EmuZ-2000 Format
ここでは、EmuZ-2000で使用されるフォーマットの解説とその作成方法を説明します。
<<テープロードイメージ>>
テープロードは、CPUのクロックとテープ自走速度&スレッショルドの設定により同期を合わせて
エミュレーター上のプログラムから実機と同じように読み込ませることができます。
実機のように数分かかるロード時間を、ブースト機能^^;によって十数秒でロード完了となります。
以下にそのフォーマットの解説を行います。
[EmuZ-2000 Support Tape format]
ここで説明するフォーマットは、今後EmuZ−2000でサポートされるファイルの形式です。
DAT,MZT,MTW,MTIはそれぞれ拡張子となります。
以下にそれぞれのフォーマットを解説します。
エミュレーターへプログラムを食わせるには、ドラッグアンドドロップで行います。
メモリイメージフォーマット |
・MZTファイル(standard MZ Tape format) 700/80KEmu Compatible
Format
ヘッダとDATファイルを組み合わせたフォーマットです。
ヘッダは、WAV2BINやTapeloadなどで作られるやつです。ヘッダに指定された長さの分だけ
メモリイメージからエミュレータメモリへ0番地からコピーします。
このファイルを食わせると、エミュはリセットされ、0番地より実行されます。
たとえば、[a_HED.dat][a_DAT.dat]というファイルがあるとします。
これを「MTW」ファイルにするには、
copy
/b a_HED.dat+a_DAT.dat afull.mzt
と、コマンドプロンプトよりタイプすれば出来上がります。
Header |
メモリイメージフォーマット |
Header | メモリイメージフォーマット | WAVE ファイル |
・MTI(emuz-2000 Mz Tape direct
Image)
この形式のファイルは、純粋にWAVファイルの拡張子をMTIに変えたものです。
純粋なテープイメージです。BASICのプログラムや、1Z001Mの上からロードするようなプログラム
などは、この形式で記録します。すべての部分がエミュ上のプログラムからは、テープデッキにセットされた
カセットテープに見えます。
WAVEファイルのサンプリングレートは「22050」限定です。注意して下さい。
これは、拡張子を「wav」から「MTI」へ書き換えればOKです。
また、うまくロード出来るピッチとスレッショルドが判明すれば、イメージファイルの「0x00」番地より
[0x36][ピッチ][スレッショルド]と3バイト書き換えておけば、エミュは自動的にその値でファイルを
ロードするようになります。
WAVE ファイル |
・EMUZ(EMUZ-2000 state
save image)
この形式のファイルは、ステートセーブ情報が格納されています。
全てのメモリイメージ、パレット情報、IO状態、CPU状態全てが入っています。
エミュレータは、このファイルをロードすると、ステート情報に基づき、再配置を行いセーブされた
PC(プログラムカウンタ)より実行を再開します。
ファイルフォーマット解説は、現在作成中です。
・HEX(intel HEXadecimal
format)
この形式のファイルは、言わずと知れた「インテルヘキサフォーマット8(IHX8)」です。
このフォーマットについては、色々な所で語り尽くされていますので、その解説をご参照下さい。
このファイルを食わせると、エミュはリセットされ、0番地より実行されます。
・D88
または D20
この形式のファイルも、言わずと知れた「PC−88エミュレータ」用のディスクイメージファイルです。
D20は、2000用として拡張子を「D20」にしたものです。
このフォーマットについても、色々な所で語り尽くされていますので、その解説をご参照下さい。
このファイルを食わせると、エミュはディスクからローダーを読み込み実行されます。
このフォーマットを策定された方々に敬意を表します。
・2D
この形式のファイルも、言わずと知れた「X1エミュレータ」などで使用されているディスクイメージファイルです。
このフォーマットについても、色々な所で語り尽くされていますので、その解説をご参照下さい。
このファイルを食わせると、エミュはディスクからローダーを読み込み実行されます。
このフォーマットを策定された方々に敬意を表します。