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フイルムの感度について。 投稿者:名ばかりの家主、あきらん+(MAIL) 2003/06/26(Thu) 13:39 No.10 [返信]
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◆ネガにもデジカメにもASA100とかの表示はあるようですが、このASAってのが感度になるのです。この表示が多いほど高感度になるのです。ASA100のフイルムに比べてASA400のフイルムは4倍感度が高いと言えます。シャッタースピードでは2段違うんだそうです。では、感度が高いとどういいのかわからないですよね。それにフイルムを入れる時にそんなの設定したっけっか?それで普通です。私が一昨年購入しました大昔のマニュアル一眼レフOM-1には感度設定ついています。ダイヤルのようなものです。では、比較的新しいと思われるEOS-3はどうでしょうか?感度は設定できますが普段はしないのです。それは何故なのでしょうか?感度が違うって事は、ASA100のフイルムに比べて早くフイルムが感光するのです。だから感光濃度が同じだったら速いスピードでシャッターが切れるのです。大事じゃないか… ◆フイルムを見てみましょう。パトローネと呼ばれる金属の筒(35mmフイルムの場合)に銀色と黒の模様が付いているはずなのです。これは私もよくは知らないのですが、感度設定が同じなら同じような模様のはずです。実はカメラ側のフイルム室の中に電気接点がでているはずです。これが導通するかどうかによってカメラ側では感度設定を自動的にしているのです…。塗られているところは導通しないから…。これをDXコードと言います。 ◆マニュアルのカメラを使うと理解出来るのですが、フイルムの感度設定は忘れがちです。でも、何故かみんなきちんと撮れます。それは自分のお気に入りのフイルムを各自決めているからなのです。滅多にダイアルは回しません。私の場合は基本的にASA100の36枚撮りと決めています。で、フイルムを変えた時だけ感度設定を変えます。逆に言いますとその程度ものかもしれないけど…でも、それだからこそ忘れて当たり前かもしれません。で、フイルム本体に感度設定をつけようと言う事になったと想像されます。 ◆では、私は何で感度の低いフイルムを使うの?今の主流はASA400だよとちょっと詳しい方はおっしゃるでしょう。その通りです。それはフイルムの粒状性と関係があるのです。何故だか知りませんがASA感度が低い方がフイルムの粒子が細かいらしいので大きく伸ばした時にかなり違いが出ます。具体的にはASA100で4つ切りまでだとしたら、ASA400では粒子が分かるほどです。そしてASA800でしたらL判でも粒子が分かります。つまりは仕上がりのイメージとしては感度が高いと大伸ばしには向かないかもしれないという仮定が成り立ちます。でも、それも表現の一手段だと割り切れば、素敵なフィルターです。 ◆それともう一つ忘れてはいけない事があります。色の再現性はASA感度の低い方が何故か綺麗に出るのです。自然な感じに仕上がります。プロのスタジオ撮影なんかではものすごく明るい照明やストロボを使って平気で公称感度ASA50とかASA64とか使う位です。 ◆それと私の場合ですが、レースでもカメラを流して被写体を止める表現をしますので、高速シャッターを切る必要がほとんどないからなのです。最近はじめた鳥の撮影ではぶれるので、高速シャッターを切る必要性が出てきましたので、高感度フイルムもこれからは数本在庫するとは思います。でも、フイルムの感度って高くても低くても値段が高いのですよ。悩むなあ… ◆デジカメの場合ですと基本的な考え方はフイルムのカメラと同じだと思います。でも、高感度の設定をすると画面にノイズが目立つのだそうです。やっぱりグリップをしっかりして撮影テクニックを上げていくのが綺麗な写真を残す手段だっていうのは今も昔も変わらないようであります… ◆仕上がりなのですがシャッタースピードが違うという事は、特に動きのある被写体では全く違う描写になります。例えば鳥の羽が止まっているのと動いているのでは全く違う印象を見る人は受けると思います。だから全く別の表現をするフイルムだという結論なのです。面白いですよ。
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