手が少年で王子様で童貞とはいえ、人間の男のシンボルを前に尻込みしていては百戦錬磨のサッキュバスの名がすたるとばかりに、二人はドキドキと高鳴る鼓動を押さえながらそっと手を伸ばす。
二人の指先が恋焦がれた肉棒にちょんっとあたった、その時。
「うぐぅ」
ビクンッと震える若き王子の下半身。
それだけで皮から少し顔を出した肉棒の先端から、トロッと先走りの液がにじみ出る。
「きゃ…あぁ…でてるぅ…とろって…ああっ、指先を伝わって人間様の欲望がきてるぅ、あぁっ、すごいわ…はぁぁっ…なんて素敵っ」
ラフィーネはきゃあきゃあ嬌声をあげながら、興奮で震える指先をそのまますべらすようにゆっくりと動かし、逞しく聳え立つ肉の塔の根元を握り締める。
そのひんやりとした手の平に、300年ぶりの男の脈動が伝わるだけで、紫の髪のラフィーネは秘所をトロトロに濡らし、熱い吐息を吐き出していた。
そして、反対側から肉棒を同じように握り締めたレイラは……
「…………ふぁ」
エロティックな肉厚の唇から、たら〜っと涎をしたたらせ放心していた。
もうすっかり瞳は蕩け、ただ手の中でドクドクと脈打つ肉棒しか見えていない。
男を虜にし、堕落させ、精液を啜り取る事が本能としてすり込まれているサッキュバスが、逆に男のペニス一つで虜になってしまっていた。
「はぁはぁはぁ…そっそれじゃ姉さん、まずは皮を…姉さん?」
「…えっ?ああっ…わっわかってるわ、そうね童貞おち○ちんの皮を剥いてさしあげないと…そっ、それから…お口で…ごくっ」
妹の声に慌てて正気を取り戻すと、レイラは唇をぺろっと舐め、白い喉を興奮で鳴らす。
二人の美女は、すぐ目の前で揺れる待望のペニスにそっと手をかけ、指先を震わせながら、それでも慣れた手つきでゆっくりと仮性の包茎を剥いていく。
「ハァハァ、ルクス様、今あたし達がルクス様のおち○ちん、剥いてさしあげますからね」
「すごいわ、どんどん匂いが濃くなって…ああぁ…ルクス王子、王子の逞しいペニスすぐに楽にしてさしあげるわ」
すっかり興奮状態の二匹の美しいサッキュバスは、テーブルの上で仰向けになった少年の下半身に顔をうずめ、目の前の肉棒の先端に鼻先をこすりつけんばかりに熱中している。
むっちりと突き出された二人のヒップは、少しづつめくれる肉棒の鞘にあわせてくいくいっと左右にゆれ、その肉感的な太腿は垂れ落ちた愛液でたっぷりと濡れていた。
「うぐぅ…んんっ…んんんっ」
一方、童貞であることを看破され、あまつさえ美女達の手で皮かむりの包茎ち○ぽを剥かれているルクスはと言えば、恥ずかしさと屈辱で真っ赤になっていた。
自分の下半身が剥かれ、ひんやりとして、それでいて気持ちいいサッキュバスの手で性器が弄ばれていることはわかっていた。
しかし、口をふさぎ舌を絡ませてくるレンの巧みな愛撫と、胸の上に移動し脇や乳首をぴちゃぴちゃと嘗め回すミルの前にどうにもならなかったのだ。
「ふぐぅ…やめ…んんっ…うううぅ」
声をだそうにも、全てが溶け合うように唇を合わせる美少女の口腔内に唾液と一緒にすいこまれ、かわりに軟体生物のような蠢く甘い舌が、じゅるるっと潜り込んでくる。
「んふぅ…ルクス、もっと舌を絡めて…んんっ…そう、いい…んんっ…ほら、レンの唇も舌も唾液も好きに舐めて…いいよ…んんっ」
口を吸いあっているレンの囁くような声が脳内に響き、それに誘われるようにしてルクスはさらに甘露のような美少女の口を貪ってしまう。
…はやく、はやく逃げなければ…こんなことしては…いけないっ…
王国一の努力の人であるルクスの心の一部が叫びをあげているが、それとは正反対に口は箍が外れたように緑の髪の美少女の舌を吸い、唇を奪うことに没頭してしまう。
「んんっ…んふぅ…んぐぅ…」
「そうよルクス、もっともっとレンの口を味わって、あたしの全てを…」
脳内に響くレンの声に朦朧としたルクスができることは、ただ必死に心から消え行こうとするサッキュバス達に抵抗する力をかき集め、理性だけは失わないようにすることだけだった。
もっとも欠片ばかり残った理性も、ぴちゃぴちゃっと唾液の絡める音が響き渡る度にかすんで消え始めていたのだが…
若き王子ルクスが心の希望を失いつつある時、その股間に顔を埋めていた二人の美女はこちらは逆に湧き上がる希望でドキドキと胸がはりさけそうだった。
「ふふふ、剥けてきたわ、もう少しね、ラフィーネ」
「ええ、姉さん」
二人の両手の指が絡み合うように蠢き、逞しいルクスの肉棒に絡みついている。
零れ落ちた先走りと、もう鼻先がひっつきそうなまでに接近しているサッキュバス達の唇から滴り落ちた唾液で、すっかり肉棒はぬるぬると滑っていた。
その肉棒の先端で触手のように動く優雅な指先が、亀頭を半ば覆っていた皮をゆっくりと、丁寧に、剥きおろしていく。
「ふふふふ、ほら、全部ずるって剥いちゃうわよぉ、王子様ぁ」
ラフィーネが欲情でそまったトパーズ色の瞳でみつめるその前で、ルクスの亀頭を包んでいた皮がカリ首までずり下げられ、血色のいい亀頭が顔をだす。
その途端に、サッキュバスの姉妹の鼻腔に、食欲をそそられる人間の性欲の塊のような濃い匂いが漂ってきていた。
「まあっ、すごい恥垢がたっぷり溜まって…あぁもう最高ですわ」
その匂いだけでビクビクと背筋を反らしエクスタシーに達するレイラの目の前には、カリ首の周りに白黄色になって溜まった恥ずかしい垢が、強烈な匂いを放ち、こびりついている。
普段は綺麗好きのルクスだったが、なにせこのダンジョンに入ってからは、体を洗うどころか、長い間、鎧さえ脱ぐ暇もなく戦い続けてきたのだ。
しかたないといえばしかたないだろう。
「うぐっ…んんっ…んぐっ」
レンに口を吸われ、ミルに上半身を押さえつけられた王子は、恥ずかしさのあまり身悶えるだけだった。
「そっ…それじゃいただきましょう、いっ…いくわよラフィーネ」
「はっはい、姉さん」
こちらは羞恥でなく興奮で身悶えるサッキュバス姉妹。
二人で頷きあうと、ねちゃっと涎をひく真っ赤な唇を開け、うねうねと触手のように蠢く淫らな舌を突き出し、姉妹してあ〜んっと亀頭に美貌を寄せていく。
ぴちゃ ぴちゃ じゅるるっ
股間でそそり立つ肉棒に、二匹のサッキュバスの蠢く舌がにゅるっと絡まっていく。
「ふぐぅぅ」
ルクスの体がテーブルの上で今まで以上に反り返り、ビクビクと痙攣を繰り返す。
「んんふぅ…はむぅ…んんっ…じゅるるるぅ」
「くちゅ…ちゅく、じゅぶっ、じゅるぅ、んんっ」
二人の美女…いや二匹の美女は、もう無言だった。
ただその魔性の美貌をうっとりとさせながら、ルクスの若い肉棒に舌を這わせ一心不乱に貪り食べるように肉棒を嘗め回す。
「はむぅ…んぐぅ…じゅるるるぅつ…んんっ…んぐ、んんっ」
レイラは焦点の定まらない黒い瞳を見開いて、舌をウネウネと伸ばすと肉棒に巻きつかせ、まるで舐め溶かすようにじゅるじゅると這わせている。
「むぐぅ、んぐ、んはぁ…はむぅ、じゅずるるっ、じゅるっ、じゅるぅ」
一方ラフィーネは、紫の髪が美貌にかかるのを振り払うことも忘れ、尖らせた舌先を刷毛のように使い、カリ首を掃き出すようにしてほじくると、たっぷりの恥垢をこそぎ落とし食べ取ってしまう。
「ひぃぁぁ、うぁぁぁ…いいいぃ…んぐぅ…うううぅ」
これまで体験のしたことない頭を焼き切るような快感に、ルクスはテーブルの上で背筋を反らせ、くぐもった声をあげ続ける。
もっともその声の大半は、口を吸い合うレンの喉の奥に精気とともに消えていった。
「んふ、むはぁ、じゅるっ、んんっ?じゅる、じゅるぅ」
「ふぐぅ?んんっ、んふふふ、じゅるじゅるぅ、んぐっ」
レイラとラフィーネは、沼地に潜む吸血ヒルのように舌を隙間無く肉棒に絡ませながら、ちらっとそんなルクスを見あげる。
その魔性の瞳の間で、まだまだ大丈夫そうねっと笑みを浮かべ合うと、また美貌を寄せあい、最高のご馳走を頂くべくフェラチオに没頭していく。
ぴちゃ くちゅ ちゅる じゅるるぅ ずちゅ ずちゅ
真っ赤に濡れた二人の唇は、まるで吸盤のように肉棒にぴったりと吸い付き、這い出た驚くほど長い舌がねちゃねちゃと音をたてて蠢き、粘液塗れの肉の覆いように肉棒を包み込み絶え間なく動き回る。
「んんっ…じゅるるぅ…んぐぅ…美味しいですわぁ、はふぅ」
レイラの妖艶すぎる美貌は紅潮し、真っ白な雪の肌を興奮でふるわせながら、300年ぶりの肉棒の味を思う存分楽しみ、吸い取っていた。
彼女のザラザラした舌の表面が肉茎を捏ね上げ亀頭を嘗め回す度に、芳醇で喉ごしの良い人間の王族の精気の味が口の中一杯に広がってくる。
「はふぅ…んんっ…本当、最高ね、むぐっ、んちゅ、ちゅ、ちゅ、ちゅるるぅ」
ラフィーネもたまりに溜まった性欲を爆発させるように、やりたい放題に舐めしゃぶり吸い付き若い人間の精気を啜り取る。
その艶やかな唇が、ねっとりとしたキスを鈴口につけると、ちゅるちゅると先走りの汁を吸い取り、さらに、うねる舌がペニスの根元から亀頭まで万遍なく行き来し、味わいつくす。
「んんっ…あら、美味しいモノがこんなところにも、んふふふ…じゅるるっ」
絶妙な具合でつんつんっと当たる尖った舌先が、あまった皮を押し広げ、その間に溜まった恥垢を見つけると一欠けらも残さずほじくり出し、美女の口の中に納まっていく。
「うあぁ、あぁぁ、あぁぁぁ」
かっと見開かれたルクスのスカイブルーの瞳からは、絶え間ない快感に耐えられず涙があふれていた。
しかも、必死に耐えようと何かをつかんだ手の先には、レンのきゅっとしまった腰があり、さらにキスに没頭する少女を喜ばせ深みにはまる始末だった。
ちゅる じゅるるるっ ずちゅ ずちゅ じゅちゅるるっ
「おち○ぽ…臭くって、もう、さっ最高ですわ…んんぅ…んく、んぐ、んふぅ」
「んふふふ、もういつまでも舐めてたいぐらい…んんぅ、じゅぶっ、じゅるるぅ」
テーブルの上で大の字になりビクビクと痙攣する少年の股間で、まるで野良猫がミルクを貪るよう、に四つん這いになった美女が二人、お尻をふりふり美貌を寄せ合い、ペニスを貪り舐め恥垢を残らず舐め取り続ける。
「んふぅ…んんぅ…じゅるるぅ、んん〜、この味わい、このまろやかさ、やっぱり人間様はいいわね、姉さん」
ラフィーネはカリ首から採取し舌先にたっぷりとたまった恥垢を、その艶やかな口の中に含んでいく。
涼やかな美貌をほんのりと染め、まるで高級なワインを味わうかのようにゆっくりと何度も咀嚼をくりかえし、やがてコクンと白い喉を動かして嚥下してしまう。
「本当、ルクス様のおち○ちんの垢とっても濃くって、んぐっ…お口の中でトロトロって溶けて広がる味わいがまた何とも言えないわぁ」
妖艶に微笑むレイラも、サッキュバス特有の長い舌を貪欲にうごかし、青臭い白黄色の恥垢の塊をザラザラした舌の表面でベロンと舐め取ると、そのまま真っ赤な口の中に収めていた
まるで絵画の中から抜け出てきたような完璧な美貌の持ち主達が艶然と微笑みながら、あろうことか少年のペニスにたまった恥垢を舐め取り、満足そうにペロリと舌なめずりをする。
「でも、まだまだですわ」
「ええ、姉さん、前菜はこれぐらいにして…そろそろ」
ニンマリと卑猥な笑みを交える魔性の妖女達。
その神をも堕落させる魅力をもった美しき妖女達は、艶やかに濡れ光る口を開け、ねっとりと絡みつく唾液を滴らせる舌をレロレロと動かし、ビクビクと脈うつ肉棒を悩ましげに見つめ続ける。
人間にとっては呼吸と食事使われるその器官は、サッキュバス達ととっては、まさに男の肉棒に吸いつき、口淫を尽くすためだけに存在するような淫らで気持ちのいい肉の穴だった。
「ふふふふ、今度は私達サッキュバス自慢のお口の中で、ルクス様のおち○ぽ、根元までずっぽりくわえ込んで蕩けさせてさしあげますわぁ」
肉厚の唇を開いた開いたレイラは、口腔内で舌を淫らに泳がせながらゆっくりとルクスのそそり立つ肉棒の先端を飲み込もうと迫っていく。
「うふふふ、期待していいわよルクス王子、サッキュバスのお口の中ってね、ぐちゅぐちゅのぬるぬるでもう最高なんだから……ふふふ、ルクス王子のザーメンいやってぐらいに搾り出してあげる」
ラフィーネも姉の美貌にそっとその凛々しい顔立ちを寄せると、二人してあ〜んと砂糖菓子を食べるように口を寄せていく。
その時、
「まってぇ、ミルも、ミルも、お兄ちゃんのおち○ちんちゅうちゅうするのぉ」
ルクスのお腹の上に馬乗りなっていた幼い姿のサッキュバスのミルが、頬をふくらませ大声をあげていた。
その大きな瞳には涙がうかび、今にもわんわんと泣き出しそうな気配を放っている。
「どうしたのミル?」
開けた唇から1ミリもない息のかかる距離にある王子の肉棒を、名残惜しげにみながらレイラが尋ねる。
「だってぇ、ミルだけぜんぜん食べてないんだもん、そりゃお胸ペロペロするの好きだけど…ミルも食べたいよぉ」
小さなお尻をルクスの胸板に擦りつけながらツインテールをゆらして駄々をこねるミル。
「ミル、我がまま言わないの、姉さん達が食べたらすぐにかわってあげるわよ、それまでルクス様のお口を頂いてなさい」
ラフィーネが少しばかりいらついた声をだすが、ミルはブンブンと首をふってちらっと後ろをみる。
そこには猫の様に四つん這いになり優美に背筋をそらせたレンが、ルクス王子の唇にむしゃぶりつくようにして舌を絡めあっていた。
しかも上手い具合に誘導したのだろう、王子の手はレンの細い腰にまわされ、形のよい美乳はぺったりと肩口におしつけられ、もうテコでもここを動かないわよっといった感じだった。
「馬鹿レンったらず〜〜っとあのままで、ぜんぜん替わってくれないんだもんっ」
ぷんすかと怒るミルの後ろからは、呻き声とともにぴちゃぴちゃと唾液を攪拌する音が際限なく響き渡っている。
「レンったら…もう、しかたないわね、いらっしゃいミル」
レイラは自分も最初に少年との口付けに没頭し我を忘れただけに強く言えずミルを誘ってやる。
家長である長女のレイラの許可がでたため、ラフィーネもしぶしぶミルにも向かって頷く。
「わ〜い、お姉ちゃん達ありがとう」
ミルはじゅんっと濡れそぼった割れ目を王子のお腹にこすりつけながら、ぺたんっと前かがみになって姉達と反対側から肉棒に可愛らしい顔を寄せていく。
「じゃぁいっただきま〜す」
遠慮をしらない末っ子は、天真爛漫な笑顔で小さなピンク色の唇を開くと、姉達をさしおいてはむぅっと亀頭をくわえ込み、頬を膨らませ、じゅるるるっと小さなお口に啜りこんでいく。
「こら、ミル…あぁもう…あたしも」
ラフィーネも慌てて、美貌を横にむけると肉鞘を横咥えし、ちゅうちゅうと音をたてて吸いつきだす。
「まったくもう…ルクス様のを最初に吸うのは家長である姉さんの役得のはずなのに…仕方ない子達ね」
落胆の声をあげながらもサッキュバスらしからぬ妹思いのレイラは、ミルに亀頭を譲り、自分は王子の肉鞘にラフィーネと反対方向からむしゃぶりつく。
三匹の淫魔のその姿は、まるで熟れた果実に群がりかぶりつく貪欲な蝙蝠のようだった。
「んぐぐぐぐっうぅぅぅっ」
たまったものではないのは、やられている方のルクスだった。
顔をしっかりと固定され美少女レンに口の中を舐めさせられながら、またガクガクと体を痙攣させる。
先程から行われていた卑猥な触手の様に動く二枚の舌の舐め清めによって、もう限界を超えて大きくなってしまった肉棒に、今度は三人分の唇が吸い付いたかと思うと、まるで腰から力を抜き取るかの様に激しく吸引してくるのだ。
じゅるるっ ちゅるるるっ じゅじゅるぅ ちゅるるるっ
浅ましい程のはしたない音が響く度に、ルクスの肉棒から脊髄を引っこ抜くほどの感覚が走り、例えようも無い、もう過去の経験や予想の範疇をこえた快感が体中に襲い掛かる。
「あぁんっ…んんっ…んふぅ…おいしいのぉ…お兄ちゃんのおち○ちん…お口の中でビクビクしてるぅん」
いかなる時も犠牲者に淫らな言葉を聞かせるためのサッキュバス独特の発声法で、小さな口いっぱいに王子の肉棒をほうばったまま、ミルが鼻にかかった声をだす。
その可愛らしいピンク色をした唇の間には、ルクスのドクドクと脈打つ肉棒がずるずるっと吸い込まれている。
「んんっ、んっ、んっ、んっ」
しかも、ミルが可愛らしい声をあげて顔を上下に動かす度にその頬がぼこっとへこみ、喉の奥でじゅるるるっと吸着音をたて鈴口から精気を吸引しているのだ。
「あぁん、あたしも吸いたかったのに…んんっ…じゅるるぅ」
「ミルったら…あんな必死に吸って、あぁ美味しそうっ」
そしてその肉棒の根元では四女の口に半ば飲み込まれるペニスをみつめがら、羨ましげなレイラとラフィーネが艶やかな唇を開いて、左右から吸い付いている。
しかも二人とも長くしなやかな指先で、メインディシュのザーメンがパンパンにつまった睾丸を包み込み、コリコリと絶妙の指使いで刺激していた。
「うぐぅぅ…ううぅ」
ルクスは自らの体が発する快楽の悲鳴に、意識がもろくも砕け散る寸前まで追い詰められた。
目を開けば、そこにはまるで酒池肉林のごとく絡み合い蠢きあう、美しい女達の肢体。
耳には、下半身に顔を埋めたサッキュバス達のフェラチオの音と、脳内に響く催眠術のように囁きかける淫らな言葉が響き渡る。
鼻には、サッキュバス達の体から分泌される甘くねっとりとした芳香が入り込み、ますます感覚を麻痺させる。
「ふぐぅ…ううぅ…っ」
さらに、口の中では、舌を包み込むように優しく、それでいて容赦なく吸い上げ唾液を飲む心地よいディープキス。
くわえて、手足や体中に絡みつくサッキュバス達のしっとりとした白い魔性の肌。
そして何より、最も敏感なルクスの肉棒をくわえ込む、ぐちゅぐちゅと気持ちのいい、口、舌、喉。
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、もう、若き王子に自らの自由になる感覚は一つたりとも残ってはいなかった。
「ううぅっ…うぅっ…っっ」
それでも、ルクスは必死に喉の奥から唸り声をあげながら、体中を這い回るサッキュバス達の誘惑に耐えていた。
これが、地獄のような苦痛や、身の毛もよだつ恐怖ならルクスにはいくらでも我慢できる覚悟があった。
しかし、こんな快楽の拷問など想像したこともなかった。
気持ちよすぎる…こんな…こんな…ことが…俺は…
心の奥から今回の探索の目的でもあった姫の姿を思い出そうとするが、かわりに現れるのはねっとりと絡みつく唇や、たわわに弾む胸、そして絡みつく肉感的な白い肢体。
「うぅぅぅ…」
もう限界だった。
その一瞬の気の緩みが、あっという間にルクスが必死に耐えていた欲望の弁をはずしてしまう。
「んぐぅっ…んじゅるぅぅぅ」
敏感にそれを察したミルが、亀頭をぱっくりとくわえ込んだ口の中でびくびくっと震える肉棒に、最後のスパートのようなさらに激しい吸引を行う。
「まぁ、出るのね、出しちゃうのね、童貞ち○ぽからザーメンどぴゅどぴゅって」
レイラは目の前で脈打つはちきれそうな肉のシャフトに、愛おしそうにちゅちゅっとキスをする。
「もうザーメン袋もきゅってあがってきてるよ…ふふふ、スケベだね王子様」
いつのまにかルクスの脚の間に潜り込んでいたラフィーネは、ビンビンに勃起した肉棒の付け根の睾丸をペロペロと嘗め回し、蟻の門を指でつつつっと撫で触る。
それが最後の一押しになっていた。
「ふぐぅぅぅぅぅぅつ」
ルクスは絶叫をレンの口の中に唾液と一緒に吐き出しながら、腰を震わせ溜まりに溜まった性欲を爆発させていた。
ドク ドク ドク ドク ドク ドピュゥ
「んふぅ、んぐぅ、んぐ、んぐ、んぐっ」
ミルは、びちゃびちゃっと喉の奥に叩きつけるように噴出したザーメンを頬を膨らませ受け取ると、小さな喉をならしてゴクゴクと飲みとっていく。
「うおぉっ、ううぅぅ」
若き王子は、ビクビク痙攣しながら、お腹の上に少女を乗せた姿勢にもかかわらず背中をそらし、更に欲望の塊を吐き出し続ける。
ドピュ ドピュ ドピュ ドピュ
「ふぐぐぅ、おいひぃ…んぐ、んぐ、んぐ」
ミルの宝石のような瞳はもう目の焦点をうしない、300年ぶりに味わう人間の濃すぎるドロッとしたザーメンに溺れてしまっていた。
それでも、サッキュバスの本能がそうさせるのか亀頭を飲み込んだ口をすぼめ、射精にあわせて幼い顔を懸命に振り続ける。
ドピュ ドピュ ピュ
「あうぅ…ううぅ…ぁぁぁぁ」
やがて、背中を反り返し浮き上がっていたルクスの腰がどさっと落ちると、激しくわきあがっていたザーメンも収まっていく。
「んぐ、んぐっ…じゅるるぅ…んはぁ」
ちゅるるぅ〜〜ぽんっという音ともに、尿道に残った最後の一滴まで吸い取ったミルは、満足げに「ぷはぁっ」と顔をあげると満面の笑みを見せる。
「ん〜、ぐらっちぇ」
300年ぶりに飲み干し胃の中に納まった、人間の精液はまさに極上の味だった。
ぽおっと頬を染め、うっとりとするミル。
「えへへ、もう一度」
しかし、もちろんこれぐらいで飢えに苦しむ欠食児童のお腹が満足するはずもなく、やや角度を失いつつある肉棒に、また遠慮なく口付けようする。
「ちょぉっとお待ちなさいミル」
その耳に、まるで地獄から響くような声が聞こえてくる。
おそるおそる視線を上げたその先には…
「いい度胸ね、姉さんを差し置いて人間様のザーメンを独り占めしておいて、あまつさえまた頂こうとするなんて」
わさわさと黒髪をなびかせ、そりゃもう恐ろしげな目つきでこちらを睨む長女レイラの美貌があった。
いつもは温和な漆黒の瞳の奥で、ちらちらと赤い炎が燃え広がり、大きくしなやかな翼がゆっくりと広がりだしている。
「ひぃぃ…ごっごめなさい…おっお仕置きはいやぁ」
ミルの幼い顔があっというまに青白くなり、ぽろぽろと本気の涙を零しだす。
相当怖いのだろう、背中の小さな蝙蝠の羽はしゅんっとしおれてしまい、体をまるめるようにしてビクビク震えている。
「はぁ…まぁいいわ、そのかわり、お腹の中に出してもらうのはミルは一番最後よ、いいわね」
今日のようなめでたい日にお説教はヤボだと思ったのか、レイラは姉らしく冷静さをとりもどすと、軽い罰だけで妹を許す。
「はうぅ……」
それはそれで、けっこう堪えるミルだったが、まだ口の中に広がる王子様の精液の味でしばらく我慢することで納得するしかなかった。
「ふふふふ、それじゃルクス様、次はこのレイラが王子様を頂きますわ」
ミルを怒るよりも、まずはルクスの精気を吸い取るほうが先決と判断したレイラは、意識朦朧の王子にそう声をかけると、もうだれにも邪魔させないとばかりに真っ赤な口に半立ちの肉棒をじゅるっと飲み込んでいく。
「んふぅ、んんっ…いいですわ、この喉をつく感じ」
性技にかけては姉妹一のレイラが、口の中で長い舌をじゅるっと動かしただけで、若い王子の肉棒はむくむくと大きくなっていく。
「ふぐぅ…あぁ…お口の中でドクドクいってますわ、ルクス様、レイラにもザーメンたっぷりだしてくださいませね」
喉奥までペニスにつかれながら美女は平然と声をだすと、おもむろにその顔を上下に激しくシェイクしだす。
「うぐぅぅぅぅぅうううう」
ルクスは先ほど以上のバキュームフェラに、意識を半ば強制的に取り戻させられると、腰が溶ける様な快楽に身を捻る様にして激しく身悶える。
「ほらほら、もっと吸いますわよ、んっ、んんっ、んっ、んっ、んっ」
興奮のためか、少しだけサッキュバス本来のモンスターとしての地がでているレイラは、ようしゃなく首を振りたくり、唇と舌で王子のペニスをシゴキあげる。
その口の中では、生暖かくぬるぬるとした頬がきゅぅとしまり、亀頭をしぼりあげ、喉の奥からの激しい吸引で尿道から精気を無理やり吸い上げる。
「うぐぅ、うぅ、ぅぅぅぅ」
……すっすごい…吸われ…吸われ尽くされるぅ…
相変わらずレンの濃厚なキスに口をふさがれているルクスは、股間を吸引する柔らかく張り付く極上の肉のポンプのような激しい感覚に、瞼の裏をチカチカと明滅させる恍惚感に襲われ心の奥で絶叫していた。
「姉さん、激しすぎじゃ…」
ルクスの脚の間に顔をもぐりこませたラフィーネは、そう呟きながらも、自分も我慢できない様子で今だパンパンにはった玉袋をじゅるるっとその色っぽい唇で啜りこみ、舌の上で絶え間なく転がしている。
「ぐぁぁ、あぁぁぁ、あああっ、あっ、あっ、あっ」
一度決壊したルクスの理性は二度目はあっけないほど早く崩れ去っていた。
もっとも、前にくらべて、レイラのディープスロートは容赦なく激しく、そして気持ちよかったからなのだが…
どぷっ どぷっ どぶっ どぴゅぅ どぴゅうぅ
二度目の濃厚なザーメンが、妖艶なサッキュバスの長女の喉の奥に直接注ぎ込まれていく。
「んふぅ、きた、きた、きたわぁ、童貞ザーメン、どぴゅどぴゅきましたわぁ…んあぁぁ…濃くて美味しい、んんっ、んぐ、んぐ、んぐ」
逞しく聳え立っていたルクスの肉棒は、なんと根元までレイラの口におさまっており、喉の奥まで亀頭をのみこんだ美女は、余裕の笑みを浮かべながらゴクゴクと精飲する。
「ううぅ」
どくんっ どく どく どく どく どくっ
やがて先ほど以上の大量の精子が、レイラのすぼまった口の中に吸い込まれていく。
しかも、射精の勢いがなくなると、レイラは「んんっ」と唇を窄めて、またさらに美貌を激しく振りたくり、精液を搾りだすように吸い上げる。
「じゅぶ、じゅぶっ…んふふふ、まだまだですわ、ルクス様、もっともっと、このレイラのお口の中に…んんっ…人間様の臭くって美味しいザーメン吐き出してくださいませ」
妖艶すぎる美女の頬がへこみ、口腔内の粘膜が吸い付くように亀頭に絡みつく。
そして口の中で動き回る舌が幾重にも肉鞘に絡みつき、シュシュシュと容赦なくシゴキだす。
「うぉ、おおぉ、うぅ、ううぅ、ううぅっ」
勢いの弱まっていたルクスの射精が、また力強く噴出しはじめていた。
……止まらない…すっ吸われて…あぁぁ…もう…全部飲み込まれて…吸い込まれていく……うううぅぅっ
朦朧とするルクスを更に追い込むように、レイラは喉の奥でリズミカルに肉棒を締め上げ、絶妙のタイミングで精液を尿道からストローを吸うように、じゅるるっと啜り上げる。
「うっ、ううっ、うううっ、ううっ、うぁぁぁ」
ドク ドク ドク ドク ドクドクドクドク
これぞサッキュバスという貪欲で淫蕩なフェラチオの前に、ルクスは限界以上のザーメンを吐き出し一滴残らず絞り上げられていた。
「ふぅぅ……堪能しましたわ」
やがて、レイラがその美貌を上げると、真っ赤な唇の間からとろっと唾液にまみれすっかり小さくなったルクスの肉棒がこぼれでる。
「まったりとしていて、とっても元気で…まさに正真正銘人間の王族のち○ぽ汁…しかも童貞…はぅ、今まで最高の人間様の味でしたわ」
頬を染め、粘性の高いザーメンが食道を流れ落ちる感触をうっとりと楽しみながら豊満な胸元をなでるレイラは、感謝をこめてちゅっと小さくなったルクスの肉棒の先端に愛しげにキスをする。
おそらくザーメンを飲んでいる間にも、何度も絶頂に達してしまったのだろう、その足元には愛液の染みがひろがり、白く肉感的な太腿を淫らに濡れ光らせていた。
「ふふふ、次はあたしの番ね、童貞ザーメンは始めてだからドキドキするわ」
温和な仮面の下から少しばかり本性をだしていた姉に遠慮していたラフィーネが、期待に潤んだ瞳を輝かせ、チロチロと舌先で睾丸を嘗め回しながら、這い上がってくる。
「ふぐぅ…うぅぅ」
ふごふごっと慌てるルクスの顔を、キスに没頭するレンがしっかり抱き締めはなさない。
……もっ…もう無理だ…かっかんべんして…
先程のバキュームフェラの二連発、特にレイラの精魂を吸い出すような激しい快楽を与えてくれたフェラチオで、ルクスの精巣にはもう一滴だって残っていない。
…もう…たっ立つはず…ない…
そうルクスが思っていると…
「ふふふ、心配いらないわ、人間の精気はね、限界を超えてからがとっても美味しいのよ」
耳にまるで彼の考えを見透かしたような声が聞こえてくる。
高級な鈴の音のように心地よい響きだが、その奥には飽く事のない貪欲な魔性の響きがこもった妖女の声。
「私達サッキュバスはね、その人間の限界をはずしてあげることができるの…ほら、こんな風に」
涼やかな美貌のラフィーネが、その唇を開き、はぁぁっとピンク色の吐息を小さくなったペニス吐きかける。
「ふぐぅぅ」
途端にルクスの下半身に例えようも無い熱い衝動が走り、体中をまるで悪い病に罹患したかのように激しく走り回る。
「うぐぅぅぅっ」
ルクスの心臓が激しく悲鳴をあげ、恐ろしいほど鼓動を高めると、ぐんぐんと肉棒に血液を集めだす。
もう限界まで吸い取られ、からからだった精巣も、残された体力を削って尋常ではない勢いで精液を作り出していた。
それはまさに命の残り火を一気に燃やして爆発させるかのように、激しい高まりだった。
「ふふふ、どう?また元気になったでしょ」
にっこりと微笑むラフィーネの美しい顔の前では、先程までと同様に、天を突かんばかりに勃起したペニスがビクビクと脈打っている。
「うぐぅ、ううぅ」
……こっこれが、サッキュバスの力…おっ俺は…このままじゃ…吸い殺される…くそぉぉ…
ルクスの心の一部は憎々しげな叫びをあげるのだが、それ以上に彼の心は、これでまたあの気持ちのいい官能の愛撫をしてもらえる期待にふるえていた。
…だっだめだ…気をしっかり持たないと…あぁ…また咥えられていく…さっきと違って今度は舌がグリグリと…こっこれも気持ちい…くうぅぅ…だめだ!流されるなぁぁ!…ああぁ…ぁぁぁ…ぁ……
必死に心の中で葛藤をする若き王子ルクス。
本当なら、声にだして叫びたいところなのだが…
その口元は緑の髪のレンの導きに支配され、口腔内に舌を差込み、美少女の口の中を蹂躙するのに忙しく声をだしている暇などなかったのだ。
ずっちゅ じゅるぅ ずちゅ ずちゅ ずちゅ
そんなすっかり篭絡されつつあるルクスの下半身では、三番手のラフィーネが性格をあらわすような丹念な舌使いでシャフトを嘗め回し、肉棒全体をズボッズボッと口の中から出し入れしていた。
「んふぁ、またトロトロでてきたわ、んっ、美味しいっ」
しなやかな指先で肉棒の根元を優しくしごきあげながら、ずちゅずちゅっとゆっくりと唇で王子の肉棒を挟み込み、口腔内で亀頭を上下左右と転がしていく。
「あら、ここも、もう大きくして、ふふふふ、素敵ですわぁ、ルクス様」
レイラも先ほどまでの貪欲なサッキュバスの本性を隠し、いつものおっとりとした様子に戻ると、ゆったりとした舌使いで王子の睾丸を嘗め回し、その白い指先でつんつんとアヌスを刺激する。
「んちゅ、んんっ、ミルもレロレロってしてあげるね、お兄ちゃん」
ミルはルクスの胸の上で腹ばいになるように横たわると、ぺったりと幼い顔をはりつけ、差し出した舌でお臍の中を、ほじるように舐め回している。
「じゅるぅ…んんっ…ここつんつんされるといいでしょ?ルクス王子…ふふ、ピクピク反応してるわよ」
そして、肉棒をくわえ込むラフィーネは切れ長の瞳を細めながら、巧みな舌使いで口の中の亀頭の裏筋を上下に嘗め回し舌先で弄り倒し、ねぶるように唾液塗れにしていた。
「ううぅ…あぁぁ…うっ」
ルクスは先程までとはうってかわった、サッキュバス達の緩やかだがねちっこい責めに快楽の呻きをあげる。
激しさが無いぶん、今度はジワジワと染み出るように精気を啜り取られていく。
しかし先程のような激しさを繰り返されていたら……あっというまに精魂をすり減らし快楽の中で死んでいたことだろう。
もっとも、このいたぶる様な責めでもいずれは快楽漬けになり、サッキュバスのモノになるのは間違いないのだか…
「ふふふ、だいぶ落ちついてきたみたい…まだまだいけそうね」
ラフィーネはお口の中で、人間のペニスを味わいながら、そっと胸をなでおろす。
彼女達モンスターは普通、人間の精気を糧にして生きている。
例えばグールやオーガと言った大部分のモンスターは、直接その肉体を食べることによって精気を手に入れる。
他にもレイスやファントムは精神的な恐怖を使い精気を吸収している。
その中でサッキュバスは人間の精気を快楽…特に肉体的な快楽を使って摂取している。
そしてその精気の吸収は肌さえ触れ合えばどこでも行うことが可能だった。
もちろん、もっとも効率がいいのは口や性器などの粘膜接触だ。
今も、ラフィーネは逞しいルクスの肉棒をなめしゃぶりながら、少しづつ精気を吸い取っているし、おそらくディープキスにはまっている妹のレンも、唾液とともにルクスの精気を啜り取っているだろう。
その精気を最後の一滴まで吸い取り続けるために、サッキュバスは普通、人間の命をすり減らしても精気を無理やり吐き出させ啜り取る。
その甘い息や魅惑的な体を使えば、虜になった人間は簡単に限界をこえ精気を吐き出し、休む暇も無くやり続ければ、やがて命をなくすのだ。
もっとも、今のルクスの調子ならあと連続でも2,3回は大丈夫だろう。
それにまだこの300年の間に人間様用に色々と用意した秘策があるのだ。
「ふふふ、ルクス様は最下層まで来られただけあって相当な器ですわぁ、毎日たっ〜ぷり可愛がって鍛えてさしあげますからね♪」
レイラはその類まれな美貌を少年の股におしつけ、淫らな笑みをうかべながら、レロレロと睾丸を嘗め回しうっとりとした声をだす。
そう彼女達の目的は、ルクスをやり殺すのではなく、この部屋で彼女たちに精気を与えてくれる家畜として飼い慣らすことなのだ。
もちろん彼女達流のやり方で飼い慣らすのが一番てっとりばやいわけで…
「ふふふ、もうあたし達とヤルことしか考えれないぐらいセックス漬けにしてあげるわね、可愛い王子様」
ラフィーネは軽やかに微笑むと、おもむろに舌先をルクスの鈴口にねじこんでいく。
「うあぁっ」
びくんっと震える小柄な王子の体。
勿論それは痛みではなく、この上ない快感と恍惚感によって引き起こされたものだった。
「ふふふ、いいでしょこれ、気持ちいいでしょ?だったらオネーサンのお口の中にぴゅぴゅって出しましょうね」
ラフィーネは片目をつぶって冗談めかしてそう言うと、ルクスの肉棒の根元を白い指先で激しく扱く。
さらに、ウネウネと動く舌先で尿道をほじくり返し、人外のオネーサンだからこそできる喜びを少年のペニスに与えてやる。
ニンマリと淫らに笑う美女の口から伸びた長い舌の先が、まるで針のように細まると、ぐにゅっと尿道のさらに奥に入り込んでいく。
「うぐぅ」
尿道弄りにルクスがくぐもった声をあげるのと同時に、
どぴゅっ びゅびゅっ
本日三度目のザーメンが鈴口に入り込んだ舌を押し上げて迸りでる。
「あんっ…もうでちゃったの…きゃっ」
噴き出す射精の圧力で舌をはじかれたラフィーネの艶やかな顔に、吹き上がった精液がかかり、整った鼻先や、頬にかかった紫色の髪に撒き散らされる。
「ちょっ…すごいわ、あっあん、もったいない…んんっ」
予想以上の勢いに、ラフィーネは慌てた顔になって急いで口を広げると、壊れたホースのようにビュクビュク射精する亀頭をじゅるっとほうばり、お口の中に噴出する精液を飲み込んでいく。
どく どく どく どぴゅっ
「んぐんぐっ…んっ・・貴重な…おち○ぽ汁を…一滴だって…無駄に…できないわっ…んんっ」
端整な美貌が、亀頭にむしゃぶりつき、口の中で泡立つほどに濃厚なザーメンを嚥下する。
もちろん、最初に滴り落ちたザーメンも、玉袋をふやけるほど転がしていた長女のレイラが丁寧に舐め取っていた。
「じゅるるぅ…んちゅ…じゅるぅぅぅ…んんんっ」
やがて、唾液にまみれた肉棒がラフィーネの窄まった唇からずるっと現れる。
その先端からは濃厚なザーメンの糸が、美女の口にまで淫らな橋をつくっている。
「んふふっ」
紫の髪の妖艶な美女は目を細めて微かに笑うと、スケベな形に唇を窄め、じゅるるるっとそのザーメンの糸を啜りとる。
「んっ、んぐっ…ふぅ、最高っ、この味…ふふふふ、全部ちゃんと飲んでオネーサンの栄養にしてあげるわ」
ちゅるっと全て啜り上げると、口の中でゆっくりと味わいながら凛々しい美女は少年のザーメンを嚥下し尽くす。
「はふぅ…あぁ…喉の奥から体中に広がってくみたい」
やがて少年のザーメンを残さず啜り取ったラフィーネは、たぷんっと音がなるほど大きなバストを揺らしながら、満足げなため息を吐く。
ラフィーネはいまだに喉に絡みつくような粘っこい極上の感触に酔いしれ、今後永久にこのご馳走を味わうことができることに感謝していた。
「ね、ラフィーネ、癖になりそうでしょ?」
「ええ…本当…こんな濃くて美味しい精気は、初めて」
上の姉妹は、その美貌にまるで慈愛の女神のような笑みをうかべ、微笑みあう。
300年の間待ち続けたサッキュバスの姉妹にとって、まさに今が至福の時の到来なのだ。
打ち捨てられたダンジョンの奥でただひたすらに人間を待ち続けて、その肉感的でスケベな肢体をもてあました日々はようやく終わったのだ。
今日からは毎日のようにこの目の前の少年とたっぷりと愛欲の限りをつくし、ケダモノのようにセックスにふける薔薇色の日々がはじまるのだ。
もちろん毎日お腹がいっぱいになるまで精気を頂くために。
「ふふふふふ、そうですわ、そのためにもルクス様にはわたし達の味をたっぷりと教え込んでさしあげないと…まずは、童貞を…ごくっ…いっ…いただいちゃいましょう」
レイラは男を惑わすその美貌をこれまでになくトロンとほころばせると、ルクスの股間から頭をあげ、その魅惑的なスタイルを動かしてゆっくりと這い上がる。
そして、黒の挑発的なドレスに包まれた均整のとれた完璧な姿で、そのままルクスの股間をまたぐようにして膝立ちになると、背中にひろがる蝙蝠の羽をばさっと広げていた。
「んっ?……んんっ?…レイラ姉さん?…んはっ」
そんな姉の様子に、ようやく長すぎるディープキスを中止してレンが顔をあげる。
可愛らしい美少女の唇からは、とろりと交じり合った唾液が糸をひき、キラキラとひかって形のいいバストに垂れ落ちていた。
「あらレン、やっと気がついた?ふふふふ、レイラ姉さんがね、これからルクス王子の童貞ち○ぽを食べちゃうところよ」
よっぽど接吻にご執心だったのだろう、事態がまったくわからずポカンとしているレンに、興奮して舌なめずりをするレイラの代わりに少年の玉袋を弄ぶラフィーネが声をかける。
「えええぇ、ルクス初めてだったのぉ?…ねっねぇ、姉さん、わたしが…」
口元を両手で覆い、嬉しそうに驚くレンはあわてて自分もっと立候補する。
「だめよ、レンちゃんはさっきまでずっ〜とルクス様のお口で精気を味わってたでしょ、姉さんが先です、家長の特権ですわ」
レイラはにっこり笑いながら、自分達は交代で少年の熱い迸りをたっぷり精飲していた事を棚に上げ、妹にそう告げる。
「うぅぅ…わかったわ…ルクスぅ、姉さんにたっぷり可愛がってもらうのよ、でも、その後はわたしにもね」
レンはしぶしぶあきらめると、その伸びやかな年頃の可憐な身体を、そっとルクスの隣にはべらすように摺り寄せ、頬を寄せて囁く。
「あぁん、ミルも」
ルクスのお臍を重点的に舐めていたミルも、レンのまねをして反対側から添い寝するように身体をよせ、肩口に顔を埋める。
「ううぅ…??おっ俺は…うぁ…こっこれは……」
一方、レンのディープキスの呪縛からようやく開放された王子は、官能漬けになった意識に少しばかり正気を取り戻し、ようやくまともな言葉を口にする。
「ふふふふ、ルクス様、こちらをごらんくださいませ」
そんなクラクラとする半分朦朧状態のルクスの耳に、人を引き付ける魔力をもった声が聞こえてくる。
「ううぅ…あぁ…なっ…何だ…」
レンに精気を口から吸い続けられ、腰からは他の姉妹にフェラチオで限界以上に強制搾精されたルクスは、ねっとりとした濃密な淫気に浸され自分の意のままにならない身体を、何とか残った強靭な意志の力で動かす。
「ふふふ、ルクス見て、ほら姉さんがとってもいいことしてくれるわよ」
レンは楽しそうに笑うと、そっとルクスの頭の後ろに手をいれて、持ち上げてやる。
「ううぅ…うぁ…」
目線を下げたその先の光景に、ルクスは目を見開いていた。
そこには、黒のドレスを脱ぎ去り、一糸まとわぬレイラの姿があった。
流れるように波打つ黒い髪、すっとのびた眉、整った鼻筋、そして魔性の力を放つ幻惑的な漆黒の瞳と、血のような真紅に濡れた唇。
すらりと均整のとれた抜群のプロポーション、芳醇な果実のように揺れる豊かなバスト。
さらに、その見事で卑猥な乳房の曲線の下には、きゅっとしまった腰のくびれから綺麗なヒップへの絶妙なカーブ。
全ての男が望む、完璧で、魅惑的な、究極の美貌とスタイルを併せ持つ女性がそこにいた。
そして、その白い肌とは対照的に、ばさっと広がる漆黒の闇のような蝙蝠の羽。
その姿は妖しく、例えようもなく美しく、そして淫らだった。
例えその先にあるのが死だとわかっていても、誰もが求めてしまう禁断の果実。
「ふふふ、いかがですかルクス様、わたしの身体は…この全てが、ルクス様、あなたのモノでございますわ」
サッキュバスの魅力を十分に発揮するレイラ。
絶世の妖女はルクスの視線を感じながら、そっとその白い指先を動かし、つんと尖ったバストの先から、形のいいお臍、そして筆先のように控えめな茂みへと、見せ付ける様に這い下ろしていく。
「あぁ…俺…おっ…俺…」
目を見開いて、魔法にかかったようにその指先を追う若き王子の視線は、自然に美女の臀部へとおりていく。
そこには、しとどに濡れそぼった淫らな肉の割れ目が指先に広げられ、蜜壺を開いて誘うように待っていた。
「あぁっ…」
ルクスの視線はその女性の神秘的な器官にひきつけられる。
にちゃにちゃっとした淫蕩な肉が愛液を染み出し、その奥の肉のつまった窄まりが、ルクスの意識を呑みこむように淫らに蠢いている。
「ふふふふ、そんなにじっと見て、ルクス様に気に入っていただけたみたいで嬉しいですわ…ふふふ、それでは…そろそろ」
レイラはにんまりと微笑むと、少年に見せ付けるように淫らな肉のヒダを開いたまま、ゆっくりと腰をおろしていく。
愛液で濡れた下の毛が、力なく小さくなっていたルクスの肉棒に触れる。
「ううぅあっ…ぁぁ」
またしても、精気をほとんど搾り取られた若き王子の命が削られ、むくむくと肉棒が起き上がってしまっていた。
「ふふふ、素敵ですわ、ルクス様のおち○ぽ、どんどん大きくなって、あぁ、そのまま、そのまま大きくしてくださいませ、ああんんっ」
ビクビクっと脈打ちながら精気を取り戻す王子のペニスが膨らむ先には、サッキュバスの蠢く淫裂がまるで狙いすました罠のように待ち構えていた。
「あぁぁ…あぁぁつ…はっ入ってしまうぅ…おっ俺の…あぁ…やっやめろ…やめてくれ…あぁ」
左右をレンとミルに押さえつけられたルクスは、自らの肉棒がさわさわと絡みつく茂みをかきわけ、魔性の美女の肉の中に埋没するのを見つめるしかなかった。
「あら、ルクス様が勝手に大きくなされて、私の中に入ろうとしてるのですよ、童貞ち○ぽのくせにとってもあさましくて貪欲で…ふふふ、素敵ですわルクス様」
レイラは、膝立ちの姿勢で嫣然とした笑みを浮かべながら、目を細めてルクスを嬲るように見下ろすと、少しばかりその肉感的なヒップを動かす。
「あひぃぃ」
それだけで、ムクムクと大きくなっていた王子の肉棒は、硬さをさらにまし、反り返るようにして淫女の濡れた蜜壺の入り口に当たってしまう。
「おっ…うううぅ…こんな……やめっ…ううぉ…だっだめだ…ううぅ」
ルクスは必死に股間でいきり立つペニスの膨張を押さえこもうとするが、亀頭の先にダイレクトにあたる柔らかく吸い付く秘肉の感触を前にして、欲望のコントロールなどできるはずがなかった。
ますます大きくなるペニスの先端が、淫肉がたっぷり詰まり愛液を垂れ落とす膣口をグリグリとこじ開け、ぐちゅぐちゅと蠢くサッキュバスの蜜壺の中にゆっくりと入っていこうとしている。
「うぅぅ…やっやめて…やめてくれ…お願いだぁ…」
ルクスはもう亀頭の先が肉襞に触っただけで気がおかしくなりそうな程の心地よさを感じ、スカイブルーの瞳から涙をこぼして、必死に首を小刻みに振る。
このままあの蠢く肉壺の中に入ったら…もう、戻ってはこれない。
ルクスの戦士としての、そして何より男としての直感がそう教えてくれていた。
しかし、男としての生殖本能が、それ以上にあの美女の肉の穴が最高の気持ちよさを持っていることも教えてくれていた。
「ふふふ、ルクス様、嘘を言ってはいけませんわ、もっと入れたいんでしょ?この目の前の女の中に根元まで、ずぶってブチ込みたいんじゃありません?…よろしいのですよ、このレイラの肉穴の中で気持ちよくして差し上げますわよ、もうこの世のものとは思えないぐらい」
限界まで大きくなった肉棒の先端は、レイラの指で開けられた淫らな蜜壺の入り口に押し付けられ、肉ヒダから亀頭をつたって愛液がたらたらと滴り落ちている。
「ううぅ…ぁぁ…気持ちよく…なり…ううぅ…だっだめだ…」
ルクスは必死に最後の抵抗を試みる。
一方、ルクスを挑発的な台詞であおっているレイラだったが、その胸のうちはもうギリギリいっぱいの状態だった。
なにせ、300年待ち続けた人間の肉棒が、いまもうレイラの下の口にぴったりと押し付けられているのだ。
ちょっとばかり腰をおろせば、この逞しく若い王子の童貞ち○ぽがズブズブとレイラ自慢の名器の中に潜り込んでくる。
そうすればもう最高級のおもてなしで、膣肉を蠕動させ、子宮を震わせルクス様の肉棒を包みこみ、最高の快楽を得ることができるのだ。
レイラの中の魔性の血がふつふつと沸きあがり、人間の男を無理やり犯しその精気を全て啜り取れと命じている。
…だめ…だめよ、レイラ、我慢しなきゃ、ルクス様が自分から入れるように仕向けるのよ…わたし達の色に染め上げて飼い慣らさないと……妹達もそれを望んでいるのだから…
レイラは彼女の中で荒れ狂うサッキュバスとしての本能を無理やり押さえ込み、そう自分にいいきかせると、豊満な胸をたぷんとゆらして、またその魔性の瞳で少年の魅了を再開する。
「さぁルクス様、腰をつきあげて、レイラの中をお突きくださいませ、その逞しいモノでスケベな肉穴の奥までハメてくださいませ」
淫らに、そして美しく微笑みながら、レイラはくいっくいっとくびれた腰を動かし、男ならむしゃぶりつきたくなる腰つきで亀頭の表面を丹念に撫で回す。
「いぎぃぃ…やっやめ…ろぉ…うぐぅぅぅ」
まるで亀頭を嘗め回すような肉襞の吸い付きに、ルクスはギリギリと歯軋りをならしながら耐え忍ぶ。
さすがは、歴戦の英雄クラスの戦士だけはあった。
並みの男なら、もう簡単に篭絡し、レイラ達サッキュバスのセックス奴隷になっているのは間違いないだろう。
だが、しかし、ルクスの相手は肉棒をねらう妖艶なサッキュバス一体ではなく、さらに彼女の妹達もいたのだ。
「ねえ、ルクス、姉さんの中ってとってもすごいんだよ、もうスケベなお肉がぐちゅぐちゅ動いてるんだから、ほら我慢しないで入れちゃえ」
苦悶する若き王子の右側から、ぴったりとまるで恋人同士が添い寝をするように体をよせた緑の髪の美少女が、甘い誘惑を囁いてくる。
「ねぇ、ルクスお兄ちゃん、ちょっと腰をあげれば、すぐにお姉ちゃんのトロトロのお肉の中なんだよぉ…ほら、ぴちゃぴちゃって濡れて待ってるよ」
左側からピンク色の髪のミルが、小さな体を丸めてしがみ付き、可愛らしい声をだしている。
「ふふふふ、ルクス王子、体の方はまた出したい、出したいっていってるみたいよ、ここもパンパンだしね」
大の字に寝転がったルクスの脚の間で四つん這いのラフィーネは、その端整な美貌を肉棒の根元から袋、さらには肛門までレロレロと嘗め回し刺激する。
「さぁルクスぅ、入れちゃおうよぉ、気持ちいいよぉ、もうヌルヌルのトロトロだよ」
「ルクスお兄ちゃん、腰をあげてぇ、ねぇ、いいんだよ、お兄ちゃんのモノなんだから」
「ルクス王子、さぁサッキュバスを王子の逞しい物で貫くんです、さぁ、お早く」
三人の声がルクスの鼓膜を襲い、体中に纏わりついて愛撫を繰り返す美しい手脚が意識を朦朧とさせていく。
「ああぁ…ぁぁぁ…ぁぁ」
もう何が正しいのかルクスには解らなくなってしまっていた。
あれほど心に描いていた、ユリアーナ姫を助け英雄として凱旋する自分の姿ももう霞の向こうに行ってしまったかの様に、さっぱり思い出すことすらできない。
そんなルクスの耳に、まるで天の啓示のような澄んだ声が聞こえてきていた。
「さぁいらしてくださいませ、ルクス様」
はっと目の焦点があったその先には、まるで女神の様に美しい人が微笑んで手をさし伸ばしている。
背中に生えるのは、あれは天使の羽だろうか…
そうだ、黒く見えるのは間違いなんだ、こんな美しく優しげな笑みを浮かべる人がモンスターなわけがない…
そうだサッキュバスなんて嘘だ…そうだ…だから…気持ちよくなっても…いいんだ!!
ルクスは白濁した意識の中で、ただ欲望を開放するためだけに都合よく作り出した幻影に甘え、ついに最後の砦を開放する。
「うおぉぉぉぉ」
まるでケダモノのような、雄叫びをあげ、ルクスはその腰をずんっと上に突きあげていた。
ずちゅうぅぅつっ
「ひぁあっ」
背中をそらせて歓声をあげるレイラ。
硬く勃起した肉の槍が淫液漬けになった肉ヒダの中に潜り込み、サッキュバスの極上の膣肉を掻き分けるとズンッと根元までぶち込まれる。
「やったね、ルクス、童貞卒業おめでとう」
「すごい、あんな奥まで入ってるぅ」
ルクスの左右から抱きついた二匹のサッキュバスは、嬉しそうに笑うと、頬にキスを繰り返す。
しかし、当のルクスは…
「……ぅぁ…ぁぁ…・ぁぁ…」
あまりの気持ち良さに、言葉もなくヒクヒクと痙攣していた。
その深い青色の瞳は、瞳孔が開ききり、喉からはかすれた意味不明のうめき声が搾り出されている。
そこはもう、肉の交わりの快楽しかなかった。
ルクスの肉棒は、まるで軟体動物のようなヒダヒダがつまった膣壁の中にもぐりこみ、絶えまなく動くそれは先ほどの口なんかとは比較にならない、爆発的な快感を無理やり敏感な神経に送り込んでくる。
「…ぅぅぅ…ぁぁあ…いいぃ…いぐぅぅ」
まるで、体中の神経がサッキュバスの蜜壺が与える快楽の電気信号に耐えられず、次々と焼き切れて狂っていくようだった。
「んあぁっ…すっすご…いですわ…はぁはぁ……ふふふ、ルクス様、脱童貞おめでとうございます…んあっ、あふぅ」
少年の肉欲の塊で一気に膣内を貫かれた美しい魔性の女、レイラも黒い瞳から快感のあまり涙を流し、唇から涎をながして、上体をフラフラとさせていた。
ゆさゆさと重そうにゆれる白い乳房は、じっとりと淫らな汁をにじみださせ、肉棒を根元まで飲み込みぺたんっと少年の腰に座り込む大きな桃尻の間からは、愛液が断続的に流れて出ている。
「はぁはぁはぁ、いっいっちゃいましたわ…この私がたった一突きで…あぁ、こんな気持ちのいい肉棒…はぁはぁはぁ…おっお腹の中が熱くなって…さっ最高、ルクス様最高ですわ」
ルクスの童貞を奪ったレイラは、真っ赤な唇から熱い吐息を吐き、その均整のとれた体をビクビクっと痙攣させながら、膣から広がる余りの官能の波に押され、上半身をぐらぐらと揺らしていた。
その度に大きな黒い蝙蝠の羽がバランスをとろうと広がっていた。
「ねっ…姉さん、大丈夫?」
ラフィーネは、ぴったりとハメられた肉棒の根元を羨ましそうに見ながら、姉に声をかける。
「だっ…大丈夫ですわ…サッキュバスの私が…童貞のち○ぽごときで…はうぅぅ」
しかし、その魅惑的な肢体が船をこぐように動く度に、レイラは人間の肉棒をくわえ込んだ部分から走る熱い刺激に、気持ち良すぎてはしたない喘ぎ声をだしてしまう。
「あぁ…だっだめかも…かっ体がとまりませんわ…お腹の中が勝手に動いて…はぁ…もっと…もっと欲しい、ルクス様のおち○ぽ、おち○ぽっ」
ゆっくりと動いていた白い体は、やがて黒い羽でも抑えが効かないほど、どんどんと激しく揺れ動きだす。
それにあわせて豊満なたっぷりとした乳房が、たぷんたぷんと淫らに弾み、きゅっとしまった腰が激しいリズムで円を描くように巧みに踊りだす。
「ひぃ…いいぃ…やっやめ…うっ動かないで…ううぅ…うぁあああっ」
ルクスはまるで淫魔の肉の割れ目に呑み込まれていくような感覚に陥りながら、ペニスを貪欲にむさぼる膣肉の感触に我を忘れる。
「ふふふ、だから言ったでしょルクスぅ、レイラ姉さんのアソコはすごいって…でもルクスもすごいよ、普通入れちゃっただけで全部出しちゃうんだから…本当ルクスは素敵よ」
優しげな微笑を浮かべたレンが、喘ぐルクスの耳元にそう囁くと、レロレロと舌を潜り込ませる。
「あぁ…こっ腰がぁ…とっとまらな、うあぁ、やめて…くれ…おっおかしくぅ…ひぃぃぃいい、いいぃ、いいぃ」
だがルクスはそんな言葉を聞いている余裕など全然なかった。
自らの腰の上にまたがる妖艶な美女は、ますますその腰の動きを激しくし、そのほっそりとした腰がひねられる度に、膣内の肉棒がすべての方向から絡みつかれ吸い付かれしゃぶられるのだ。
しかも、ルクスの生存の意思を無視して、男としての本能がもっとその魔性の肉をむさぼろうと、みずから命を啜る蜜壺に向けて腰を打ち出してしまう。
ずちゅ ずちゅ ずちゅうぅ ずちゅ ずちゅぅっ
300年ぶりの人間と、それを捕食するサッキュバスの淫らな食事の音が、ダンジョンの一室に響き渡る。
「ひぁ、あぁ、いいですわ、ルクス様ぁ、なっ…中を…突いて…あぁ、人間様のおち○ぽがぁ…とっとまらない…あぁぁっ…いいぃ、いいですわ、おっおかしく…なり…そっ」
気持ち良さそうにびくびくと震えるレイラは、漆黒の羽をひろげ背筋を反らすと、曲げた小指をかみながらエクスタシーをたっぷり味わい、また貪欲に何度も何度も腰をふりたくる。
「うあぁ…あぁぁ…まっまた…うっ…いやだぁ…やっやめて…くれぇ…ぇぇぇ」
ルクスの絶叫の響く中、サッキュバスの淫らに蠢く肉壺がペニスを激しく出し入れし続ける。
ずちゅ ずっちゅ ずっちゅ ずぅっちゅ
粘液が攪拌され、肉と肉がぶつかる原始的な音が卑猥に鳴り響く。
「ひぃ、いいぃ、いいですわ、童貞ち○ぽぉ、ルクス様の童貞ち○ぽぉ…あぁぁ、子宮の奥でたっぷり女の味を教えてさしあげますわ…あっ、んあぁっほら、激しく、突いて……んっ、そうですわ、あふぅ、あぁぁ、いいですわよ…ふふふ、ご褒美を差し上げますわ、ほら、童貞おち○ぽをお姉さんのお腹の中でたっぷりズリズリしてあげますわよ」
官能に狂った笑みを浮かべる妖艶な美女は、蜜壺の中で、淫液にまみれた若い少年の肉棒をムチムチの淫肉でこね回し、うねる肉ヒダでその敏感なシャフトをシゴキあげる。
「うぁぁ…あぁっ、あっ、あぁ、あぁっ」
口を半開きにして、電気ショックを受け続けているように痙攣をくりかえすルクス。
恐ろしいほどの快感がその身を襲い、体力と精神力の限界を迎え、精巣から溢れあがったザーメンが駆け上がり、爆発しそうになる。
「でっでるぅぅ…でっでちまうぅ…うぁぁぁ」
「あん、まだですわよ、んんっ、もっと、もっと貫いてくださいませ…んっ」
しかし、レイラが微かに眉をひそめると、柔らかく絡みつく肉壺の入り口がきゅっと締まり、絶妙な圧力で肉棒の根元を押さえつけ射精をとめてしまう。
「ひぎぎぎぃ…だっださせて…うぐぅぅ」
「あんっ…ふふふ、まだって言いましたでしょ、ルクス様、もっと、もっと…ねぇほら、腰をふってくださいませぇ、おち○ぽでレイラの中をかき回してくださいませ」
レイラは、300年ぶりの男の味に、徐々にいつもの温和な性格が剥げ落ち、サッキュバスの本能を蘇らせていく。
「さぁ、腰を振ってくださいませ、ルクス様」
長い髪を乱して腰をふるレイラはそう言いながら、ちらりと身体の下のルクスの瞳を覗き込む。
「ひぃ…そっ…そんな…やめ…ひいぎぃぃ…っっっうううううぅ」
レイラの黒い瞳に見つめられただけで、少年の体は限界を超えて魔性の女性をむさぼろうと腰を突き上げ、人外の動きをみせる肉襞の奥に亀頭をもぐりこませていく。
美女の膣内は、キツキツの肉筒がまるでむしゃぶりつくようにぴったりと肉棒全体に張り付き、離さない。
絡みつく肉襞はワサワサと絶妙の動きで這い回り、幾重にも肉棒を包む淫らな膣壁の締まりは想像を超えた快感を与えてくれる。
そして子宮口は、亀頭を包み込むと吸引するようにズチュズチュとお腹の中で動いている。
レイラのそこはまさに男の欲望を吐き出させるためだけの桃源郷だった。
「ひぐぅぅっ…ぁぁぁ…おっおかしく…なって…うぐぅぅ」
こんな人外の肉壺を体験しては、もう普通の女性との性行為では満足出来ない体になってしまっているだろう。
他に女性を知らないルクスだったが、それでもこの快楽が人間相手では得られない、魅惑の、そして魔性の悦楽であることを雄としての本能で悟っていた。
その、麻薬のように心と身体を狂わす素晴らしさを。
「ふふふ、気持ちいいんですわね、涎をそんなに垂らされて…わたしもいいですわよ…ねぇ、ルクス様我慢なさらず、気持ちいいって言ってくださいませ」
ギシギシとテーブルをきしませながら、騎乗位ではげしく腰をふるサッキュバス。
その男を狂わす妖艶な美女の身体の下で、今まさに狂わされている若き王子。
「うあぁ…ううぅ…いっいいぃ…」
その口から、かすれた声であっさりと快楽を享受する言葉がこぼれでる。
戦士として、身も心も鍛え上げ強靭だった筈の意識は、すでにボロボロと崩れ落ち、今はただサッキュバス達の与えるねっとりとした濃密な快楽にまみれ、セックス漬けにされていた。
「ふふふ、素直になってくれて嬉しいですわ、ほら、もっと、言ってくださいませ、ルクス様のお口で、レイラのが気持ちいいって言ってくださいませ」
そんなルクスの様子に、にんまりと満足げな笑みを浮かべるレイラは、嬉しさも伴いさらに激しく肉壁を蠕動させ腰をくねらせながら、畳み掛ける。
「あぁ…きっ気持ちいい…レ…レイ…ラ…いいぃ」
ルクスの震える唇から、サッキュバスの長女の名前がこぼれでる。
「ルクス様ぁ、ルクス様ぁ…あぁぁ…ようやく名前を呼んでくださいましたね…あっ…あっ…嬉しいですわ、もう…もうレイラはルクス様をはなしませんからね、約束ですわ」
初めて名前を呼ばれたレイラは、感動のあまりきゅんっと子宮を熱くし、さらなるご褒美とばかりにむちゃくちゃに腰をひねり肉壺を蠢かし、さらにルクスに声をあげさせる。
そんな姉を、ルクスの体中を嘗め回し弄っている妹達がうらやましそうに見つめていた。
「レっ…レイラの……俺は…レイラの…あうぅぅ」
まるで催眠術にかかったかのように、サッキュバス達にもみくちゃにされ犯されながら、若き王子は言葉を繰り返す。
「えぇ、そっ、そうですわ、ルクス様はレイラのモノですわ…あんっ…ふふふ、かわりにルクス様にはレイラの淫乱でスケベでドロドロの肉穴を差し上げますわよ、欲しくありません?このスケベな穴」
そう言うと、レイラはムチムチしたお尻をぐりっとルクスの腰の上で動かしてみせる。
「うおぉぉっ…ううぅぅ…いいぃ…ひぎぃぃぃ」
へばりつき蠕動する膣壁が捻れるように動き回り、ルクス王子のペニスを絞るようにシゴキあげる。
「ふふふふ、いいでしょ、この肉の穴は…どうですか?これをルクス様だけのモノにできますのよ…いつでも好きなだけ、この穴をほじくりかえして頂いて結構ですのよ」
ばさっと蝙蝠の羽をはばたかせながら、汗の雫を飛ばし、ルクスと交われば交わるほどにますます淫らに美しく濡れ光るレイラは、艶然とした笑みを浮かべてルクスに囁きかける。
「あうぅ…ううぅっ…こっこの気持ちのいい…のが…おっ…俺の…」
「ええ、そうですわ、肉穴だけでは不服ですか?ふふふ、では、このレイラの身体全てルクス王子に差し上げますわ」
たぷんっと汗と淫液にまみれた巨乳をゆらし、そのすらりとしたお腹の中でぐちゅぐちゅと音をたてながら肉棒をシゴキあげる妖女は、少年に甘く極上の餌を与えてやる。
「そのかわり、ルクス様をこのレイラにくださいませ、ふふふ、ルクス様がレイラのモノになるだけで、毎日この快楽を味わえるんですよ」
支払う代価も報酬もどちらも同じ、サッキュバスの肉の奴隷になるということだった。
わざわざ、こんなことを聞くのはただ一つ、ルクス自らの口で言わせ、自分がサッキュバスのモノになったことを魂にまで刷り込んでやるためだ。
「さぁ…どうします?ルクス様、レイラの身体欲しくないのですか?……ザーメンだしたくて堪らないですわよね?わたしのスケベな穴の中に?わかりますわ、お腹の中でビクビクしてますもの……でも、まだ駄目ですわ、ちゃんと決めていただかないと、一生このまま生殺しですわよ」
膣内でビクビクともう限界近くまで膨張している肉棒を感じたレイラは、ちらりと濡れた赤い唇から犬歯をみせて、若き王子に残酷に囁いてあげる。
彼女の意思で蜜壺の入り口が肉棒の根元を締め付け続け、射精をコントロールしていることを思い出せてやる。
「……ほっ…欲しい…レイラが欲しい…たったのむ…くっくださぃ…あうぅぅ…ださせてくださ…いぃ」
ついにルクスの唇から、サッキュバスの軍門に完璧にくだる敗北の言葉が吐き出されていた。
もう王子の頭の中には、助けるはずだった姫の名前も、迷宮で失った部下のことも、そして守るべき王国のこともなく、あるのはただ目の前の妖艶で淫らなメスの穴の中に欲望を吐き出すことだけだった。
「あぁぁ…はい、勿論、勿論ですわ…レイラの淫乱な肉穴はルクス様のモノ、さぁお好きに出してくださいませ…ルクス様、あなたのレイラの膣の中一杯にザーメン汁をお出しくださいませ」
レイラは感極まって震えながら、今まさに300年ぶりのそれも極上ザーメンを子宮であじわうべく、せき止めていた肉棒の根元の頚木をはずす。
その途端、
ぶぴゅうぅっ どぴゅぅうっ どびゅぅぅ どぷぅっ どびゅぅつ
「うあぁぁぁぁああああああぁぁっ」
ルクスの魂切る叫び声と共に、今までに無い大量のしかも子種がたっぷりと詰まったドロドロのザーメンが、音を立ててサッキュバスの子宮にぶち当たる。
「ひあぁっ、あぁぁ、すごっ…熱くて…あぁ…ふぁぁ、出てますわ、ルクス様の精液どぴゅどぴゅでてますわ…ふぁ、あっ、あっ、あっ」
レイラは波うつ黒髪をかきむしるようにして美貌を狂わせ、腰をグイグイと押し付けながら、注ぎ込まれる精液とともに、ルクスの精気を物凄い勢いで子宮で飲み干し吸い出していく。
「ひいいいっ、いいぃ、でるぅ、全部ぅ…あぁぁぁぁっ」
ルクスはそんな二人の様子を熱い視線で見守っていたレンとミルを何かに頼るかのようにしっかりと抱き締めると、ブルブルと震えながら命をすり減らす射精を続ける。
どぴゅ どぴゅ どぴゅうっ どく どくっ
「すっすごく濃くて、本当に信じられませんわ…あっだめ…こんな、おっ美味しすぎて、こっ腰が止まらない…こっこんなのダメですわ…ひっ卑怯ですわよ…童貞おち○ぽ汁、さっ最高ぅぅぅぅ」
精気のたっぷりこもったザーメンを注がれるレイラは、かつてない程の気持ち良さそうな嬉しい悲鳴をあげていた。
膣全体で若き王子を受け止めながら、ゆさゆさとスケベな形の巨乳をゆらし、さらにもっともっと吸い出そうと腰をしゃにむに動かしている。
しかし、一度に出せる量の限界を遙かに超えて射精をするルクスは、英雄クラスの力を持つとは言え、所詮は人間。
サッキュバスの貪欲な欲望を全て満たせるはずもなく、徐々にその勢いが衰えだしていく。
どく どく どく どくっん
「いやぁ、だめ、まだ、まだ、もっと吸いますわ、ルクス様、まだできるでしょ?いやよ、やめないで……レイラの中にどぴゅどぴゅだしてください、ザーメンだしてくださいませぇ」
いかに若き王族で人間の女を知らないという、今までに無い極上の精子でも、300年間飢えに飢えていた身体は容易には満たされない。
レイラは泣きそうになりながら、いやいやっと首をふると、両手をルクスの上について、むっちりと大きなお尻を上下に激しくしゃにむに振りたくりだす。
「だめよ…また大きくしてくださいませ、ルクス様はレイラのモノ…さぁ、さぁ、さぁ」
まさにこれぞ男の精をすするサッキュバスと言わんばかりの貪欲なスケベさで、美しい姿から汗を撒き散らし、たわわな胸をゆらし、膣内で力を失いつつある肉棒に人間の限界を超える刺激を与え続ける。
「…ひぎぃ…うぅうぅ…もっもう…やめ…・うがぁあああぁあああ」
以前にピンク色のブレスを吐かれ限界を超えて精気を搾り出された時と同様に、レイラの肉襞がシコシコとルクスの肉棒をこね回すと、それに身体が勝手に反応をして命をすり減らし精気を作らせようとする。
「うぐぅぅぅ…ぁぁあああああ」
ルクスの心臓は激しい過負荷にさらされながら、しかしそれ以上の快楽に導かれるように命の灯を一気に燃え上がらせ、肉棒に硬さと欲望を取り戻させていく。
「あぁ、きた、きましたわ、んふふふふ、ルクス様またお元気なられて、んんぅぅ、いいですわぁ、コツコツ子宮をついてますわ」
お腹の中を突き上げるペニスの硬度に満足したレイラは、荒い息をついて欲望に溺れるルクスを笑みを作って見つめる。
「さぁ、またたっぷり出してくださいませね、レイラの肉穴はルクス様のモノなんですから」
その女神のような極上の笑みのまままた腰をくねらせ、さらなる射精に容赦なく導こうとする。
「ねっ、姉さん、これ以上は…ルクス王子が耐えられない、姉さんってば、もうやめないと」
グングンとまた精巣が膨らみ、精気が溜まっていくのを見ながらラフィーネが慌てた声をだして姉を止めようとする。
「お黙りなさい、ラフィーネ、ルクス様はまだまだこのレイラに出したいと申してますのよ!」
だが、それに応えたレイラは、いつもの妹思いのおっとりとした口調ではなく、態度を一変させラフィーネの願いを一蹴する。
その顔は、サッキュバス特有の欲望に忠実な魔族そのものの、身震いするほどの妖艶さをはなつ魔性の美貌だった。
「……あっ…姉さん…切れちゃった」
ラフィーネは久しぶりにみたサッキュバスの本能を100%だしきった姉の姿にあんぐりと口をひらいたまま呆然とする。
「……これは…もう、駄目ね」
こうなるともう、誰もレイラを止められはしない。
「黒き翼」と呼ばれ、サッキュバスの中でも最高の淫乱さと貪欲さを誇るレイラの本性がでてしまったのだ。
その淫乱さは800年前に、騎士の一個大隊をたった一人で犯しぬき、全ての精気を啜り取り壊滅させたほどなのだ。
その後、その実力を買われて凶王にこのダンジョンの最下層に召還されて来たのだ。
もっともいつもは比較的温和な仮面をかぶっているが、一度その仮面がはがれサッキュバスの本性を全開にすると…
「あちゃぁ…ルクス…死なないでね」
レンは、もう無理かもっと悲壮感をその可愛らしい顔に漂わせながら、ルクスの流れる汗をペロペロと舐め取ってやる。
「お兄ちゃん…うわ〜ん」
ミルにいたっては、レイラからあふれ出す魔性の力に怯え、ガクガクと震えながらルクスの胸に抱きついている。
そして、サッキュバスの本性を全開に発揮するレイラは…
「おほほほほほっ、さぁ、ルクス様、レイラの肉穴をもっと突いて突いて突きまくってくださいませ」
高笑いするその姿は妖女そのもの、淫液を滴らせる美しい肢体を激しく律動させている。
長い黒髪は、まるでそれ自体が意思をもっているかのように動きまわり、ルクスとの結合部に這いよると、根元に幾重にも巻きつき、精気を啜り取る。
さらに、激しく動く身体にあわせて、豊かな乳房が跳ね上がると、汗とともにその先端から乳白色の甘い液体が迸り、ルクスをさらに酔わせていく。
「おほほほ、いいですわ…あひぃ…お臍の裏側まで突き上げられてますわっ…んあぁっ、ルクス様最高ですわよ、さぁもっとあなたのスケベな穴を楽しんでくださいませ、ほほほほほっ」
妖女の快楽を貪る声とともに、淫液塗れの白くむっちりとしたお尻が、跳ね上がり、また肉棒をずぶぶぶっと飲み込みながらルクスの臀部でいやらしい肉の音をたて激しく跳ね上がる。
ずぶぅ ずちゅ ずぶぶぶっ ずちゅぅ ずぶぅ
「んはぁ、あっ、あっ、あっ、ルクス様の固いのが、お腹の中をゴリゴリってひっかいて、いいですわぁ、ほら、もっと、そこも…ほほほほっほ、そうですわ、レイラの中のヒダヒダめくり上げて抉り込んでくださいませぇ、ほーほほほほっ」
騎乗位でお尻をふりたくるレイラの背中からは、真っ黒な蝙蝠の羽が今までに無く大きく羽ばたき、部屋の天井を漆黒でおおいつくさんばかりに広がっていく。
羽一面にびっしりと生えた微細な羽毛から、レイラが気持ちよさそうに嬌声を上げる度に、じんわりと蜜液が染み出し、あたりにピンク色の霧を漂わせ出していた。
ねっとりと空気を犯すその霧は、一息吸い込んだだけで絶頂に達し、命が果てるまで淫欲に狂わせる魔力をもった、強力な催淫剤となって部屋中に立ち込める。
「うぁぁ…おっおかしく…なるぅ…あぁ…かっ身体がぁ…ひあぁぃ、いいいぃ」
そんな男を食らう妖女の力の前に、ルクスはただ襲い掛かる快楽に飲みこまれ、肉棒から精気を吸われ続け、それでも腰を跳ね上げるのを止められないでいた。
「おっほほほほほ、おかしくなってくださいませ、あぁ、その快楽にむせぶお顔、素敵ですわ、そそりますわぁ、ほほほほっ」
淫液を滲み出し妖艶な姿で肉棒を貪るサッキュバス。
その白く透き通るような肌から汗を滴らせ上下に揺れる度に、例えようも無い快楽を与えるかわりに、ルクスの肉棒から命をすり減らし精気を吸引していく。
「あぁ…ぁぁぁっ…吸われて…うぁぁ…もう…もう…」
激しく交尾にふけるレイラの肉感的な身体の下で、ルクスはビクビクと痙攣を続ける。
そのトロンと濁ったガラス玉のようになったスカイブルーの瞳には、妖艶に笑う黒髪の美女の姿だけが映っていた。
豊満なバストとくびれた腰、そしてむっちりとした肉感的なヒップ。
女性らしいその姿が、官能に支配されたルクスの心に懐かしい面影を思い出させていた。
「あぁ…もう、助けて…はっ…母上ぇ」
思わず、ルクスは幼い時にはやり病で死んでしまった母を小さく呼んでいた。
レイラの豊かにたわむ乳房が、包み込むような母性を連想させてしまったのだろう。
しかし、たとえ小言だろうと、愛しいご馳走のルクスが放つ言葉を、今の性欲の塊のレイラが聞き逃すはずもなく、なにやら良い事を思いついたようにその真紅の唇を楽しそうに歪める。
「ほほほほっ、ルクス様ったら母上をお呼びになって…そう、そんなに母上がお好きなら、私が今日からルクス様の母上になってあげますわ、ほほほほっ、まずは、そうですわね…」
人間の欲望を読み取るサッキュバスの能力を発揮したレイラは、ルクスが彼女の豊満な乳房に興味をしめしていることを感じとる。
「ふふふ、そうね……母上のおっぱいよ、坊や」
たっぷりと重そうな乳房を両手ですくい上げ、つんと尖った乳首の先から乳白色の淫液を滴らせながら、かがみ込むようにルクスの口元へ持っていく。
「あぁ…はっ…母上…んぐぅ、んぐ、んぐ」
理性を失いつつあるルクスは、何の疑い持たずに甘い香りに誘われるようにそのスケベに勃起した乳首を口に含むと、むにゅっと押し当てられる乳房に顔を包まれながら、コクコクと喉を潤していく。
「おほほほほ、さぁおっぱいをお吸いなさい、坊や、そして、たっぷり母上のお腹の中に精液をお出しなさい」
両手からこぼれ出す程の巨乳をルクスに与え、母乳を授乳させながら、レイラはさらに激しく膣壁を動かすと、肉棒をシゴキあげる。
「うあぁ…あぁっ…んぐぅ、母上ぇ、んんっ」
その刺激に、ルクスはビクビクっと反応しながら、甘く蕩けるような蜜の味の虜になったようにサッキュバスの豊かなおっぱいを口に含み乳首に吸い付くと、ちゅうちゅうと美味しそうに母乳を飲み続ける。
「ほほほ、いいわ、坊や、もっとがっついて、歯をたてて、好きなだけ舐めしゃぶりなさい、欲望のままに、本能のままに、おほほほ、そうですわ、母上のお乳を吸いながら腰をふって母上を犯すのよ」
「んぐ…んんっ…んぐぅ、母上ぇ…ちゅうちゅう…んぐっ」
ルクスは麻薬の常習者のように、言われるがままレイラの柔らかくお餅の様なバストにむしゃぶりつき、淫らな突起に噛み付きシゴキ上げ、ちゅうちゅうと母乳を吸う。
その間にも、絡みつく暖かな美女の淫肉に、自らのペニスを突き入れガクガクと腰を動かしていた。
「んあぁ、いっ、いいわですわ、坊や、そうよ母上をもっと喜ばせて…んぁっ、いいわですわ、ほほほほほっ」
ルクスの中の母親に対する思慕の思いさえも、巧みに肉欲へと変化させ味わう貪欲なサッキュバス。
若い王子の懐かしい母への思いは、妖艶な美女の豊かな胸への執着となっていた。
「あぁ、母上…もっとおっぱい…んぐんぐぅ…ううぅ…きもちいぃ…ですぅ…母上ぇ」
相手への大きな思いは、尽きることのない肉欲に変わり、ルクスはこのスケベな母親をもっともっと犯すべく、ゆさゆさ揺れる乳房に顔を埋め、触るを幸いに嘗め回し、びゅくびゅくと噴き出す母乳塗れになっていく。
「おほほほほっ、母上のおっぱいに顔を埋めて、本当に坊やは甘えん坊ね、あら…お腹の中で今、ビクビクってしましたわよ、ほほほほ、くるのね?…坊やのおち○ちん、母上のお腹の中でもうはじけちゃいそうなのね?」
精気を吸い取り淫らに蠕動しつづける淫肉の罠の中で、一心不乱におっぱいにむしゃぶりつく少年の欲望がいっきに膨らみ破裂しそうに脈打っている。
肉欲の対象の母親を演じるサッキュバスはそのことに気がつくと嬉しそうに漆黒の羽をはばたかせ、グリグリと亀頭を子宮口に押し付けていた。
「さぁ、母上の中に、中にだして、坊や」
レイラがにっこりと笑いながら優しく囁くその声は、天然の麻薬のような母乳にくるったルクスには本当の亡き母上の声に聞こえていた。
「うん…出す…出すよ、母上…母上の中に…ううぅあぁぁぁぁ、母上ぇ」
欲望に狂い濁ったスカイブルーの瞳を見開き、豊満なバストに顔を埋めるルクスは、ビクンビクンと腰を痙攣させる。
どぴゅぅ どぴゅぅ どくっ どぴゅ どぴっ
まるでボトルを逆さにして中身を撒き散らすような音とともに、噴き出す大量の精液。
「出てますわ、坊や、坊やのザーメン、あぁぁ、なんて美味しいの」
ドクドクとザーメンを膣内で受け取る度に、サッキュバスは少年の顔をぬるぬるの巨乳で撫で回し、ご褒美に濃厚な母乳を飲ませてあげる。
どくっ どくっ どぴゅ どぴゅどぴゅどぴゅ
「母上、母上っ…母上の中で…あぁ、気持ちいいいぃ」
ルクスは与えられるスケベなおっぱいに、幾つも跡を残すほど吸いまくり、歯をたて吸い付きながら、ぎゅぎゅっと絞り上げ蠢く暖かなサッキュバスの膣内になんの疑いも無くザーメンを注ぎこみ続ける。
「ほほほほっ、いいのよ、坊や、気持ちいいなら何をしても、母上を犯して気持ちいいでしょ?母上の中は最高でしょ?おほほほほほっ」
「うんっ…はっ母上の中、暖かくて…きっ気持ちよくてぇ…うううあっ、とっとまらないよぉぉぉ」
哄笑しながら腰をふる美しき魔性の女と、搾取され射精を続ける囚われの若き王子。
一突きごとに噴出するザーメン、白い肌から滲み出す汗、蝙蝠の羽から湧き出す甘い香りの淫らな霧、どろりと滴る白濁した母乳、それらが混じりあい絡み合う肉体に降りかかり、ねちゃねちゃと粘着質な音をたてて溶け合っていく。
どぴゅ どぴゅ ぐちゅ じゅるるぅ ぐちゅぅ
「いいのよ、坊や、もっともっとお出しなさい、そうすれば母上と一つになれるわ、ほら腰を突きあげなさい、あうぅっ、いい子ね、母上のおま○こをザーメン塗れにするのよ、子宮の中までたっぷりと、あんっ、あっ、あっ」
王子の母親になりきったレイラの美しい顔が桜色に染まり、サッキュバスにとっての至福の瞬間をビクビクと身体を震わせながら享受している。
「うあぁっ、母上ぇぇええええ」
そんな媚態の下で、ルクスが腰を突き上げる度に、レイラの腰が浮き上がるほど肉棒が突き刺さり、その先端から若い王子の精液が噴き上がり続けていた。
その頃、テーブルに大の字に横たわりレイラに騎乗位で精液をしぼられる少年の足元では、次女のラフィーネがせつなそうなため息をついていた。
「あぁ、あの一滴でもいいからわけてくれないかしら姉さん……ふぅ、無理そうね」
肉棒を根元までくわえ込んだ肉ビラの間からあふれ出るのは愛液だけで、あれほど注がれたのに泡立つ精液の一つも流れだしてはいない。
すべて貪欲な黒い翼の異名をもつサッキュバスの子宮の中に消えているのだ。
ラフィーネは、寂しそうに顔をおろすと、また少しでも精気を自分も貪ろうと、ルクスの袋からアヌスにかけてをねっとりと舐めまわしだす。
その鼻先では、大量のザーメンを噴き上げていた肉棒が、やっと射精を終了していた。
「はぁはぁはぁ…あぁ…俺は…母上?」
たっぷりと満足のいくまでザーメンを注ぎこんだルクスは、荒い息をつきながらぼんやりと視線を身体の上の美しい人に向ける。
眼前のたっぷりとした乳房と甘い母乳をくれた、包み込むような柔らかな肉体の持ち主。
その顔は、恐ろしいほどに美しく人間を魅了してやまない妖艶さを漂わせ、その肢体はどんな彫刻家でも作れない最高の曲線を描いている。
そして、背中に生える真っ黒な蝙蝠の羽。
「おほほほほ、楽しんでいただけましたか坊や…いいえ、ルクス様」
そこには手の甲を口にやって高らかに笑う、魔性の生き物がいた。
「あぁぁ…さっ…サッキュバス…」
呆然とつぶやくルクス。
「ええ、そうですわ、レイラですわ、ルクス様、あなたのスケベな肉穴にして、淫らに交わった母上、ほほほほっ、何度も中に出してくださったではないですか、この気持ちのいい肉穴の感触をお忘れですか?ほら今まだつながったままですわ」
……レイラ…母上…サッキュバス…交わり…何度も中に…・・気持ちいい…
すでに戦士としての意思は崩壊しボロボロとなっていたルクスの、さらに奥、人間としての尊厳を支えていた根底までもが、目の前の美女によって犯され、肉欲を刷り込まれていく。
「しかし、なんてことかしらルクス様、母上を呼びながらザーメンをお出しになるなんて…しかもこんなにたっぷり子宮に中だしだなんて、いけないお方ですわ、おほほほほほっ」
「ひぁぁ…あぁ…おっ…俺は…あぁぁぁ」
ルクスのスカイブルーの瞳からわけもわからず涙が零れ落ちる。
しかし、それが何のために流された涙のなのかは、もう自分ではわからない。
わかるのはただ、今目の前で笑っている美女を…犯したいっ、もっともっと肉欲の限りをつくし全てをこの美女の中に注ぎ込んでやりたい…それだけだ。
「レイラ姉さん、ルクスが壊れちゃうよぉ、ねぇもうやめたげて…ルクスぅ、しっかりぃ」
そんなすっかりイッちゃってるルクスの様子をみたレンが、切れて覚醒している姉のレイラの恐怖にたえながら、涙ながらに訴える。
「そうだよぉ、ミルからもお願い、ちょっとでいいよ、休ませてあげて、お姉ちゃん」
ミルもピンクの瞳に涙の雫を盛り上げ、ふるふると震えながら声をだす。
なにせこのまま死んでしまっては、もう二度と人間を味わうことなく、またダンジョンの奥で耐える生活に逆もどりなのだ。
「ほほほほっ、お黙りなさいレン、ミル、ルクス様は欲望に素直になされただけですわ、それでいいんですわよルクス様、これからルクス様は私を、このレイラをお好きに抱けばいいのです、母上でも姉君でも妹でも娘でも妻でも妾でも、私は何でもなって見せますわ、ルクス様のザーメンさえ頂けるのなら、ほほほほほ」
しかし、ブチ切れてサッキュバスの本能に支配されたレイラには、そんな同族の嘆願など意味がなかった。
レイラは高笑いを続けながら、サッキュバスの本能に従いさらに精気を啜り取ろうと、そっとルクスの頬に白い手を添える。
ルクスの瞳はすでに生気に乏しく、凛々しかった顔には影が差しだしている。
そんなルクスとは逆に交われば交わるほど精気を吸い取り光り輝くレイラは、魔性の力を放つ黒い瞳でルクスをじっと覗き込み、耳元に甘い息とともに囁きかける。
「さぁ、まだまだ出来ますわよね、ルクス様、次はどこにお出しになります、お口?お胸?それともお尻がよろしいですか?もちろん、このまま中でも結構ですわよ、さぁ、ルクス様」
ふわっと甘い香りのする吐息が顔にかかると、またしてもルクスの身体が限界をこえ残ったわずかな命をすり減らし、肉棒をたぎらせ、欲望の炎を燃やしだす。
「ううっ…あぁぁ…おっ…俺は…うぅぅぅ」
性欲を蘇らせた若き王子の身体は、すぐさま目の前の肉感的な美女をむさぼる衝動へとつき動かされ、硬くなった肉棒で、絶品のレイラの肉壺の中をグイグイと突き始める。
「あんっ、ほほほほっ、もう元気ですわね、あぁ、ルクス様のおち○ぽがお腹の内側をぞりぞりと擦ってますわよ、んあぁ、気持ちいいですわ」
嬌声をあげる魔性の美女は、母乳にまみれた豊満なバストをむにゅっと二の腕で押しつぶしながら、指先で自分の白いお腹をそっと撫でる。
「ほほほほ、この中にルクス様のおっきなペニスが入ってビクビクしてますわよ、ほらこうやって押さえると…あぁんっわかりますわぁ、ごりごりって肉襞に当たって、あぁぁん」
しなやかな身体をひくつかせながら、レイラはたわわに弾む胸をそらせ、肉棒を根元まで飲み込んだ下腹部をグイグイ指で圧しながら、ルクスにわざと見せつける。
その卑猥な光景にルクスのスカイブルーの瞳が、人間の限界を超えた性欲の暴走とともに濁った輝きを増していく、そして自らの肉棒の入った美女の淫靡な姿を見つめながら、狂ったように快楽の叫びを上げる。
「あぁぁ…きっきもちいいぃぃ…うぅぅ…もう、もう出させてぇ、レイラ、母上ぇ、中に、その気持ちのいい中に、もう…うぎぃ、うっきもじぃぃ…いいよぉ、肉が吸い付いてるぅ…ひぃ、中に、中にださせて…おっお願い…お願いしますぅ」
最後のほうは、血走った目を見開き、腰を跳ね上げサッキュバスの淫肉でペニスをシゴキながら、涙と涎を垂れ流して必死の嘆願をする。
「あぁっ、あんっ、もう、そんなにまた腰を突き上げて、おほほほ、可愛らしい人、それにまた中がよろしいの?ほほほほっ、もう膣内射精の虜ですわね、ルクス様ったら」
そんな若き王子の表情をレイラは、餌の喉元を咥え込んだ雌豹のように満足げに目を細めて見つめる。
その艶やかな唇は、必死でお願いする王子をあざ笑うかのようににんまりと笑みをつくっている。
「ほほほほほっ、どういたしましょうか?そうね……もっと激しくわたしの中をぐちゃぐちゃにしていただけたら考えないでもありませんわよ、ほほほほほっ」
レイラは、優雅に黒い髪の毛をかきあげながら、腰を淫らにうねる様に動かし膣内の肉棒をゆっくりと味わいつつ、甘い吐息とともに命じる。
「うあぁぁ…ひぃぃ……あぁ、レイラお願い、だっ出したいんだ……あぁ…突いてやるぅ…もっと、もっとレイラの…母上の中を突いてやるぅ…だから、だからぁ…うぁぁぁあああああ」
ぶんぶんっと頭をふったルクスは、両腕にしがみついていたレンとミルをふりほどく。
「きゃあ、ルクスぅ」「あんっ」
レンとミルの声など聞こえない若き王子は、その腕を伸ばし、肉棒を騎乗位でくわえこむレイラの細い腰をしっかりと掴み上げていた。
「おほほほほっ、素敵ですわルクス様、さぁわたしを犯してくださいませ、あぁ人間様に犯される、なんて素敵なの…んあぁっ、いいわぁ、いいですわ」
高笑いをするレイラの言葉が途中から、ガクンガクンと跳ね上がる肢体に揺られて跳ね上がる。
ずちゅ ずちゅ ずん ずんっ ずびゅっ ずんずん
「うおぉ、おぉぉっ、レイラぁ、すっすごいよ、母上ぇ、きもちいいぃ、いいぃ、いいっ」
ルクスのどこにそんな力が残っていたのかというほど、その手がレイラの腰をしっかりと掴み上げ、淫肉のつまった肉穴を固定すると下から腰をガツンガツンとブチ当てる。
「おほほほっ、いいっ、わたしも、ああん、いいですわ、このち○ぽ、最高ですわ」
ルクスの命を燃やす突き上げに合わせて、自らも快楽を貪ろうと、レイラは膣壁を震わせ肉筒全体で少年のペニスを包み込みシゴキ上げる。
「ひぃ、あぁぁ、もうだめ…だめに…なるぅ…あぁ、レイラぁ…レイラの肉穴は…ううぅ…好きに使って…いいんだろ…だっ、だから、お願い…出させて、レイラの腹の中にザーメンださせてくだいいぃ」
突き上げられながら艶然と微笑み気持ちよさそうに自分をみつめるサッキュバスに、ルクスは狂ってしまった心に従って、再度お願いを絶叫する。
そこにはもう、歴戦の英雄と肩をならべるといわれた戦士の誇りも何も無かった。
「おほほほ、わかりましたわ、たっ…たしかにこの穴はルクス様のモノですからね、お好きにおだしになってかまいませんわ、さぁ、おっ、おはやく、お出しになってザーメン汁っ」
余裕をだしているレイラだが、ルクスの激しい突き上げに膣内をむちゃくちに攪拌され、何度も軽いエクスタシーに達していた。
もっともサッキュバスの本性をさらけ出した今のレイラにとって、その程度でこの肉の宴を終わらす筈がない。
「出す、出すよ、レイラの、母上の中に出しちゃうううぅう」
そして、そんなサッキュバスの虜となった若き少年は、もう何度目か自分でも分からない命をすり減らし精気を啜り取られる射精を、サッキュバスの膣内に躊躇無く発射していた。
どぴゅ どぴゅ どぴゅ どぴゅ どくどくどく
「ふぁぁ…あぁぁ…きもひいぃい…レイラの中ぁ…吸い取られてぇ…あぁぁ、母上ぇ…ぁぁぁあああ」
ルクスはまるで我慢していた小水を放尿するように、レイラの腰に腕を絡めるようにして抱きつくと、ビクビクと腰をふるわせながら、そのぎゅうぎゅうの肉壺の最奥に精液を放出する。
さすがに、もう擦り切れる命の残量が少なくなったせいか、その濃さは衰え粘性も落ちているが、それでも常人と比べると遙かに多い量だった。
「ほほほほっ、ルクス様ったら、またスペルマを子宮の奥に直接ぶっかけてますわね…あぁぁ…いいですわ、ルクス様の精気がお腹の中に染み渡ってきますわ」
ルクスの膣内射精を受け止めながら、レイラはうっとりとした顔で、色づいた妖艶な上半身を自らの腕と黒い翼で抱き締めクネクネと腰をひねる。
「あひぃ、うっ動かさ…ない…ひぃぃぃ、ううぅぅつ、うっ」
その腰の動きで肉壁がひねり上げられ、さらに肉棒から精液が搾り出されていく。
どぴゅぅ どぴゅっ びゅびゅびゅっ
「はぁはぁはぁはぁ…出した…中に…レイラの…母上の中に…はぁはぁ…ぁぁ」
目の前の妖艶に微笑む美女のお腹の中に、今まさに自らの肉棒を突き入れ、たっぷりとザーメンを注ぎこんだのだ。
そんな満足感がゆっくりとルクスの胸の中に広がり、ようやく狂ったように高まっていた欲望がおさまりだす。
「おほほほほ、女の中に思うが侭に出すのは気持ちがいいでしょルクス様」
だが、ルクスと違い欲望が収まる事がないサッキュバスは、にんまりと微笑みながらルクスの満足感を見透かすと、さらに淫蕩で魅力的な提案を囁き、肉欲を再燃させる。
「そうですわ、今度また、たっぷり出せたらご褒美にルクス様の子種を孕んでさしあげますわ」
レイラは、その美貌を期待感たっぷりに微笑ませ、そっと白い指先で自分の下腹部を指差すと、ここに孕ませてっと唇を窄め、そっと甘い吐息と共にルクスに囁きかける。
「はっ…孕ませっ…ううぅ…ううぅぅぅっ」
レイラの甘い吐息がルクスの顔にかかった途端、美しい女に子種を孕ませたいという独占欲が、若い王子の中で轟々と燃え上がりだす。
すぐにその欲望の炎はもう本当に残りすくないルクスの生命力を燃料にし、射精後の力なかったペニスをぐんぐんと大きくしていく。
「ぐるぅぅぅぅつ」
理性を失い、獣の様なうなり声をあげるルクス。
その手はがしっと美女の細い腰をつかみあげ、徐々に力を取り戻していくペニスをもう待てないとばかりに、ぐいぐいっと無理やり動かし美女の膣内をえぐりだす。
「んあぁ…いいですわ、そのがっつく姿、人間臭くてすばらしいですわ、ほほほほっ…あぁぁっ、また大きくなって、凄い素敵っ、ああんっ…お腹の奥を…いいっ、いいですわよ」
嬉しそうな声をだし、唸り声をあげて腰を突きあげる王子に声援をおくるサッキュバス。
その身体は少年の腰のたたきつける衝撃で何度も跳ね上がり、豊かなバストはぶるんぶるんっと上下にゆれ動き、その肉ヒダからはじゅぶじゅぶっと愛液が掻き出される。
「うぐぐぐっ、ううぅぅぁあぁあぁ」
ルクスは歯を食いしばり唸り声をあげながら、ただ眼前の美女を孕ませ征服するという原始的な本能のまま、腰をふり欲望の塊を美女の胎内に注ぎ込もうと突いて突いて突き上げる。
「ほほほほっ、ルクス様、もっと、もっとですわ、突いてくださいませ、ルクス様の欲望を全てこのレイラにぶつけてくださいませ」
騎乗位の姿勢で激しくゆれながら、サッキュバスは気持ちよさそうに腰を振り、さらに貪欲な声をあげる。
その精気を吸い取る下の口の中では、既に硬く勃起したペニスが、嬉しそうな声をあげて美しい肢体をそらす美女に応えさらに力強くグングンと大きくなっていた。
「おほほほ、こんなに大きくして…んっ…まったくスケベになりましたわね、ふふふ、そんなに私を孕ませたかったのかしら?……まぁ、孕ませるといった瞬間にまた大きくなりましたわよ、おほほほほほ、最高ですわ、もうついさっきまで童貞ち○ぽだったとは思えませんわ、素敵ですわよルクス様、ほほほほっ」
傲慢な高笑いをして、その白く艶やかな肌をなめかしく動かすレイラ。
その姿は、人間の男の精力を貪るサッキュバスの性に忠実で、淫らで、淫蕩で、そしてなにより美しかった。
ゆっさゆっさと揺れ母乳を滴らせる巨乳も、淫らに踊るほっそりとした腰つきも、そして肉棒を突き入れられ喘ぐ美貌も、全ては人間の男を喜ばすためだけに進化した究極のスケベな身体なのだ。
その肉欲を貪るためだけに存在する身体が、いま300年ぶりに男をくわえ込み、輝きをましていた。
今のそんなサッキュバスの誘惑に逆らうことなど、たとえ神であっても無理だったろう。
そして、神ならぬ身のルクスは…
「いぐぅぅぅっ、うううっ、はっ孕ませてやるぅぅぅぅ」
原始的な本能を最大にまで肥大させられた欲望に従い、ぐいっと腕にレイラの腰を抱き締め肉棒を突き入れる。
「ほほほほっ、さぁ、くださいませ、ルクス様の子種、ドロドロの美味しいザーメンを流し込んでくださいませ」
レイラの声に頷くようにして、性欲に狂った若き王子は子宮めがけて亀頭をズンッと叩き込むと、今まで同様、命を削る子種を注ぎ込みはじめていた。
どぴゅ どぴゅ どびゅっる どくっ どくっ
「おほほほほほ、いいですわ、また出てますわよ、おほほほほほ、最高っ、人間様の精液最高ですわっ、ほら、ルクス様もっと出してくださいませ、でないとわたしに子種を孕ませられませんわよ、ほら、ほらっ」
レイラは黒い翼をさらにバサバサと羽ばたかせ、その身体をくねらすと、王子の命をたっぷり含んだ精液を、幾重にもペニスを包み込む膣肉を蠕動運動させ搾り出す。
サッキュバスの快楽を弄ぶ膣内は、子宮口にみっちりとはまった亀頭の鈴口から吐き出されるザーメンをじゅるじゅると啜り取り、約束通りに子供をなすため子宮内にどぷどぷと流し込む。
「うおぉっ…ううぅ…うううぅ…出るぅ…出てる…吸い出されるうぅぅぅ」
その感覚にルクスは悲鳴に近い快感の声をあげ続ける。
どぴゅ じゅるるるぅ どくどくっ じゅるるるるっ どぴゅどぴゅっ
「きてますわ、きっ…きてますわよ、ルクス様の精子がうようよ泳いでる子種汁が…わたしのお腹の中を叩いてますわ、んあぁぁっ、美味しすぎですわ、ほほほほっ、ルクス様ぁ、あぁ今わたし、孕まされてますわ、あぁ、ルクス様の子種に犯されてますわっ」
本当に嬉しそうな声をあげながら絶世の美女は黒い髪を生き物ようにうねうねと波打たせ、結合している肉棒の根元を髪先でシゴキあげて最後の一滴まで搾り出す。
「ううああぁぁっ」
どぴゅうぅつ
ルクスの断末魔のような快楽の叫び声とともに、全ての子種汁がサッキュバスの子宮の中に植えつけられ、たっぷりと溜まっていく。
「……ぁぁ…ぁぁぁ」
やがて、スベスベとしたレイラの細い腰から若き王子の腕がするりと離れる。
そこには王子の欲望の執着の印のように、赤い手形がくっきりと残っていた。
「おほほほ、まったくまたたっぷりと濃くってドロドロの精液を出しましたわね、よろしいですわ、ご褒美にルクス様の子種孕んでさしあげます、おほほほ、嬉しいでしょ?ルクス様の子種がこの淫らで美しいサッキュバスのお腹を大きくするのですよ」
ぐったりとしてテーブルに横たわるルクスの上で、若い精気をたっぷりと吸い取ったレイラが咲き誇る薔薇の花のような豪奢な笑顔を浮かべて微笑みかける。
「……はぁはぁはぁ…うっ嬉しいです…はぁはぁはぁ」
その呼びかけに答えるルクスはもう虫の息で呼吸もたえだえに横たわり、トロンとした濁った瞳で、ルクスとは逆に生気に溢れる美女を眩しそうに見つめるのが精一杯だった。
そこにはもう、世界最難関といわれた凶王の迷宮を、勇敢な部下を引きつれ最下層まで到達した若き王子という覇気も勇猛さもなく、ただ魅惑的なサッキュバスに虜にされ息も絶えだえの哀れな一人の少年がいるだけだった。
「ねっ…姉さん…もうそろそろ…ほら…少し回復させてあげないと…」
ようやく姉が一息ついたと思ったラフィーネが、恐る恐る声をかける。
「うん、そうだよ…ルクスがんばったもんね」
レンもそっと力なく落ちた王子の腕をとり脈をみながら、顔をひきつらせて賛成する。
「あっ…ミルもそれに賛成っ」
コクコクとあわてて頷く末っ子のミル。
三人の妹が、ごくりと唾を飲み込んで、ルクスの上に馬乗りになった姉の顔を覗き込む。
「おほほほ、何をいってるの、妹達、ルクス様はまだもっともっと欲望をお持ちなのよ、姉さんには聞こえるの、姉さんの中にだしたいって、そしてもっと確実に孕ませたいって、そう言ってるに違いありませんわ、ほほほほほほっ」
そこにはまったく冷静さを取り戻していない、黒き翼の異名をもつ貪欲なサッキュバスの血を遺憾なく発揮するレイラの高笑いと嫣然とした笑みが待っていた。
「…ラフィーネ姉さん、どうしよう、本格的にやばいかも」
「だっだからって、あたし今の姉さんに意見なんてできないわよ……怖いもの」
「わっわたしだって…」
「ミルも…」
ラフィーネ、レン、ミルの三人は小声でやり取りをするが、今までもこうなってしまった姉を止められたためしは無かった。
そんな妹達を無視して暴走モードのレイラは自らの飢えを満たすべく、貪欲に行動を開始する。
「ほほほほほっ、ねぇ、ルクス様、もっともっとわたしの淫らな身体、堪能したいわよね?」
ルクスの小さなくなった肉棒をくわえ込んだまま、騎乗位でまたがる美女は腰に手をやったポーズで、ゼェゼェと息をするルクスにたずね掛ける。
「したい…もっと…きっ…気持ちよく…なりた…ぃ」
そこにはもう命をほとんどすり減らし身動きも取れないはずなのに、濁った瞳に轟々と狂った欲情の炎を宿すルクスのとりつかれたような姿があった。
「おほほほほほっ、ほらごらんなさい、ほほほほっ、おまかせくださいルクス様、わたしが何度でも元気にして絞り出してさしあげますわ」
すっかり出来上がっているレイラは、ルクスの言葉に満足げに頷くと、そっとその真っ赤な唇を弱りきったルクスに寄せていてく。
「さぁ、ルクス様」
「…うぅ…ぁぁ……」
ねっとりと輝くレイラの妖艶な唇が、すでに精気を失いカサカサに干からびたルクスのそれにそっと重なる。
くちゅ ちゅく じゅるるぅつ
二人の重なった唇の間から、魔性の美女の蛭のように蠢く舌が見え隠れし、男を狂わせる甘い吐息とともに濃厚な唾液がとろっと王子の口の中に注ぎ込まれていく。
「ほほほほ、いかがですか?…あら…まぁ…もう元気になってまいりましたわ」
またムクムクとレイラの膣内で大きくなる王子の欲望の塊。
レイラは満足げに鼻を鳴らすと、ぴちゃっと音をたててルクスの唇から舌を引き抜き、愛しい人間様の顔を覗き込む。
その視線の先で虜となった若き王子は、蕩けるような恍惚の表情を浮かべ熱っぽくレイラを見返していた。
「んふふ、いいですわ、ルクス様、その表情、さぁザーメン出してくださいませ、レイラの肉ま○こをルクス様のザーメンでいっぱいにしてくださいませね」
「ぁぁ…ぁぁ」
ルクスの干からびた唇が微かにうめくと、それに答えるように、レイラの肉壷の中で、ビクンビクンと王子の肉棒が脈動する。
そして、すぐさまレイラの望みに応じるように、そのペニスの先端からドクっドクっと精液が溢れ出していた。
「ほほほほっ、これこそがサッキュバスの真の楽しみですわっ、はぁん、美味しいっ、子宮の中に広がるこの人間の命の温かさ、あぁ、ルクス様最高ですわぁ、おほほほほほほほ」
レイラはギシギシとテーブルを揺らして腰をふりながら気持ちよさそうに身をくねらせ、恍惚とした表情の若き王子の精気をとことん貪り尽くしていく。
どくん どくん どくん とくんっ
部屋中に響く哄笑とともにレイラが精気を貪るその下で、ルクスはまさに最後の命の灯を削り射精を繰り返していた。
「…ぁぁ…ぃぃ…ぁぁぁ」
気持ちよすぎる妖女の肉襞の中で、まるで肉棒の先から吸いとられるように、ズルルっと生命力が引き抜かれていく…
それに比例し、足の先や手の先から徐々に感覚がなくなり、急速に冷たくなっていくのがルクスにはわかっていた。
それでもやめられないのだ。
サッキュバスの妖艶な笑みと、あの麗しい肢体で求められると……
唯一つ、股間でそびえたつ肉棒だけがドクドクと脈打つと、そこからサッキュバスの極上の胎内にルクスの体中の温かさが吸い尽くされていく。
「…ぁぁぁ…ぁぁ…ぁぁ」
そして今、その最後の命の輝きもが、ドクッという律動とともにルクスのペニスから吐き出されていた。
痛みも辛さもない、ただサッキュバスの与えてくれる快楽の中、ルクスの意識がゆっくりと遠のいていく……
白く…白く燃え尽きて…真っ白に………
「あれ、ルクス…ねぇルクスってばぁ」
若き王子の異変にレンがあわてた声をだし、パチパチと頬を叩くが失神しているのか反応しない。
「おっ…お兄ちゃん」
ミルがその口元に顔を寄せるが、こちらも何故か反応がない。
「ルクス王子?」
ラフィーネが恐る恐るルクスの首筋に指をおき、鼓動をたしかめる。
やがて…そっと首をふる。
「……ご臨終です」
「え?…なっ何ですってええええええ」
ラフィーネのその言葉に、はっと我にかえったレイラの視線の先には、まさに大往生のルクスが精魂つきはて真っ白になってくたっと横たわっている。
「…るっ…ルクス…死んじゃった」
レンの乾いた声が凶王の迷宮の最下層、サッキュバス達の住処に何時までもこだましていた。
グレイホーク王国第三位王位継承者、ルクス・ブラックムーア。
地下47階にてサッキュバスと戦いて死す
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誤字脱字指摘
11/21 あき様
ありがとうございました。
11/21 あき様
ありがとうございました。