PanelWriterをWindows_7やvistaで3D表示しよう

- Windows 7 (SP1) 64 bit版での表示例 -
Windows 7 (SP1) 64bit版 での3D表示例

- Windows vista (SP1) 32 bit版での表示例 -
Windows vista (SP1) 32bit版 での3D表示例
 
下記の使用にあたっての留意事項により、実際のPanelWriterの使用にあたっては、
[個人設定/画面のデザイン]を"Windows クラシック"の表示にする事をお勧めします。
(上の画面は、Windows 7やvistaであると明確にするため、敢えてAeroのウィンドウ表示にしてあります)

 
【1. PanelWriterが3D表示されない現象について】
PanelWriter version 0.090a0 実行時に「表示(V)/3D表示ウィンドウ」を選択すると、
「実行時エラー 429 ActiveXコンポーネントはオブジェクトを作成できません。」と表示され
「PanelWriter」自体が強制終了される。
実行時エラー 429 ActiveXコンポーネントはオブジェクトを作成できません

【2.原因】
1.実行時に必要なdx7vb.dll ( DirectX 7.0 for VB のランタイム )が存在しないため。
2.実行時に必要なdx8vb.dll ( DirectX 8.0 for VB のランタイム )が存在しないため。
3.実行時に必要なd3drm.dll ( 旧Versionの3D描画のランタイム )が存在しないため。
・Panelwriterは、3Dウィンドウの描画において、DX7 for VBらのランタイム・ライブラリの呼び出しを求めて処理がなされているようです。
・DirectXは過去のバージョンの動作もサポートするはずですが、DirectX10以降にはDX7forVBらのランタイムが同梱されなくなったようです。 このため、新規にDirectX10以降を導入したユーザは、上記3つのランタイムファイルが存在しないため、実行できません。
【3.対処方法について】
※当方はWindows7(SP1)64bit版 (DirectX version 11)にて動作確認をしているため、
Windows7 32bit版の記述は推定となります。(vista 32bit版は確認しました)
ご了承ください。
[ 以下の操作については各自の責任で行ってください。 ]
1 まずランタイムファイル"dx7vb.dll"、"dx8vb.dll"、"d3drm.dll"を用意します。
DirectXが導入されたxp機のシステムフォルダ(C:\Windows\system32)から
コピーします(具体例:USBメモリーや共有フォルダ越しにコピーします)。

※ もし、手近にxp機がない場合、ダウンロードサイトから入手という手段も
ありますが、当方にてダウンロードサイトの各.dllを用いての検証はしていません。
(各自の責任にてお願いします)

[入手先]
 dx7vb.dll : ダウンロードサイト1 ダウンロードサイト2
 dx8vb.dll : ダウンロードサイト1 ダウンロードサイト2
 d3drm.dll : ダウンロードサイト1 ダウンロードサイト2



↑. Windows Xpのシステムフォルダの内、コピーして抽出の対象となる.dllファイル


2 手順1のファイルをシステムフォルダに格納します。
・ 64bit版の場合はC:\Windows\SysWOW64フォルダです。
・ 32bit版の場合はC:\Windows\system32 (または C:\Windows\System32)フォルダ
です。
Windows\SysWOW64画面0
Windows\SysWOW64画面1
↑. Windows 7やvistaのシステムフォルダの中に、対象となる.dllファイルをコピーする


3 手順2のフォルダ内にある"cmd.exe"を右クリックし、[管理者として実行(A)]をクリック
します。
コマンドプロンプトが開きます。
(ユーザーアカウント制御が表示された場合は「はい」を選択します)
Windows\SysWOW64画面2

4 まず
"regsvr32 dx7vb.dll"と入力し、Enterキーを押します。

regsvr32とはCOMコンポーネントをシステムに登録するために使う、
Windows付属のコンソールプログラムです。
コンソールプログラムなのでコマンドプロンプトなどで実行します。

regsvr32


5 "dx7vb.dll の DllRegisterServer は成功しました"というダイアログボックスが表示されたら、ひとまず成功です。
(なお、"エラーコード0x80070005で失敗しました"と表示されたときは
管理者で実行できていません。→手順3をやりなおします)
regsvr32成功
regsvr32成功dx7vb.dll


6 続いて、
"regsvr32 dx8vb.dll"と入力し、Enterキーを押します。

regsvr32成功dx8vb.dll


7 "dx8vb.dll の DllRegisterServer は成功しました"というダイアログボックスが表示されたら成功です。


8 ( "d3drm.dll" については、regsvr32 コマンドをする必要はありません。)

ダイアログボックスのOKをクリックし、コマンドプロンプトを閉じます
(またはexitを入力して終了します)。




【4.使用にあたっての留意事項】
※当方にて確認した、上記対処後でも起きる不具合などの事象と暫定的な対処方法について付記します。
1
まず 上記1〜8対処の対処作業が完了していない時点での"PNWRITER"のショートカットの
アイコンを設けてある場合、一旦そのアイコンは削除してください。
(実行時「表示(V)/3D表示ウィンドウ」を選択すると、"パスがみつかりません"のエラーを表示などで、
"PNWRITER"が強制終了します。)
改めてProgram Filesなどにある"PNWRITER.EXE"からショートカットを作成し直してください。


2 その後、Windows vista(SP1)32bit版でも、7(SP1)64bit版でも、
3D表示のウィンドウのサイズを[ 最大化 / 元に戻す ]の操作にて、
"実行時エラー"が起き、"PanelWriter"が強制終了される現象を確認しました。
(Windows7においては、Aeroシェイクやスナップの操作をしても現象が発生します。)

 "Windows Aero"など角の丸いウィンドウの場合、従来のウィンドウ実表示領域が微妙に違っており、
Windows98時代からのアプリケーションである"PanelWriter"では、
最大画面時のウィンドウのサイズを、適応した大きさにできないようです。

[ 対処方法 ]
1. ウィンドウの[ 最大化 / 元に戻す ]を、一切しない。
  (Windows7においては、Aeroシェイクやスナップもしない事)

もしくは、

2. (デスクトップ画面の壁紙上空いてるところを右クリックなどで操作し)
  「 個人設定、画面のデザイン 」の設定を
  『
windows クラシック表示にする事です。
  この場合ですと、3D表示のウィンドウ・サイズも追随し対応します。


ウィンドウサイズ変更時のエラー対処法vista
↓Windows 7 <個人設定(画面デザインの設定)> Windows vista↑
Windows\SysWOW64画面1
↑. "PanelWriter"の3D表示を使用中は、画面のデザインを『 windows クラシック 』にする



 

 
by FuJiaXis 2011/Nov/30 , 2011/Dec/06