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3ヶ月間計画してきたチャーリーさんの東京ライブが、何とか無事に9日の夜終った。一安心。 今まで何度も彼の伴奏をして来たが、大きなイベントの中で数曲やるのが精一杯だった。それはしょうがないのだが、僕は彼の一ファンとして、一度Charlie McCoy Live、つまり彼のメインのライブをやりたくてしょうがなかった。もちろん一から彼を呼んでイベントをやる力は僕にはない。しかし今年も京都に永冨さん主催のコンサートでやってくる、その流れでやらせて貰うしかない、このチャンスでやるしかタイミングはない。 と言う訳で連休明けの平日、条件は良くないが10月9日に決定。場所は吉祥寺スターパインズカフェ、収容人数150前後。ちょうど良いかんじ。
先ずは何から始めればいいのか。。。メンバー集めないと!チャーリーと僕二人でやる事になる!それも嬉しいけどとりあえず嫌だ(笑 先ずは山口玉三郎、尾崎博志、このお二人にすぐ連絡。二人ともギタリストでもあるうえ玉三郎さんはキーボード、バンジョー、アコギで、博志君はスティールギターで、僕よりも数倍優れたプレイヤーである。僕はギター以外に何が出来るんだろう?ハーモニカ!!今回吹けるわけが無い!(笑 で、重要なリズムセクション。やはりラストショウのお二人、河合徹三&島村英二さん。最強だ。メンバーは決まった。それより前に松田幸一さんにはこの計画はお話していた、チャーリーを呼ぶのにやはりアリさんには絶対来て頂きたかった。快くOK!感謝です。 更にシンガーのゲストも来て頂きたかったので、チャーリーと古くからの仲間、永冨研二さん、Keiko Walkerさんに来ていただく事が決定。
次は何だろう?宣伝だ、フライヤ創らないと。と、相方がデザインを進めてくれる。強い味方だ。そうこうしているうちにアリさんから連絡が。「モリダイラ楽器さんが協力してくれる」と、これまた強い味方。ちょうどチャーリーが愛用しているHOHNER社の代理店、しかもHOHNER150周年、なんと良いタイミング。記念のハーモニカを100個限定で作って下さり、当日配ることに。「Charlie McCoy 2007 Tokyo Japan」とロゴ入り。 それらの情報をフライヤに組み込んでいく作業、大変だった。ここをもう少し強調して!いや、しかしこれがもっと目立たないと。。そうすればメンバーの名前が小さすぎる、出来たと思ったら肝心の地図が無い。。チケットはどこで買うのだ!!載ってない、、とか、、(笑 チケットの値段も決めないと。必用な経費など全て計算し、ギリギリ5500円前売りで決定。 苦労の末、素晴らしいフライヤをデザインしてくれた。感謝します。 すぐに印刷屋さんに入稿、1500枚発注。届いてすぐに必用なところへ配りに回る。すでに残り少ない。後に1000枚発注、それも殆んど無くなった。
お店に打ち合わせに行った。チケットは店頭で販売するのみ。予約も出来ないと。困ったな、手売りでチケットをちまちま売り歩くのか。。そんな暇は無い、最低でも120〜30売らないと借金だ。。 そこでShogo Brandさんが前売りチケットのお世話を担当して頂くことに、またまた強い味方が。HPでチケット購入サイトまで立ち上げてもらい、大変お世話になった。
ある程度準備できたかな?と、いやいや、肝心の曲が何も決まっていない。 持っているチャーリーのCD、実家に置いて来た彼のレコードを全て引っ張り出して見た。かなり沢山のアルバムを出しているな。。しかしまだ足りない。ネットで検索、足りないアルバムを全て購入。「Area Code 615」「Barefoot Jerry」のアルバムも出してきた。レコードの音源は全てmp.3に変換し、CDも全てPCへ。かなりの曲数である。同じ曲も数テイクある。どれでやろうか悩む。 とりあえず必ずライブでよくやる曲をピックアップし、今回の編成では厳しいものを削除。それに彼が今回出したアルバムから3曲プラス、メンバーそれぞれがやりたいものを聞きプラス。僕もやりたいものをプラス(笑 チャーリーの演奏曲、20曲が出揃った。いつもなら1枚の紙切れにコードネームを数字で書く、ナッシュビル・ナンバーシステムなる簡単な譜面で演奏する。チャーリーはそれを汚い字だがとても簡潔に書く、曲の流れが非常に理解しやすく、誰がどこで弾くなどわかりやすい。しかし今回はそういう訳には行かない。ここは東京、5線譜で挑戦だ。 日ごろ、尾崎博志くんの書く譜面に関心、これは是非この機会に彼から習おうと、先ずペン先が写譜専用になっている万年筆を捜し歩く。なかなか売っていない。。。やっとデパートの本屋のレジのガラス棚に発見!何で文具屋になかなか無くて本屋にあんねん!! 毎日毎日演奏から帰ると次の日の演奏の準備、合間に譜面書きの作業、ちょうど苦手だったから良い勉強になった。1週間で20曲出来た。結果、まだまだ完璧ではなかったけど(笑。 そうしているうちに京都で演奏する分の資料が届き、こちらはナンバーシステム。どうも目を通すとこれを見ながらの当日演奏は危険すぎる。殆んど自分で書き直し。 何とかギリギリで関西に帰るまでに音源、譜面をメンバー方々に送り、フライヤは2500枚全部配り、関西分の準備も完了し、とりあえずそこまで準備した状態で関西へ。永冨さん主催のライブを4日間ほどこなす為に。 京都でチャーリーさんと2年ぶりに再会、飛行機がかなり遅れたようで疲れきっている。頭の中は関西で演奏するRosie Flores、宮前ユキさん、そしてチャーリーの曲でいっぱい。東京ライブの事は全然考えられない状態。チケットの売れ行きも心配。 関西終了後、8日チャーリーと二人で新幹線で東京へ戻る。正午から都内でリハーサルなので朝早い、すでに数日ライブをこなして彼も疲れている。僕もそう。 1時間2ステージ分の曲順が全く決まっていなかったので、移動中彼にリストを見せた。セットリストを作ろう、と。僕はこの20曲+ゲスト4曲、+それぞれがDUOでやる曲を入れれば多すぎると思った。が、その場で「増やすよ」と。 え〜〜〜〜〜!!! まだ増やすんかいっ!たのんまっせ。。。絶対多いって。。。と思ってるうちに曲を書き足している。4曲、5曲と増えている、、うそん、、絶対余るわ、、 そのうちに1ステージ目の曲順があっという間に完成。見ると15曲ある。 2ステージ目が14曲、アンコール2曲。全てほんの数分で完成。準備していた曲全てと、プラスした曲全て、ゲスト分4曲が綺麗に並んだ。心配だった、時間内に納まるのか。。。 しかし後にアリさんが言った、「やる気や、ってことやで」って、その通りである。 東京到着、そのままスタジオへ。少し6人入るには狭い部屋だったかも。最初、やはり皆さん緊張感ばりばり。しかし数曲やると和む、玉さんもさりげなくムードメーカーに。チャーリー演奏分20曲以上がすらすらと進む、皆さん流石だ。1曲やっても確認の為3回やる程度。チャーリーはどんどんテンション上がる。予定よりもかなり早く終了。 あとはゲストの方の分4曲と、突然増えたチャーリーの曲を当日再確認するだけになった。 明日本番が楽しみでしょうがない。 吉祥寺のホテルまで河合さんの車でチャーリーを送る、大変助かった。 その夜、チャーリーさん一人でいきなり吉祥寺に放ったらかしはあまりに無謀なので、もう一度待ち合わせて食事。 初めてかも知れない、あんなに沢山話をしたのは。古い録音のお話や、あの曲で一瞬吹いてるあのハープはチャーリーさんですよね?とか、それを録ったときの笑い話や、「そやけどお前なんでそんなふるい曲ばっかり知ってんねん、、」って不思議そうに言われたり。 でもやっぱりお互い疲れてる、見え見え。。 早めに終了、帰って爆睡。 明日の事??成るように成るわい。。。。
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2007年10月12日(金)
No.84
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