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Update: 2004年02月09日(月) 23:30
タイトル 嗤う伊右衛門
監督 蜷川 幸雄
俳優 唐沢 寿明
小雪
椎名 桔平
香川 照之
評価 ★★★★
ジャンル 恋愛
制作年 2004年
制作国 日本
上映時間 128分
評論 儚い映画でした。 もともとは怪談話の「お岩さん」がベースなのですが、この話はそれにアレンジを加えて、ラブストーリーにしています。 ラブストーリーといっても、一般的なものと違い、情熱的だったりドロドロした感じはなく(内面は情熱的でドロドロしているのだが・・・)すごく奥ゆかしい感じがして「日本の美」見たいな物を感じました。 また全体を通して映像が美しく、その映像の美しさが、よりこの映画を儚いものにしていました。
この映画の一番の見所は、「岩」という人物の見せ方だと思います。 最初に「岩」が登場したときは気持ち悪いと思ったのですが、話が進み、「岩」の内面を少しずつ知っていくうちに本当にかわいい人だなと感じました。 もしかすると途中で少しメイクを変えたのかな?と思うくらい最初の気持ち悪いというイメージはなくなりました。
正直、この映画を見終わったときはいまいちだなと思ったのですが、時間がたつにつれ、どんどん儚さが胸にこみ上げてきてもう一度みたいなと思いました。 個人的にはこの映画はハッピーエンドだと思っています。(だから「切ない」ではなく「儚い」と言ってみてます)
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