冥皇計画


第3話「聖女摘花」



「リディアなにすんのよ!!・・・でもよかったわね!」

エメリアがしたたかに打った頭をおさえながら、笑顔で祝福する。

「二人の夢がかなってよかった!」

女神官はそう言うと、師匠を抱きしめて口づけした。
美女二人の突然のキスシーンにリシュアは瞠目したが、同時にそのエロティックな光景につい見とれてしまった。
リディアはエメリアを引き剥がすと、女神官を指さし

「こいつ・・・女もいけんのよ・・・。レズ教団出身だし〜。」

エメリアは憤慨した様子で、両手を腰にやり胸を張った挑戦的なポーズで

「だったらバラしちゃうけど、寂しい寂しいって言って、泊まりに行く度にわたしのベットに潜り込んできたのは、どこのだれだったかしら〜?」

リディアは、うっと一言、言うと黙り込んでしまった。
それを聞いたリシュアの頭の中は、二人の美女が絡み合う姿で一杯になってしまっていた。
15歳の健康な少年は、すごく仲の良いこの二人がそういう関係じゃないかと妄想したことに心当たりがあって、妙に興奮を覚えて股間が熱くなってしまった。


二人の美女は微笑むとリシュアの左右に座った。
リディアに寝間着の上を脱がされると、エメリアにベットに押し倒された、憧れの聖女の唇がリシュアの唇と重なる。彼女は自分の長い黒髪がリシュアにかからないように、何気なくかきあげたが、それはリシュアにはとても扇情的な仕草に見え、興奮がさらに高まる。
何度かエメリアと唇を合わせるだけのキスした。彼女は唇を一旦離すと、うっとりした表情でリシュアの薄い胸板に頬ずりし、そこここにキスの雨をふらせ始めた。
聖女の唇がリシュアの乳首を愛撫しだすと、堪らずリシュアは声を漏らしてしまう。
いつのまにか、リディアは寝間着を脱いでいて、黒いきわどいデザインのショーツ一枚でリシュアの首に抱きつくと、耳元で

「リシュア、かわいい・・・」

と呟くと唇を重ねてきた。リディアの舌が彼の口腔の中にもぐりこんでくる。リシュアが反射的に自分の舌をからめると、リディアは一瞬驚いたような表情を浮かべた、しかし次の瞬間にはうっとりとした表情で、さらに激しく舌をからめてきて、歯茎や歯まで愛おしげに舐め回された。リディアの唾液もたっぷりとリシュアの口にそそがれ、喘ぐように息をしながらリシュアはそれを味わった。リディアの唾液は甘いような気がした。
彼女は唇を名残惜しげに離すと、瞼や額、頬などにキスをしてくれ、

「脱がすね・・・」

というと上体を起こしてリシュアの寝間着の下に手をかけた。エメリアも上体をおこし、彼女を手伝うと、リシュアは下着ごと二人に寝間着を脱がされてしまった。
そこには彼の華奢な体に全然そぐわないほど逞しい、肉棒が反り返っていた。

「すっごい元気、一度だしちゃおうか。」

リディアは淫靡な笑みを浮かべると、リシュアの両足を広げてその間に座った。リシュアは恥ずかしさに手で隠そうとするが、リディアにおさえられてしまった。

「あんたも脱ぎなさいよ、旦那様だけに恥ずかしい思いさせるつもり?」

リディアがエメリアに言うと、恥ずかしそうに前合わせの寝間着を脱ぎ始めた。
エメリアの透き通るような、すでに上気してピンク色の瑞々しい肌が露わになる。やわらかそうな大きな胸が目に飛び込んでくる、思わずリシュアは右手を伸ばして彼女の胸を触ってしまった。彼女は一瞬身を固くしたが、ふにゃふにゃとリシュアに倒れ込んできた。

「ああん・・・ダメぇ・・・・なんかすごく気持ちよくて、あったかくて、力がぬけちゃうの・・・・・。」

リディアが両手で捧げ持つようにリシュアの肉幹をつかむと、象牙細工のような美しい10本の指でやさしくしごいてくれる、もうリシュアのそれは、先端からの透明な液で濡れそぼっていて、リディアが少し唾液をたらすだけで、スムーズにしごかれてしまう。
リシュアは聖女の右の乳首を吸いながら、左の胸をふにふにと揉む。エメリアはそのたびにのけぞり、嬌声をあげる。

「ああああ、やっ・・・おかしいの・・・胸だけで・・・またいっちゃいそうなの・・・。」

リシュアがエメリアの腰のあたりに目をやると、彼女は彼が想像していたよりも、ずっときわどいデザインのレースの白いショーツを身に着けていて、そのかなり小さい三角の薄い布がしっとりと濡れて貼り付き、彼女の淡い繁みや性器の形が露わになっていた。リシュアがそこに手をのばそうとすると、リディアが肉幹を口に含みだす、湿った唇が肉幹をなぞり、紫色の口紅を引いた唇がきゅっと絞られ、リシュアのペニスを頬張りながらリズミカルに往復する。リディアがフェラチオしてくれているという事実だけでイキそうになるのに、こんな快感をあたえられて、リシュアは女の子のように声をあげ、ガクガクと腰がうごいてしまう。
リディアが顔にかかる髪を指でかきあげながら、上目遣いでさっきより速いリズムでリシュアのペニスを唇でしごく、その表情は口にまとわりつく粘液の密着感に恍惚としていて、彼女の右手はショーツの中の自分の性器をまさぐっていた。

「あぅ、でちゃうよ!・・・・あっ出る!」

ついにリシュアが射精し、愛しい師匠の口の中に大量のザーメンをぶちまける。

びゅ、びゅ、びゅくびゅく、びゅる 、ぴゅ

リディアは切れ長の目を切なげに細めると、愛しい弟子の精液を飲み下す。彼女のザーメンを飲み下す息づかいがリシュアにも聞こえて、それに興奮して射精し続けてしまう。
彼女は口の中で粘つく濃い精液を全て飲み下すと、唇を離して口の周りについた精液の残滓をいやらしく舌で舐めとった。そして、興奮で息を荒げたまま、まだ飲み足りないという風に口元に右手の指をあて、左手で乱れた灰色の髪を直すと、リシュアの顔を見あげて、ニッコリと微笑み

「ごちそうさま♪・・なんか普通の精液と違って甘くて果汁みたいな不思議な味・・・大好きな人のだからなのかな?・・・・すっごく感じたし、美味しくて飲みながら軽くイッちゃった♪・・・・もっと飲みたいな♪」

リディアはそう言うと、エメリアにも舐めてみるように言った。
エメリアは真っ赤になって躊躇いながらも、好奇心に満ちた目でリシュアの肉幹に顔を寄せ、残った精液を舐めてみる、最初は目を瞑りながら恐る恐るだったが、やがてペニスを愛しそうに両手で包みこむと、ぎこちない仕草で口に含み、リシュアに見えないように手で口元を隠しながら、きれいに舐めてくれた。
リシュアは自分だけの聖女様の、ぎこちない愛撫と乙女の恥じらいの仕草にまた興奮してきて、彼女が口を離すと、彼のものはまた逞しく反り返り、それを見たエメリアが小さな悲鳴をあげた。

「聖女様、生まれて初めてのフェラチオはどうだった?前からリシュアのおちんちん、しゃぶりたいしゃぶりたいって言ってたでしょ?」

リディアが意地悪な笑いを浮かべながら言うと、リシュアだけの聖女様は恥じらいながら

「もう・・・バラさないでよ・・・恥ずかしいんだから・・・。あの・・その・・・わたし、男の人の精液ってはじめて舐めたけど・・・こんなに美味しいものなの?」

リディアがかぶりをふり、ニタニタと笑いながら

「普通は、すごく苦くて不味いよ?愛情がなければ、飲みたいなんて思わないくらいかな。それに精液の量も普通の人よりすごく多くて、たぶん大きめのワイングラス1杯分くらい出たと思う。これって非常食とか、おやつにいいかも♪多分、私たちの旦那様の精液は味も量も特別よ?体にもよさそうな味だし、これから毎日のませてもらわなきゃね♪」

リディアがなんだかスゴイことを誇らしげに言うと、驚いたことにエメリアも笑顔で何度も頷いていた。


リディアは仰向けに寝ているリシュアを起こすと、キスをしてきた。舌をすぐ入れてきて絡めてくる、リシュアも迎えるように舌を絡める。彼女は目を瞑ってキスを味わっていたが、いきなり唇を離した。リシュアは唇で追おうとしたが、リディアにお預けとばかりに、彼女の細く長い指が二本、彼の口にやさしく挿し込まれた。
そして彼女は切れ長の目を細め、うっとりとした表情で歌うように言った。

「やっぱ、キスもすごいわ・・なんというか・・テクニックがあるとかじゃなくって、舌をからめられると、それだけで子宮が痺れちゃって濡れちゃうの。」
「あっ!」

エメリアも何か思い当たったらしく、

「さっき胸をさわられただけで、わたしも軽くイっちゃたの・・・。こんなの初めて。」
「私たちの旦那様はおちんちんだけじゃなく、手も舌もすごいのかも。」

リディアは独り言のように言うと、うれしそうにうんうんと頷く。
するとリシュアが思い出したように無邪気に言う

「時々にお蓮さんに手でしてもらったけど、なにも言ってなかったよ?」
「え!!!!?」

二人の女性は廊下に確実に聞こえるぐらいの大声で驚きの声をあげた。

「ちょ、ちょっとお蓮とはどこまでしたのよ!?」

リディアが動揺を隠しきれない様子で、聞いてくる。

「塔に遊びにくるたびに、服の上から手でしてくれるかな?」

エメリアがリディアに怒気を含んだ声で

「ちょっと!リディア!お蓮って一体だれなのよ!?」

リディアも柳眉をつり上げ、

「お蓮はわたしの最初の弟子でね、冥皇様の情報をあつめてもらってて、年に2、3回、塔に来てたのよ。普段はくそ真面目で淑女でございって顔してるくせに!それにしても・・あのくされ年増めぇ・・あたしの可愛いリシュアを!」

エメリアも

「どうせ十人並みくらいの、たいした女じゃないんでしょ?わたしのかわいいリシュアちゃんを弄んで!許せないっ!」

自分達の年齢を棚にあげて、胸をたゆん、ぷるんと揺らせながら、ショーツ一枚のリディアとエメリアがそれぞれに悪態をつきながら拳を振り上げ怒る。


リシュアは二人ににっこりと笑いかけながら

「二人は怒ってもすごく綺麗だよね。」

そう言われると二人は嬉しくなって赤面してしまう。
それを見て微笑するとリシュアは言葉を続ける

「あの当時は二人がボクのこと好きだなんて想像もしてなかったし、お蓮さんはボクの悩みのいろんな相談にのってくれて、男女のこととかいろいろ教えてくれたんだ。ぼくが師匠の裸をみて悶々としてることを話したら、オナニーの仕方教えてくれたりとか・・・。だから、お蓮さんを悪く言わないでほしい。」

二人は黙ってリシュアの話を聞いていたが、エメリアが寂しそうに

「リシュアちゃんはお蓮さんという方を抱きたいと思わなかったのですか?」

二人の美女が愛する少年は答える

「ぼくだって男だから、それは思ってたけど・・・優しくてすごく綺麗な人だから・・・。でも、お蓮さんは人妻だし、彼女も服の上から手でするだけならって約束だったから。」

エメリアはすこし機嫌を直したようで、微笑を浮かべながら言った。

「そうでしたか・・・。」

リディアも苦笑しながら呟く。

「でもなんかすごく悔しいわ・・・あとで、お蓮をいぢめよう・・♪」

するとエメリアが突然、何か思い出したらしく不機嫌そうな顔をして

「リディア!よく考えてみたら、あんたが裸で挑発してたのが悪いんじゃない!」

師匠は気まずそうに苦笑したが、やはりなにか思い出したらしく

「あんただって、見習い神官の女の子が着るミニの作業着とかでうろついて挑発してたじゃない!このコスプレ神官!」
「あれは元々わたしので、暑いからきてたんですぅー。」

エメリアが子供がだだをこねるような言い方で頬をふくらませながら反論する。
リディアはさらに詰め寄ると

「じゃあシェレイド神殿でもあんな格好でうろついてた訳!?聖女様があんな格好じゃ、参拝に来た信者が卒倒するわよ!露出狂神官!」

二人の言い合いはまだまだ続きそうだったが、ペニスが痛いほど勃起しているリシュアはそろそろ我慢できなくなってきた。


リシュアは切なげな声で

「ボク初めてだから、これ以上我慢できないよ・・・。二人をすぐにでも抱きたいんだけど、ダメ・・・・かな?」

言い合いしていた二人だったが、その言葉をきいて一気に愛しさで胸が熱くなった。
リディアが頬を赤らめ、艶っぽい表情で微笑むと

「じゃあ、私たちが並んで横になりますから、脱がせてくださいね♪やっぱり、最初は脱がしてみたいでしょ?」

リシュアが興奮で軽く目眩を覚えながら頷くと、リディアがエメリアに目配せする。
二人は1つのベットに並んで横になり、脱がしやすいように膝を立てる。
リシュアはまず、リディアの右側に座り、濡れて股間にべったりと張り付いてるショーツを引き下ろしにかかった、リディアは少し腰を持ち上げて脱がすのを助けてくれた。
引き下げるときに、愛液が糸のように性器からのび、それに興奮をおさえきれなくなったリシュアが、美脚からショーツを完全に脱がす前に、リディアの性器にむしゃぶりついた。お蓮さんに教わったことを必死に思い出しながら、彼は女魔導師の性器を舌で貪る。

「ああ・・・ああああ・・・・リシュアああああ・・・だめぇっ・・・・」

シーツを必死に握りながら、女魔導師は快感に耐える。
リシュアはリディアの美脚の間に滑り込むように移動すると、より深く師匠の股間に顔埋め、子猫がミルクを舐めるような音をたてながら、キスをし、啜り、舐め回した。

「おかしくなっちゃう・・・こんなの・・・初めて・・・・ああああ・・・」

快感に溺れながらも、リディアは自分の指でヴァギナを広げ、愛しい少年がもっと深く貪れるように、手助けした。
とめどなく溢れるドレッシングのような愛液に、少年は内心驚いていたが、牡の本能に翻弄されながらも、大好きなリディアが喜びの声をあげてくれるのが、嬉しくて堪らなかった。

「ねぇ・・・あああうううう・・・リシュア・・・こっちも吸って・・・お願い・・」

リディアが自分の花弁の合わせ目の上のほうにある、ピンク色の肉芽を自分で露出させ、愛撫をねだり、腰をもちあげ彼の顔におしつけるようにすると、リシュアはそれにむしゃぶりつき、師匠の一番敏感なところさらに大きな音をたてて、吸った。

「あ・・あ・・・・強すぎる・・・だめえええええ・・・・・あ、あふ・・」

リシュアは我を忘れて、師匠の性器への口唇奉仕に没頭していると、いつのまにかエメリアが、彼の体の下に潜りこんでいて、腰を抱くようにしてリシュアの肉棒を口に含む。
その表情からは、いつもの聖女の慎み深さや清楚さは影を潜めて、愛しいリシュアのペニスを根本まで口の中に頬張ろうと、一心不乱にリシュアの腰を抱き、汗まみれでフェラチオ奉仕する生身の女エメリアの姿があった。
いつも、慈愛深い女神のように微笑んでくれた聖女エメリアが、あんな淫靡な表情で髪を振り乱しながら、自分の肉棒にぎこちないながらも一生懸命に奉仕してくれる、嬉しさと快感にもう射精を我慢するのが難しくなってきた。

「ああああああ・・・・・リシュアああ・・・きちゃう、あぁぁぁぁぁぁぁぁああ!!」

ひときわ、リディアが腰を跳ね上げのけぞると、愛液が飛沫が迸り、リシュアの顔と彼女の太股をしとどに濡らした。
弟子の執拗な激しい愛撫で絶頂に達してしまった、リシュアの女師匠はぐったりとベットに仰向けに倒れ込み、美脚を開いたまま、目も虚ろで荒い息をしている。
エメリアはまだリシュアの下にいて、肉棒を貪っていた。彼はエメリアの頭を手でやさしく撫でると、一旦、口腔奉仕をやめさせる。リシュアは自分でリディアの横に寝ると、エメリアに自分の顔に跨るように促した。エメリアは快感の期待に潤んだ目で、素直に彼の言葉に従い顔に跨ると、再びリシュアの愛しい肉棒を口に含んで奉仕を再開した。彼はむっちりとしていて張りのある聖女の美尻を揉みながら、たっぷりと愛液を含んで滴が滴っているショーツ越しに、エメリアの秘所を舐めた。

「リシュアちゃんの唇が・・・・ああああぅうう・・・夢みたい・・い・い・・」

切な気な吐息を漏らしながら、聖女が喘ぐ。

「好き・・・大好きなの・・・・リシュアぁあぁぁあ・・・・・・」

軽いエクスタシーを感じたらしいエメリアは、すこしぐったりしたが、すぐに上体を起こすと

「わたしばっかり気持ちよくなってゴメンね・・・がんばるから・・・口にだしてね・・」

彼女はそのままの体勢で、リシュアのペニスを頬張り、歯をたてないように細心の注意を払いながら、リヴィアのやり方を思い出しながら唇をすぼめ、下半身の疼きに耐えながら、上下にテンポよくペニスをこすりあげる。彼女は何度も切なげな吐息をもらし、その熱い吐息がリシュアのペニスを心地よく刺激する。

「エメリア・・・・あぅ・・・・でるよ・・・・・・」

彼女は両手に捧げ持った愛しい肉棒をすこし強くしごき、亀頭だけを口に含んで、射精を待った。すると熱い肉棒が口の中で爆ぜ、精液が喉の奥を直撃する。リディアのように舌で射精の勢いをころすことを、知らなかったエメリアは直接、喉に向けて射精されてしまい、むせてしまった。せき込んだ拍子に口から肉棒が抜け、半分以上がエメリアの美貌や艶やかな黒髪を汚し、滴った精液は胸や形のいい臍をよごした。
そのあと、エメリアは顔や髪に飛び散った精液を指ですくって口に運びだした。
自分の精液を美味しそうに口に運ぶエメリアに、気の毒な気がしたリシュアはタオルを取ってきて差し出したが、

「わたしで出してくれた初めての精液だから、すごくもったいなくて全部飲まないとって思っちゃうの、はしたない女でごめんなさい。」

と聖女と呼ばれた女性とは思えないような、直接的な淫靡な表現に、愛しさで胸が熱くなった。

リシュアの肉棒は二度射精しても全然萎えておらず、相変わらず反り返っていた。

「エメリア・・・挿れていい?」

リシュアが恥ずかしそうに言うと、エメリアの胸にも切実に愛しさがこみ上げてくる。
エメリアが小さく頷くと、リシュアはベットに彼女を押し倒し、ショーツを脱がせた。

「わたしも初めてだから・・・優しくしてね・・・・お願い・・」

エメリアは消え入るような声で耳元でそう囁くと、リシュアに身をまかせてきた。
実際はエメリアのほうが頭一つ分ほど背も高く、年齢もかなり上なのだが、今のリシュアには彼女が、か弱い少女に見え、いつもよりもずっと小さく感じた。
リシュアは自分の陰茎を握り、エメリアの膣口をさがしていたが、リディアの性器を舐めながらよく観察していたので、すぐに解った。随分、性器の形は個人差があるんだなと、内心、妙に関心しながら、透き通るようなピンク色の充血しきった花弁を分け入り、膣口を押し分け、エメリアの中にずるりと進入する、処女膜の破れる強烈な痛みに耐えるために、エメリアはリシュアが苦しいくらいに強く抱きしめる。

「エメリア・・・ありがとう・・・。」

リシュアは思わず、処女を捧げてくれた嬉しさから礼を言うと、彼女も

「私は本当に幸せです・・・ありがとう・・・こんな幸せな気持ちになったのは、生まれて初めてかも・・・・愛しています・・・旦那様・・・。」

聖女はポロポロと歓喜の涙を流し、目を閉じると唇を重ねてきた。
キスをしながらエメリアは、この強烈な痛みはこの幸せに対する罰なんだと、そう思わずにはいられなかった。


口づけを交わしながら数刻の時間がながれた、するとあれほどの強烈な痛みと腰の重さが嘘のように引いてしまった。その代わりにじわじわと快感が襲ってきて、子宮に堪らない痺れが走り、リシュアとつながった所から暖かいオーラのようなものを感じた。
全身から力が抜けて自分から動くことはできないエメリアは、自分から言うのは、はしたないことだと思いながらも、

「すきなように動いてください。もう大丈夫ですから・・・お願い。」

リシュアは最初はゆっくり動いてみる、エメリアは甘い声はだすが、痛がらないので、少しずつペースをあげた、しかしかなりエメリアの膣内はきつく、すぐに射精感が襲ってくる。

「我慢しなくていいですから、早く私を貴男の物にして・・・・・。」

エメリアの哀願に深く腰を使うと、子宮口をペニスの先端がノックする、その瞬間にリシュアのペニスがエメリアの膣に強く握りしめられ、精液を膣奥に吐き出してしまう。

びゅく、びゅっつびゅるる、びゅっ

彼女も同時に達したらしく、エメリアは幸せそうに気絶してしまった。

少し余韻に浸っていたリシュアだったが、萎えたペニスをエメリアから抜いた、するとエメリアの膣内から自分の精液が流れだし、エメリアの愛液と純潔の証と共にシーツを汚した。


「おわったかい?」

後ろから、いつのまにか起きあがったリディアに声をかけられる、どうやら寝たふりをしていたらしい。

「いやさぁ〜エメリアの邪魔するのが気の毒でねぇ、寝たふりしてますた。」

微笑を浮かべながら、全裸のリディアは煙管に火をつけると一服しだした。

「もう朝だねぇ・・・」

カーテンの隙間から差し込む朝の光を見ながら、煙を吐き出し、リディアが呟く。
リシュアはおづおづと聞いてみた。

「リディアは満足できたの?」

リディアはやさしい笑みを浮かべると

「これからずっと一緒だし、わたしはあせらない主義だからさ。それにさっき久しぶりにおもいっきりイケたしね♪気にしてくれてありがとね。愛してるよリシュア。」

リシュアも

「ボクも愛してるよ、リディア!」

そそくさと入浴の準備をするリディアの頬が少し赤くなっていた。



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